熱中症とは、暑熱環境で発生する障害の総称で、熱失神、熱疲労(熱ひはい)、熱射病、熱けいれんなどに分けられます。この中で最も重いのが熱射病で、死亡事故につながります。
熱中症事故は、無知と無理によって健康な人に生じるものであり、適切な予防処置さえ講ずれば防げるものです。ひとたび事故が起きると人命が失われるだけではなく、指導者はその責任を問われ、訴訟になる例もあります。
人の体温は、脳に組み込まれたサーモスタットの働きによって、ほぼ37℃になるように調節されています。
安静時には熱は主として、肝臓、脳、腎臓などの内臓で発生しますが、運動時には筋肉で発生する熱が圧倒的に多くなります。
熱中症の発生には気温、湿度、風速、輻射熱(直射日光など)が関係します。同じ気温でも湿度が高いと危険性が高くなるので、注意が必要です。また運動強度が強いほど熱の発生も多くなり、熱中症の危険性も高くなります。
したがって直射日光の下でのスポーツ活動や、地面の温度が高い時、例えばアスファルト面を走るマラソンなど、地面からの熱の跳ね返りの強い戸外での運動時では、十分な注意が必要です。
財団法人「日本体育協会」発行『子どものスポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』より
熱中症事故は、無知と無理によって健康な人に生じるものであり、適切な予防処置さえ講ずれば防げるものです。ひとたび事故が起きると人命が失われるだけではなく、指導者はその責任を問われ、訴訟になる例もあります。
人の体温は、脳に組み込まれたサーモスタットの働きによって、ほぼ37℃になるように調節されています。
安静時には熱は主として、肝臓、脳、腎臓などの内臓で発生しますが、運動時には筋肉で発生する熱が圧倒的に多くなります。
熱中症の発生には気温、湿度、風速、輻射熱(直射日光など)が関係します。同じ気温でも湿度が高いと危険性が高くなるので、注意が必要です。また運動強度が強いほど熱の発生も多くなり、熱中症の危険性も高くなります。
したがって直射日光の下でのスポーツ活動や、地面の温度が高い時、例えばアスファルト面を走るマラソンなど、地面からの熱の跳ね返りの強い戸外での運動時では、十分な注意が必要です。
財団法人「日本体育協会」発行『子どものスポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』より