みーちゃんとまーくんの2人言

Mダックス・レオン&みーちゃんとまーくんの日記から、2008.11.27以降、すっかりみーちゃん母の乳ガン日記に移行

3月7日

2011-03-08 06:42:23 | レオン
3月7日


今朝の体温は36.9度。

今日も特に変わったは事なく過ぎる。

11時にガーゼ交換。


母の今の不安。

それは、歩けないこと。

リハビリを続けても歩けない。それどころか、立つこともなかなか出来ない。

今日も車椅子散歩に行ったのだけど、

そこでポツリと一言“私、退院できるのかな?”と言った。

私は“歩けるようになればねぇ、退院できるのにね”

と言ったのだけど、母を喜ばせるような言葉でもなく、それ以上は何も言えなかった。




最近良く思うことなんだけど、病院のスタッフの皆さんに、母も私も本当に助けられている。

今日も車椅子散歩から戻ると、看護師さんが優しく普通と変わらず接してくれた。

母と私、二人だけだったら変わらなかったかもしれない 落胆の空気。

そんな暗さを看護師さんが癒してくれた。

尿や便をお願いしたり、処置をしてもらい、不安な気持ちを聞いてもらう。

どこまで頼ってんだ!と我ながら思うけど、本当に心強い。

以前、緩和病棟に関するインタビューを受けたときに要望を聞かれ、

その時私は“家族だったり、親戚だったり、そんな気持ちを少し持ちながら接してもらえると嬉しい”と答えた。

でも今思うに、私みたいにアタフタしてしまう家族が増えると困る。

ほどよい距離で、冷静に接してくれる看護師さんの存在に助けられてるんだ、と思うようになった。

本当に有難い。



夕方来てくれた主治医。

どうしたら歩けるようになるのかなあ?と聞いてみた。

主治医も困ったように“普通なら、考えなくてもできることやからなぁ”と言っていた。

今の母の足は、筋肉も脂肪も落ちて、棒みたいになっている。

落ちた筋肉を付けるのは本当に大変なことで、なかなか思うように進まない。

私も、母が歩けるようになるのか心配している。

去年と比較しても意味のないことは分かってはいるけど

入院期間だけを考えると、あと10日ほどで去年は退院だった。

今年は10日後に退院できるとは思えない。

脳の進行具合の不安と歩けない不安、今年は不安だらけだ。




休み明けの今日は、薬剤師さんも来てくれ、薬の提案をしてくれた。

・痛みの出る(モーズ)軟膏を止めてみる。

・軟膏を、痛み止を使いながら、一日一回使い続ける。

・状況を見ながら、浸出液が増えたり出血があれば、軟膏を使う。


毎日痛いのも嫌なので、最後の方法でお願いした。

この薬剤師さんも良い方で、変わった事が少しでもあると、すぐに話を聞きに来てくれる。

そしていろいろ教えてくれたり 提案してくれたりする。

じっくり話を聞いてくれるし、母も私も信頼している。





11時、21時 ガーゼ交換

ガーゼ交換も、一日二回でも大丈夫な程になった。

胸の浸出液は、以前から比べると減っている。

最初に右胸の辺りにできたブツブツも、少しずつ取れてきたり

取れたがっている様子で、洗浄でお湯をかけたり ガーゼで触ると動いたりしている。