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感謝の形

2011-04-04 20:50:05 | 災害救援
気仙沼に入り初めて個別給水作業をしました。

水道局の係員さんに案内され午前中に行く場所、
午後になってから給水する地域を先ず見て回りました。

そこに地域の世話役さんが加わり、
老齢の方が住んでいる所等、
極め細かな情報を教えてくれながら指示をしてくれました。

段取りも調い実働し始めるものの、
それほどの時間が掛からず回れてしまいました。

世話役さんに「他に行く場所は?」と聞くと、
「他の地域は違う人が入っているから休んでいててよ」
てなことに。

休んでいても仕方のないことなので、
指定地域内の入れる道は奥まで進むようにしました。

入って行き、大きな声で給水をすることを叫びました。

最初は何事かとけげんそうな顔で見ていた人たちが意味を理解したのか飛び出してきました。

とりあえず出て来、とって返してポリタンクを持ってまたみえました。

「初めてよ。今日まで川の水を汲み、沸かして飲んでたのよ。ありがとうね」

異口同音に皆さんが言っておりました。
回覧板では一軒20リットルということになっていたようでしたが、
「空いている入れ物か、バケツの中に使っていないゴミ袋を入れたものでも良いですよ」
と案内しましたら、抱えられるだけの容器を抱えて再度出てこられました。

空き容器は軽いのですが水を入れると高齢の方は持てません。
案内してもらいながらの宅配もしました。

水の来たことが嬉しかったのか、
宅配したことのお礼なのか、
いろんな物をいただきました。

遠慮するのも申し訳ないので素直にいただいてきました。

「電気は来ない。水も無い。電話も通じ無いし、携帯電話はドコモだけ。その上仕事は解雇。家を流された人もたいへんだけど、家が無事だった俺たちもたいへんさ」

相づちをうつ以外の言葉はありませんでした。
そんな中でくださった品々です。

ありがたく食させてもらいました。

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