Lespedeza Museum of Photography レスペデーザ写真美術館

カメラマンな管理人のおたく趣味の雑記と二次創作&コスプレ写真のブログです。Lespedeza(萩)の花言葉は柔軟な精神。

残念すぎるエースコンバット アサルト・ホライゾン

2011年10月15日 15時15分00秒 | 日記

久々のゲームネタなんですが、愚痴とネタバレだらけなのでご了承下さい。

10月13日に発売になったバンダイナムコゲームスのフライトシューティングゲーム

『エースコンバット アサルト・ホライゾン』
http://ah.acecombat.jp/#/top ※要FLASHです。

シリーズ初のPS3での販売もあるということで期待する方が多く、自分も大変期待してました。

しかし一昨日届いてプレイして土曜の未明にプレイしたのですが、個人的な評価は今まで触ったシリーズ中最低の物になってしまいました。

1.縛りが酷い

プレイを進めるにあたって最初に引っ掛かったのは縛りの酷さです。戦闘機を飛ばして戦うのはいいのですが、選べる機体が限られる上にミッション中にあれをしろこれをしろと指示が出て景色を楽しんだり馬鹿をやってみる全く余裕がないのです(何らかの指示があった場合、放置するとたちまちミッション失敗)。

またミッションによってはもはやエスコンシリーズとは無縁の内容(銃撃手になったり爆撃機のパイロットになったり)もあったりでこれもこれで大変でした。

何より驚いたのはクリア後のフリーミッションでも特定の機体以外での出撃が不可能という機体縛り(以前のシリーズならよほどの事がない限りフリーミッションで自由に機体を選べた)があると判明。やり込みの気概をごっそりそがれてしまったのです。

2.最終ミッションの連続

先述縛りが酷いと書きましたが、それに関連した話で今回のエースコンバットアサルトホライゾン(以降エースコンバットAH)

『一度に決めないと即座にゲームオーバー』

というそれまでのシリーズの最終ミッション同様の話が何回も出てきて辟易しました。大抵そういう内容が入る場合直前から再スタート可能にはなっていましたが、シビアな内容が多く何十回もコンティニューし直す羽目に。

またムービーシーンも油断ならない状態でムービー画面に△ボタンが出てそれを押さないとゲームオーバーになる事があり、実際一回ムービーだと安心しきってゲームオーバーになったことがありました。

シリーズ通して一度クリアしたミッションをもう二度とやりたくないと思ったのは今回が初めてでした。

3.これでも難易度「ノーマル」?

今回驚いたのは難易度の高さです。とにかく敵の猛攻が酷くて撃ち落とされる事も何回もありました。

あるミッションで

「敵が迫る中滑走路に着陸→滑走路に後続の味方の輸送機が無事着陸するまで敵機を排除→滑走路に迫る敵地上部隊を排除」

というのがあったのですが、次から次に敵が湧いてくる上に相手も容赦無しでガンガン撃ってくる為に返り討ちにあうパターンが続出。

敵の地上部隊をやっつけるのに集中していると敵戦闘機に攻撃を受けて撃ち落とされ、敵機を気に掛けていると滑走路が攻め落とされるという感じで酷い有様でした。

4.ありきたりな脚本

今回ゲームの仕様にも問題がありましたが脚本も酷かったです。今回現実の国家や軍隊がストーリーに登場する内容だったのですが、主人公はアメリカ人の軍人、敵は何の前振りもなく現れた犯罪組織とそれと結託した某国クーデター軍。

しかもその某国クーデター軍の親玉は部下にあっさり倒され、その部下はといえば映画とかでよくありそうな理由でアメリカを恨んでいて復讐をしようとしているという有様。

またゲーム中の登場人物が実は裏切り者だったという展開があったのですが

○途中のムービーで裏切ってることをびんびんに匂わせる
○しかし裏切り行為で主人公達が危機に陥ったのは1回だけ、直後に失踪して後の出番は裏切りのネタバレ紹介ムービーと主人公との直接対決だけ

というあっさり過ぎるオチでした。

エンディングで主人公が高々と拳を拳を突き上げ駆けつけた市民が歓喜するシーンがあったのですが、観てるこちらは(ゲームのあまりの中身だったこともあり)

『はぁ…』

と何の喜びもなくため息をつくばかりでした。

ゲームの最後に主人公が

「悪夢が終わった」

と呟くのですが、プレイヤーである自分も

「やっと(エースコンバットAHという)悪夢が終わった」

とTwitterにつぶやいたぐらいでした。

5.エースコンバットという名のFPS?

今回のエースコンバットAH、プレイしてみて感じたのが

「これって感覚的にFPS(一人称視点シューティング)?」

ということでした。機体のダメージが自動で回復(そうじゃないと確実に詰む内容でしたが)したり、プレイヤーが一人称視点で周囲を見回すなど仕様がアメリカやヨーロッパで非常に人気のあるFPSに近い物なのかなと感じた次第でした。

しかし、もはやそれはエスコンと呼べない代物になっていたのも確かな話です。

6.細かい点があれこれ変

今回のエースコンバットAH、細かい部分があれこれ変にも感じました。いわゆるステージ毎のブリーフィングがなく、ムービーで次々に話が飛ぶために息つく暇がありませんでした。(オートセーブで話が勝手に進んでしまうので区切りがつけにくい)

また一つのミッションで複数の内容をこなさないといけない、事前の情報がないまま攻略しないといけないなどプレイする側にとっては苦行ともいえる内容もありました。

7.エースコンバットアサルト・ホライゾン個人的感想

もの凄く期待して買った「エースコンバットAH」。しかし実際にプレイしてみて思ったのは

「さながら片羽をもがれている感じ」

でした。自由度が極端に落ちていて指定通りに飛ばないと作戦失敗になるというパターンがあまりに多く

「“飛んでいる”というより“飛ばされている”」

という感覚が非常に強い物になっていたのです。

またゲーム自体の難易度が自由度の低さと反対に跳ね上がっている為、従来のエースコンバットシリーズを嗜んでいる人ほど爽快感を全く得られずストレスがマッハになるという最悪の仕様でした。

シリーズ通してこれほど

「やり込みたいという思いが生まれないエースコンバット」

は初めてでした。

問題のACAHですが、やり込む気が全く起きなかったため、放置ももったいないと先ほど売り飛ばしてきた次第でした。

非常に残念な結果になってしまった「エースコンバット アサルト・ホライゾン」、来年1月に発売のNintendo3DS専用ソフト

エースコンバット3D クロスランブル
http://3d.acecombat.jp/

でなんとか口直し出来ないかなぁという切実な思いです。

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YouTube: 「エースコンバット 3D クロスランブル」PV

リンク: エースコンバット アサルト・ホライゾン | バンダイナムコゲームス公式サイト :TOP.

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