みーちゃんとまーくんの2人言

Mダックス・レオン&みーちゃんとまーくんの日記から、2008.11.27以降、すっかりみーちゃん母の乳ガン日記に移行

テレビ

2011-10-09 09:49:09 | レオン
特に避けてきたわけでもないけど、母が亡くなってから、闘病ものの番組を見ていなかった。

でもこの前の水曜日、仰天ニュースで見てしまった。

極々軽い気持ちで見ていた。

大丈夫だと思っていたのに、ダメだった。



その方は乳がんで、家族には話せない辛さや苦しみ、頑張る気持ちをブログに綴っていた。

頑張って闘ったけど、お亡くなりになった。

亡くなる直前にご主人にブログの存在を話し、ブログを託し、ブログも読んでいいよ と仰ったそうだ。




癌の治療を受けているご本人が書いているブログを、母の闘病中、私はたくさん読んできた。

不安、喜び、落ち込み、焦り、前向きな気持ち、いろんな感情が書いてある。




私の母は、最後まで辛いやら苦しいやら誰にも言わずに逝ってしまった。

ただ一つ。リハビリを頑張っても頑張っても立てない、歩けないことに対し悔しいと言い、少し苛立ちを見せた。

ただ それだけ。

もっと言いたいこと、いっぱいあったんじゃないかなぁ。

もっと言ってくれたら良かったのに。



状態が良くないことを母に話すか話さないか ってことになったとき、看護師さんがこう言った。

“娘さん、あなた自身がね、何かお母さんから言葉を残してもらいたかった って思う時がくるかもしれないよ”と。

でも今、私はそうは思わない。

“私が言って欲しかった”んじゃなく、“母は何か言いたかったんじゃないか?”と思うようになった。

もし、状態が良くないって分かったら、もう少しワガママになったり 辛いって言ってくれたんじゃないかな?



年明けに脳の検査結果を聞いたとき、サイバーナイフ治療は これ以上できません と言われ、私は大泣き。

でも母は涙も見せず 冷静に受け止めていた。

どんだけ強い?あの母。




今となっては、あーあっ ってことがいっぱいあって、あの時こう言ってたら とか、もっと聞いてあげてたら とか

正解のないことに対して、いろんな感情が出てくるわけだけど、あー、やっぱり母はもういない。

それだけが変わらない事実。


あー、やっぱりまだ このての番組は見られない。





そんなこんなで重い気持ちだったけど、金曜日には友達に会い、

いっぱい話して笑って ちょっと心が軽くなりました。

ほんとにありがとう。




そんなこんなで連休の中日。皆様 楽しいお休みを!