Sue's Blog

クリスチャンでセクシャルマイノリティのSueのひとりごとやGay Lesbian human rightsリンク集

キリスト教と同性愛

2005-08-12 | Christianity
クリスチャンであることと同性愛者であること。
この問題は今、世界中のキリスト教会でもめにもめている。

聖書では、神様がこの世に男と女を創られた。ふたりは結婚して云々と・・・書かれているし、
男が男を求めるのは罪とも書かれている。

この聖書の言葉によって、保守的なクリスチャンは同性愛者を罪深いものとし、教会から排除し、
過去にAIDS/HIV患者へのひどい差別的発言を行ってきた。これまで多くの同性愛クリスチャンが
自分を罪深い存在であると悩み苦しんできた。

しかしこれまで保守的とされてきた聖公会で、自分がゲイであることを公言しているアメリカの牧師が
主教に選ばれたこと、そして同性愛者への差別的発言への謝罪などによって、世界的大組織である聖公会
が組織分裂になりかねないくらい大いにもめているわけだ・・・。

この議論に関していえば、私は教会組織にそれほど貢献をしているわけではないし、
教会組織をどうすればいいのかなどの判断はくだせない。

ただ言えることは、同性愛者であっても、神を信じ、主を信じ、その大きな愛によって救われた
クリスチャンが大勢いるということはまぎれもない事実だし、同性愛者だろうが異性愛者だろうが
同じ弱い弱い人間で、主によって同じように生かされているということだ。

そして何よりも、人間は過ちを犯す、完璧な存在ではない。
ただ神のみが絶対に正しく、完璧な存在なのだ。
その神を信じる自分がクリスチャンであり、同性愛者であるのだから、前をしっかり見つめて顔をあげて
生きていけばいい。自分を罪深い存在などと悩み苦しむことはないのだ。