2006年12月14日放送のJay Lenoショー

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(Thank you so much,
KIKI'S TREASURES)
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Jay:Jay Leno
L:レオ
Jay:ゴールデングローブ賞ダブルノミネートおめでとう!
L:Yeah. 興奮して、胸が踊ってるよ。とってもとっても光栄に思ってるよ。本当だよ。
(Exciting, exciting day for me, man. I'm very, very, very honored. I truly am. )
Jay:両方選ばれてびっくり?
L:とても驚いたよ。僕はどっちの映画も推していたからからね。どちらにも沢山の労力を注いだし、素晴らしい監督達と一緒に仕事をしたし。現実にこんなことが起こってかなりたまげてるよ。
(Very surprised. I mean, I'm really pro of both of these movies. I put a lot of work into them. I worked with great directors on both of them. I'm pretty blown away that it actually went down like this. )
Jay:もし君が投票出来るとしたら、どっちに票を?
L:どっちに投票するかって? わかってるでしょJay、 僕はどっちにも惚れ込んでるんだってば。
(Which one would I vote for? You know, jay, I'm in love with both of these.)
[ 笑 ]
Jay:君は公職選挙に出馬すべきな。すごくいい(答えだ)ぞ。
L:この日の為の政治的に正しい回答さ。
(That's my politically correct answer for the day. )
Jay:アフリカで
『ブラッド・ダイヤモンド』を撮影したそうだけど、観光とか外に出歩いたりするチャンスはあったのかい?
L:アフリカは驚異的/びっくり仰天させるようなところだった。僕たちはトータル6ヶ月そこにいたからね。この場所に心奪われずにはいられないよ。撮影がない時には、行ってたんだ、その、スキューバダイビングとかにね。Great White (ホオジロザメ)ケージの中に入ったんだけど*、great whiteが僕の目の前だよ。ウミガメと一緒にスキューバダイビングへも行ってたし、それからサファリにも行った。(休日というと)あれこれいろいろとこんな感じに。僕の人生で最も忘れられない一時のいくつかだよ。
(Africa was astounding. I mean, we were there for six months total. And youan't help but fall in love with this place. And when we weren't filming, I got to do things like, you know, like scuba dive. I went in the great white cage, great whites were in front of me. I got to go scuba diving with turtles, and I got to go on safari. All kinds of things like that. And, you know, some of the most unforgettable moments that I've had in my life. )
*ホオジロザメ・ケージダイビング
(海の中に沈められた檻の中に人間が入って、その檻の中から野生のホオジロザメをウォッチングするダイビングスタイル)
Jay:じゃあ次はサファリについて話してもらおうか。実際どのくらいまで野生動物に近寄れるんだい?
L: 自動車から文字通り20フィート(約6メートル)離れたところかな。20頭のライオンが、目の前でヌーをむさぼり食ってるのを目にした時は、かなりびっくり仰天だったよ。で、僕は言うんだ、"一体どうして、この動物は僕を食べたがらないんだ?"って。レンジャーは説明したよ、私達は皆、動物にとっては異なったエネルギーなんだって。彼らはね---ライオンはね、異なったエネルギーとして人を見るんだよ。人がトラックや木とかそんなような何かの一部(として彼らがこちらをとらえている)であるならね。お話ししてしまうけど、僕はライオンとの(安全な)距離である一線を超えちゃったんだ。すると彼は僕を単体の生き物として見た。僕が巨大なフィレ肉ステーキだと彼が気づき始めた、あの非常に素晴らしい瞬間を、僕は写真におさめることが出来たよ。
(They're literally 20 feet away from the car. It was pretty astounding when you see 20 lions devouring a, you know, wildebeest in front of you. And you say, "how the hell is this possible that this animal doesn't want to eat me?" But the ranger explained that, you know, we're all different energies to the animal. They look -- the lion looks at you as a different energy. If you're a part of this truck a tree or something like that. But I tell you, I broke the line of distance for the lion, and he saw me an individual creature and I got this photograph that's pretty amazing, at the moment where he started to realize I'm a giant filet mignon. )
Jay:それで、彼は君をどんな風に見ていた? 多分、彼は君を知ってるよね。きっとどこかで何本かの映画を---彼は「アビエイター」を見ただろうか? つまり彼はどんな風にして君の事がわかったかってことなんだけど。[ 笑 ] "おい、ちょっと待てよ。 あのキミだよね---?" とか?
L:いやでもね、それは素晴らしかったよ/見事だったよ、なぜなら、僕が単体となりその一線を超えた途端、僕はその時全く違ったエネルギーとなったわけだからね。
(But it was amazing because, as soon as I broke that line of where I became an individual, man, I was an entirely different energy at that moment.)
Jay:ええと、その写真をお見せしましょう。君がここに持ってきてるよね。あれがライオンで------
L:あそこにいるのがライオンで------
(That's where the lion -- )
Jay:ああそうだね、彼らが見上げてこっちにやってきた時に------mm。
[ 笑 ] *実際に写真はないと思われる
L:彼は2、3歩、僕に近づいて来たんだよ。
(He took a couple of steps toward me. )
JAY:なんと、それって---キミは自動車の中にいたのかい? 装甲車?それとも両脇に何かついてるの?
L:巨大なんだ。えーと、ジープタイプの自動車だったね。でも---
(A giant, you know, jeep-type of vehicle. But -- )
Jay:オープンだったのかい?
L:そう、オープン。
( It's open, yeah.)
JAY:そうか、ってことは、つまり---
[ 笑 ]
L:それが---僕が分かってなかったことだったんだ。どうしてこの動物から20フィート(の距離を保たなければならないのか)なのかが僕は分かってなかったんだよ。でもすぐに思い知ったけどね、即座に思い知ったよ。
(That's what -- I didn't get it. I didn't get how could I be 20 feet from this animal . But I learned very quickly, I learned very quickly.)
Jay:ワオ。じゃ次に、先に言っておくけど、私にはローデシア(ジンバブエ)の友人がいるんだ。君は完璧にアフリカ訛りを話してたね。
L:サンキュー。
(Thank you. )
Jay:全く申し分なかったよ。 ちょっとだけ喋ってみてくれるかい? 珍しい取り合わせだからね。
L:最近どうだい? そうなんだよ、(アフリカ訛りは)オーストラリア(訛り)っぽいんだよね、ある種---
(↑上記センテンスをアフリカ訛りで言ったと思われる)
(How's it, my bru? I know. It sounds like an australian kind of -- )
Jay:完璧だな --
[ 会場拍手喝采 ]
L:サンキュー、サンキュー。
( Thank you. Thank you. )
Jay:こういう類いを身につけるのはどんなに難しいかを私は言いたいんだけど、何故なら、どう考えても当然、君にはそんな風に喋る人間が周りにいたんだろうね、だから---
L:あのね、僕は基本的に、そこの言葉や人に慣れ親しむために、数ヶ月前にはあらかじめ(現地へ)行っておきたいと思っていたんだ。お会いしたのは、元傭兵さん達で、実にマッチョでタフで、彼ら自身に関して何も語りたがらなかった人達。それで、地元で作られている混合飲食物のようなもので、ビールにイエーガーマイスター(ドイツのハーブリキュール)を入れたビールがあることを、僕、発見してね。でね、それ(混合飲物:カクテル)には火を付けて燃やすわけなんだけど、するとね、この男ども(元傭兵さん達)はとにかく最高のカップル達になっちゃうんだ。
(You -- I basically wanted to go a few months beforehand to get used to the language and the people. Met were ex-mercenaries who were really, really macho and tough and didn't want to tell me anything about themselves. So, I found out that there's, like, a local concoction that you make, which is, you give them beer, a shot of jagermeister inside the beer. And you light it on fire, and then these guys just become the biggest sweethearts.)
[ 笑 ]
L:そうすると彼らはパーソナルライフについてすべてを打ち明け始めるんだ。そして僕は映画の為の沢山の素晴らしい情報/描写のしかたを得られたんだけど、彼らが僕に教えてくれたのはね、アメリカ人ってフィーリングでものを言うのが大好きだよね、ここ(アフリカ)では
"ブリン-ブリン"*じゃない、 "ブリン-ブラン"なんだよ。とかね、そういったことをね。 でもね、彼らと一緒に過ごしたことによって本当に、僕がキャラクターに入り込む手助けになったし、僕の(が演じる)キャラクターも形成されたんだ。
(And they start divulging everything about their personal lives. And I got so many great lines for the movie that they told me. You know, that americans love talk about their feelings. It's not "bling-bling" out here. It is "bling-blang." You know, things like that. But you know, it really helped me get in the character and it really shaped my character by hanging out with those guys. )
*ブリンブリン("bling-bling") →米国英語でダイヤモンドが光る様子を表す擬音。これが語源となって、派手なファッションや宝石を身に着けていることや、羽振りのよいライフスタイルのことを言ったりもする。
《メモ:「ブラッド・ダイヤモンド」の米国版予告編中、海辺のバーでジェニファー・コネリーとやりとりする場面に、この"ブリンブリン""ブリンブラン"の話をしている箇所がある。これはひょっとすると、レオの実体験から取り入れられた台詞とも考えられる。》
Jay:じゃ次はアフリカの人々について話してくれないか。
L:僕にとって本当に関心を引いたことは、彼らの生活状態だね。つまり、極度の貧困がそこにはあるってこと。僕たちはモザンビークの、著しいエイズ発症率があるエリアで撮影をしたんだけど、そこの人々が持っている考え方/姿勢というものが素晴らしくてね。彼らの生命欲や、毎日毎日生きているのが幸せだと感じていることがね。事実、僕らが車であたりをドライビングしていたら、彼らはストリートでダンスを踊っていたよ。(こういう光景を目にすると、)自分が元々居た場所について全く違った考え方をさせられるんだ。それから僕は、孤児院に行く事ができたんだけど、そこでは人生で新たなチャンスを得たという子供達に会ったんだ。豊かな国にいる僕らが実際に寄付するお金が、このような何かが目に見えて/形を成すものに投入されているのを見るのはとても素晴らしいことだよね? 孤児達が人生で新たなチャンスを持つことができるのを目にするんだ。でも、遠くからただ寄付だけをする場合には、コネクションを作り辛いけど、それでも(寄付をするだけでも)大きな、大きな違いが生まれるよ。
(You know, what was really interesting for me was, you know, the conditions that they lived in. I mean, there is extreme poverty there. We shot in areas in mozambique where there is a tremendous aids rate. And, you know, the attitude that these people have is amazing. Their lust for life, the fact they feel happy to be alive every single day. I mean, literally, we'd be driving around, they'd be dancing in the streets. It gives you a completely different attitude on where you're from. And I got to go to places like, you know, orphanages for the S.S. Out there and see children that were having a new opportunity on life. And it's a great thing to see the money that we actually give, in these richer countries, going into something tangible like that. You know? Seeing these orphans being able to, you know, have a new opportunity on life. But it's hard to make that connection when you just donate from far away, but it does make a huge, huge difference. )
Jay:なるほどね。
L:それを目にしたら分かると思うよ。
(You know, when you see it.)
JAY:ではつぎに、君がブッシュの中で撮影中、"ちょっと、撮影をやめてくれ”と言ってしまうようなことはあったかい?
L:そうだね、辺り一帯に猛毒のヘビがいたからね。厄介な撮影だったよ。事実、僕らがテイク中に彼らは"カット"を言ったことがあってね。"OK、どうしたの? 僕、台詞失敗しちゃった?"と、僕。 "そうじゃない、ブラックマンバ*だ。ブラックマンバだ。"と彼ら。 男が棒で連れ出して、そのブラックマンバを捕獲。"よしもう大丈夫だね、(フィルムを)回すよ"と彼ら。つまりね、ヘビが僕たちを殺す事が出来たように、1分もしないうちに僕らが死んでいた(可能性もあった)ってことさ。
(Yeah, I mean, there were highly venomous snakes all around. It was a tough shoot. And, you know, we'd -- literally, we'd be in the middle of a take, and they'd say "cut!" And I go, "okay, what happened? I did mess up my line?" "No, black mamba. Black mamba." Guy would run out with a stick, capture the black mamba, and they go, "all right, rolling." I mean, these are, like, snakes could kill you within, like, a a minute, you're dead. )
*ブラックマンバ⇒アフリカに生息する猛毒を持つヘビ
ブラックマンバ(wikipedia)
Jay:ホントに?
L:うん。
(Yeah. )
Jay:もしもの為に注射を打ってくれる人を待機させてあったりはしたのかい?
L:ワクチン接種に関してはわからないな。でも、世界で最も毒の強い攻撃的なヘビだよ。
(I don't know about the vaccinations, but it's most highly venomous, aggressive snake in the world. )
Jay:そうかい。じゃ次に、とても体格が良いように見えるんだけど、この役で鍛えたのかい? これを演じてる君はタフガイらしかったからね。
L:ああ。大変な作業だったよ。
(Yeah. It was a lot of work.)
[ 笑 ]
L:(実のところ、撮影中は)きつい仕事の連続だったんだ。でも僕は、この映画でもの凄く良くって、実に素晴らしい男、偉大なるジャイモン・フンスーと一緒に仕事を出来たんだよ。当然のことなんだけど、彼は自分はメンデの漁師を演じているんだ(だからそれらしく見えなければならない)と、僕に言ったんだ。あなたが「グラディエイター」を見たかどうかはわからないけど、この男がシャツを脱ぐと、まさにギリシャの神のようだったよね。
(A lot of hard work. And I got to work with the great djimon hounsou, who's so terrific in this movie and such a great guy. And, of course, he told me that, you know, he's playing a mende fisherman. I don't know if you've ever seen "gladiator," but the guy just looks like a greek god when he takes his shirt off.)
Jay:うん、そうだね。
L:それで、(ブラッド・ダイヤモンドの)セットに現れた彼は、何ヶ月も減量して、ちゃんと食べていないって言うんだ。だから、当然の成り行きとして、彼の姿形は---
(So, of course, he shows up on the set. He says he hasn't touched a weight in months and he's not eating right, and, of course, you know, he looks---)
Jay:ああ、彼はずっと胸をさらけ出してたよね。
L:うん。僕たちには2~3カ所、ファイト・シークエンスがあった気がするんだけど、僕は(その時)思ったんだ、『そうだな、まあ、いろいろな意味で、僕と彼とは体力は同等かな。』って。だけど、実際には15回から20回かな、彼が山頂まで僕を運ぶことになってしまった。僕はヘトヘトだった。この後は息が出来なかったくらい。動く事さえも無理だった。監督にお願いしたよ、『なぜこんなに僕を運び上げるの?(何度も撮影するの?)』 監督は言ったよ、『ジャイモンが疲れているように見えないんだよ。』 [ 笑 ] 『ジャイモン、このシーンでは疲れている演技をしてくれないか?』 彼は僕を肩に担いだまま、山の下から上まで僕を運んだんだ。彼は凄いよ。
(Yeah, I felt -- we did a couple of fight sequences, I thought, "well, you known, I'm, kind of equal on strength in some ways with him." But he literally had to carry me up this mountaintop 15 to 20 times, and I was exhausted. I couldn't breath after this. I couldn't even move, and I was begging the director, "why does very to carry me up?" He said, "djimon doesn't look like he's tired." [ Laughter ] "Djimon, would you please act tired for this?" He carried me up an entire mountain with me on his shoulders. He's amazing. )
Jay:じゃあ次に、君のおばあちゃんがセットに来てたそうだね。
L:連れてくのが大好きなんだ---僕はどこへ行く時でも祖母を連れて行くのが大好き。例えば、彼女はサファリにも行ったんだよ。でも、彼女は90歳という(高齢な)人/90代の人間でね、見たものすべてを、凄く現実的に(捕らえて、)自分のモノにするんだ。
(I love taking -- I love taking my grandmother with me wherever I go. And she got to go on safari, for example. But she's one of those people that's 90 years old and just seen it all and just keeps it so real.)
Jay:そうなの?
L:と言うのは、僕たち実は少しの間パリに行ったことがあってね。それで、ピカソ美術館へ行ったんだけど、パブロ・ピカソの実のひ孫が僕たちを案内してくれたんだ。でも彼女には全くこれら絵画に対するフィーリングがないんだ(感じない/興味がない)ということが分かってね。彼女は本当に分かってなかったよ、このすべてのざわめきはピカソに関することなんだってことをね。
(I mean, we got to actually go to paris for a little while afterwards. And we got to go to the picasso museum, and the great grandson of pablo picasso himself, you know, was giving us a tour. But I could tell she was not feeling these paintings at all. She didn't really know what all the hubbub was about picasso.)
[ 笑 ]
L:それで、僕は彼女に言ったんだ、『お願いなんだけど、たとえあなたの意見/考えがあるとしても、彼(ピカソのひ孫)があなたに絵画について問いかけてきたら、それは内緒にしておいてね。』って。『オーケー、オーケー』と彼女。でもやっぱり当然ながらその時は巡ってきてしまって、彼は言ってくれたよ『では、あなたはこの絵をどう思いますか?』って。『ここのこれは何なのかしら?』と彼女。彼は、『ええと、これは彼の3人目の妻です。キュービズム(立体派様式(の絵画))ですね。厳密には典型的なものではありませんが---』 ここで彼女が、『あなたに教えていただきたかったのは、これが、ネコなのか、イヌなのか、はたまたヘビなのかハエなのか、ってことなの。いいわ、だって何にも見えないんですもの。』[ 笑 ]「私にとっては何でもないわ。あなたが女の人を描くのなら、それは女の人として見るべきでしょうけれど。(でも)これは何でもないわ。』ってね。
(So, I told her, you know, "just please, just even though that's your opinion, just keep it to yourself when he asks you about the painting." She goes, "okay, okay." So, of course, time rolls around and he goes, "so, what do you think of this painting?" She goes, "what is this right here?" He goes, "well, this is his third wife. It is cubism. It's not exactly representative of what --" she goes, "you could tell me this is a cat or a dog or a a snake or a fly and I would say, okay because it looks like nothing." [ Laughter ] "Nothing to me. If you paint a woman, it should look like a woman. This is nothing.")
[ 笑 ]
L:(当初、)僕は打ちのめされたよ。あの男(ピカソのひ孫)は完全に屈辱を被っただろうと思ったからね。(でも、)その後彼は僕に手紙をくれてね、自分がピカソのひ孫だからといって、(挨拶の)キスをし合うような対象ではなく(←媚びへつらうこともなく、という意味だと思われる)、その上、ただありのままを/率直に見たままを言ってくれる古い国(の出身)の人と接するのは自分は大好きであり、そういう人とお付き合い出来たことを自分がどれだけ光栄に思っているかを説明する、3ページに及ぶ手紙だったんだ。僕もそんな風に、いかなる瞬間でも彼女が何をどうするつもりなのかを聞くのが大好きなんだ。
(And I was mortified. I thought the guy was going to be totally insulted. He wrote me a three-page letter afterwards, just explaining how honored he was to be around someone that wasn't kissing his butt just because he was the great grandson of picasso and that he loved being around somebody from the old country like that that just told it like it is. So, I love to hear what she's going to do at any given moment. )
Jay:彼女いくつだっけ?
L:90歳だよ。
(She's 90.)
Jay:90歳でしかもアフリカのサファリに出掛けて行くなんてね。
L:サファリもだし、何やかんや色々一緒に行ったよ。
(She went to safari with us and everything.)
Jay:彼女は君に仕事に関してアドバイスはする?
L:してくれるよ。と言うか、彼女は確実に『タイタニック』が大好きなんだよ。彼女のお気に入り映画さ。
(Yeah. I mean, she loves -- she certainly loves "titanic." It's her favorite movie.)
Jay:おや、そうなのかい。
[ 笑 ]
L:彼女は僕にいつも尋ねるんだ、何故僕はタイタニックでの(ジャックの)ようにプリティーに見えないのかって---
(She always asks me why I don't look as pretty as I did in "titanic" --)
[ 笑 ]
L:しかも、僕はこの映画(ブラッド・ダイヤモンド)ではとても不格好だから、髪をオールバックにしてまた階段を下りるべきだって。
(And that I'm very ugly in this movie and I should put my hair back and walk down the stairs again.)
[ 笑 ]
L:でも、それって素敵だよね、だって彼女は詰まるところ、僕が俳優であろうとなかろうと気にしないってことなんだから。
(But, you know, she ultimately -- it's great because she ultimately doesn't care whether I'm an actor or not.)
Jay:そうだね。
L:彼女は僕に告げるんだ、"演技のことだけど、これは(もう)充分だわ/(言いたい事は、)沢山ありすぎるわ---"
(She tells me, "this acting, it is a lot of this --")
[ 笑 ]
L:"手を使う何かをすべきだわ。ほら、レンガ積みとかそんなことを。何かをしなくちゃ。" ってね。
("You should do something with your hands. You know, lay brick or something. Do something." )
Jay:実質的な仕事に就けってことだね。
L:そのとおり。いつもこんな話をしているんだ。僕は彼女が大好きだよ。死ぬほど大好きだよ。
(Exactly. It's that whole story. I love her. I love her to death.)
Jay:次に、
『ディパーテッド』ではスコセッシ監督がノミネートされたね。私は今年は彼の年になりそうだと思うんだが、どうかね?
[ 会場拍手喝采 ]
L:うん、僕もそう確信してるよ。
(I believe so, yeah.)
Jay:一緒に仕事したのは何作?
L:これで3作目なんだ。
(This is our third film together.)
Jay:彼との最初の出会いは? 彼が君を知ってたのかね?それとも君が彼にアプローチしたのかね?
L:彼にはニューヨークで会ったんだ、僕が18歳の時に。デ・ニーロが彼と仕事をしていたから、僕が紹介されたんだ。彼は実際に僕のいくつかの作品を見ていたし、彼は僕がこれまでに見た(映画を)何でも知っていたことに僕はかなり驚くいた/感動したんだ。でも、それはまさに、彼がシネマのカタログ(生き字引)であることをあらわしているよね。
(I met him in new york and I was 18 years old. And he -- deniro actually did a a movie with him, and I was introduced me. And he actually had seen some of my films, and I was pretty blown away that he had known anything that I had ever done. But it just shows that he's a a catalog of cinema. He constantly watches movies.)
Jay:そうだね。彼は映画の歴史学者(historian)だ。彼は常に世に出てくるあらゆる映画を観察していて、それにはとても感心するよ。今年、受賞してくれたらなあ。
L:僕も(同じくそう思うよ)。
(So do I.)
Jay:では次に、『ブラッド・ダイヤモンド』からクリップをお見せしましょう。これはもの凄くよい映画だと思います、重要な映画です。この映画は、ダイヤモンドが採掘される時何が起こっているか、何人の人が死んでいるかなどについて描かれています。本当に素晴らしい作品です。作品について皆に伝えてもらえるかな。
---配役と大まかなあらすじ等映画の説明とクリップ放映---
[ 会場拍手喝采 ]
Jay:凄くいい。素晴らしい作品だ。次に、製作中の
『11th Hour』について話してもらおうか。
L:オーライ。来年(2007)公開予定のドキュメンタリーなんだけど、環境問題に関するもので、地球温暖化も含めた様々な問題のあらゆる範囲に及んでいるんだ。また、僕がナレーションをするんだ。それから、ゴルバチョフ、デイヴィッド・スズキ、スティーブン・ホーキングにも加わってもらえたよ。様々な分野のエキスパート達がこの問題に関して中断する事なく(継続して)取り組んでいるんだ。
(All right, it's a a documentary that I have coming on next year. It's about environmental issues and it, sort of, runs the gamut on all of the issues, including global warming. And I narrate it, and we got gorbachev and david suzuki and stephen hawking, all kinds of experts taking about the issue without interruption.)
Jay:そうだね。それは素晴らしいよ。
Jay:そうだ、君はもう行かなきゃいけないんだよね。ダブルノミニーネートおめでとう。
L:ありがとう。来れて嬉しかったよ。
(Thank you. Glad to be here.)
Jay:レオナルド、ありがとう。素敵なクリスマスを。
(Thank you so much for the English version of the script, Jhoey)