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ヒトラーとその時代”その2”〜ナチスの光の時代から影の時代へ

2025年06月21日 04時32分22秒 | 戦争・歴史ドキュメント

 前回「その1」でも書いた様に、ドイツ文学者から眺めた”ヒトラー論”はとても新鮮に思えた。ヒトラーに関する著物は数多く出版されてはいるが、それら大半が歴史上の見える史実から描かれたものであり、その全ては”ヒトラーの狂気が、そしてナチスが悪い”との単純なスタンスで締め括られている。
 だが、「ヒトラーの時代〜ドイツ国民はなぜ独裁者に熱狂したのか」の著者である池内氏は、ヒトラーの政治的手腕を認め、初期のナチズムが敗戦後の消耗しきったドイツと自国民に躍動と勇気を与え、光をかざした事を高く評価する。
 勿論、その後のナチスの暴走と残虐行為は人類史上最悪とも呼べるものだが、それだけでは済まされない事も指摘する。

 一方で本書と対を成すのが、「催眠療法と狂人ヒトラー」でも紹介した「野戦病院でヒトラーに何があったのか」(B.ホルストマン著)だ。これは、ヒトラーに直接催眠療法を施し、精神異常という狂気を蘇らせた精神科医フォルスターの実話であり、ミステリーでもある。
 この両著作を読み比べながら、本ブログを読み進めると、今まで見えなかった事が見えてきそうな気もする。
 そこで今日は「ヒトラーの時代」の後半に突入します。


ヒトラーの取り巻きたち

 1938年までのドイツの時代は、ヒトラーが非常に有能な政治家で、ナチズムが素晴らしい思想であるという一面があった。
 しかし、その事はあまり知られていないし、そうでなくては敗色が濃くなってからのナチスドイツのあの粘りがあり得ない訳で、またアウシュビッツ等での大虐殺についても、何らかの思想的背景がなければ、あんな事はあり得ない。
 例えば、ナチスの党大会の記録は、殆ど無名に近い女性レニに、道路作りはトートという斬新な考えを持つ男に、そして、宣伝は口八丁手八丁のゲッベルスに任せる。
 つまり、ヒトラーという人物は独裁者であり、同時に共催者であり、非常に有能で多彩なスケッチとスタッフを抱えていた。つまり、ヒトラーの初期がよかったのは、全てがうまくいったからだ。
 一方、財務相にはシャハトという人物を起用したが、彼はナチス時代に1920年代の天文学的なインフレを退治し、23年に大インフレが起きた時に抜擢された。やがて40代になったシャハトはドイツ銀行総裁になり、レンテンマルクという新しい財政法を導入し、インフレを退治。つまり、彼は財務の天才だった。
 彼自身は元々ナチス嫌いで、”ナチスなんていう政体は国を滅ぼす元だ”と公言していた。勿論、ゲーリングなんかは猛烈に反発し、”シャハトを暗殺しよう”と意気込んだ。
 これに対しシャハトは、”撃つのは構わんが、後ろからではなく、前から撃ってくれ”と公然と言い放った事で、逆に暗殺できなくなる。シャハトは大変な知恵者で、就任後僅か5年でナチスの財務は大きく立ち直ったのだ。

 つまりヒトラーのやり方は、これと見込んで能力のある人物に全部を任せた。
 当然、ナチス内では”なぜおれじゃなくて”と反発が起きるが、ヒトラーを強力にバックアップし、反発勢力を排除。一方で、34歳の女性レニがナチスの大イベントの映像を撮影し、トートが描いたアウトバーンの青写真3000kmにも及んだ。更に、福利厚生はロベルト•ライという、天才的な人物が担当。
 ヒトラーの写真はハインリヒ•ホフマンがすべて撮り、彼はヒトラーの人物像を際立たせるのが非常に巧かったが、そうした、それぞれが専門的な才能を持ってる天才がヒトラーの周りに10数人もいた。つまり、この頃はナチスの”光の時代”でもあった。

 しかし、1938年ぐらいからヒトラーの周りから非常に有能な人物が自殺し、徐々に離れていく。まず前出のシャハトだが、1938年にゲーリングに職を取られ、それでもヒトラーは彼に未練があり、無任所の大臣に据えたが、44年にヒトラー暗殺事件に関与したとして、強制収容所に入れられた。
 以降、才能ある者たちが数多く失脚し、代りに出世狙いの悪玉がナチス党を占拠し、彼らは単なるご機嫌取りで、ヒトラーが何気なく語った事を拡大解釈し、自らは何の意見も出さず、政策は惰性的に実行されるから、当然、堕落する。故に、1938年を境にし、ヒトラーの政治は急激に変わり、ナチスの陰の時代が到来する。
 批判のない権力構造がいかに早く腐敗し、組織がいかに自壊し、急速に変質してく様は、このナチス体制を見るとよく理解できる。


ヒトラーとナチスの影の時代

 確かに、ナチスは都合の悪い情報は表に出さなかった。”強制収容所が出来て、ユダヤ人が送られてるらしい”とか、”ゲシュタポという組織ができ、政治犯を逮捕・虐待してるらしい”とか、そんな噂はあったが、大多数の人は薄々とは感じながらも、それ以上を知ろうとはしなかった。
 一方、様々な所からナチス批判が噴出するが、”アンチナチスの国が流した情報で、根も葉もない事だ”という風に思考は進み、知りたくない事は、”ないと思う方の情報を喜ぶ”という心理に国民の意識は傾倒していく。
 これは当時の安倍シンパも同じであり、悪事に染まる独裁者も悪いが、悪事を見て見ぬふりする大衆も同罪である。
 しかし戦後の民主化で言えば、ドイツも日本と同じ様なな形だった。ただ、一番大きく違う点は、ドイツ人が大いに議論をする事で、彼らは非常に議論が好きで”私の考えは・・”とか”私の意見では”とか、常に私を頭に置いて延々と喋り続ける。
 つまり、自分の考えを持たないと会話が成り立たない。”どう?”と聞かれ、”いいね”では、単なるバカである。これは、ドイツと日本の大きな違いであろう。

 もう1つ、ドイツにはしっかりした週刊誌がある。「シュピーゲル」等のオピニオン誌は、タクシーの運転手もジャーナリストも、更には町の商店主の親父らも読む。結構高度な内容で、常に一番の問題点を20頁か30頁に渡り特集され、その特集はきちんと取材されて正確で、3-11の大地震やその後の福島原発の記事に関しても、一番正確で印象的で一番充実していたのがドイツの「シュピーゲル」だった。写真も日本の写真では見られないものが収録され、こうした写真が日本で見られないのは新聞社の自主規制が原因だ。
 従って、議論をする習慣と良質の週刊誌を持つ2つの点は日本とは大きく異なる。
 因みに、日本の政治家はヒトラーほど強烈ではないし、周りの取り巻きもヒトラー程ではないので、我々には逆に幸いなのだろう。


”焚書の時代”とユダヤ人亡命

 かつて、ナチスドイツには”焚書の時代”があり、焚書の記念碑の脇のプレートには”ここに本を焼く者は、いずれ人間を焼く”というハイネの言葉が添えられてる。
 これに対し、当時のドイツ文学者や思想家たちはナチスの焚書に対し、異義を申し立て、抗議・反抗した人は大多数が国を捨てて亡命したが、例えば、一番早く亡命したトーマス•マンはそれ以降沈黙し、一切表に出ない。  
 それは”国内亡命”といって、ナチスの真実を記録にはするが、公表はしない。見つかると危険だから、秘密文字で書いたが、ケストナーという作家も国内亡命を選んだ。
 一方で、ナチスになびいた人もいるし、ナチスの御用作家やナチス文学の担い手になった人もいる。全てが政治的な判断ではなく、ナチスが唱えた国民社会主義に共鳴した人も少なくない。勿論、数でいえば、異義を申し立てた人が一番多かったし、逮捕され強制収容所に送られた人達も少なくない。

 但し、強制収容所については、幾つか注釈を必要とし、まず初期の強制収容所は明らかに政治犯に限られ、収容所でどんな生活をしてたかは、ある時期までは公表されていた。それが拡大されてく中で”ユダヤ人の根絶”という史上前例のない事態に発展するが、これはナチスの組織が自壊し変質してく中で生じた事だ。
 事実、”焚書”と行為は非常に悪しき事で、1933年にゲッベルスが音頭をとり、反ナチスやユダヤ文学の本を焼く政治的イベントを行った。自分たちの運動に反対する人の本を燃やすという儀式を敢えてやった。だが問題は、ドイツ人はその歴史を現在もきちんと保存してるという事である。
 我々ドイツ人の父や母の世代は”愚かな事をした”とか”ここで本を燃やした”という事、そ
して”本を焼く者はいずれ人間も焼く”と、ハイネの言葉をつけ加え、現在の人にもそれを目に見える形で遺す。
 つまり、どんな残酷な事でも”記憶する”という事をドイツ人は行う。一方で、日本人は”水に流す=なかった事にしよう”と、記憶をなくすのが伝統的にうまい。が、記憶を亡くしたものは過去(歴史)をも亡くす訳で、クレバーで実直なドイツ人からみるとナンセンスとなる。

 つまり、”なぜああいう事が起きたのか?”も非常に大きな問題だが、現在の視点でそうした蛮行が行われた事実をモニュメントとして残す事も、それ以上に重要だとドイツ人は考える。そういう意味では、この記念碑の広場で非常に愚かな歴史があった事を再確認出来るドイツ人は、非常に優れた資質を持つ人種でもある。
 元々、ヨーロッパの町は記憶都市で、通りに記念碑的な名前が様々につけられ、町全体が歴史を記憶する為の装置となっている。例えば、革命のあった日がこの通りで、あの時殺された人物がこの通りでという、町自体が記憶を失わない。要するに、町そのものが”歴史を失わない”為の記憶装置なのだ。
 この点でも日本とヨーロッパは大きく異なる。

 日本人は、過去に非常に大きな事件が起きた建物や土地をどうするか?という時、思い出すのは辛いから全部壊して現在の建物よりも高層にし、これだけの経済効果があるとかの経済的な効用で判断し、歴史的にも重要な遺産が尽く消えていく。
 日本人はそれが発展だと思ってるが、国民性の問題もあろうが、日本ほど歴史を尊ばない国も珍しい。


ヒトラーとユダヤ人大虐殺

 ヒトラーの自書「我が闘争」では、アーリア人は優れてる”アーリア優生説”という人種問題がかなりの割合を占める。書かれてる内容は、本来は非常に特別な男の奇妙な夢想に終わってた筈だが、本の中の世界が実際の政策の中に取り込まれ、しかも実現した事から異常な事態でもあった。
 また、あの時代のドイツに限らず、中世の時代からヨーロッパ全体にユダヤ人に対する差別意識が濃厚にあった事も確かである。
 事実フランスでは、ドイツに占領されたヴィシー政権時はレジスタンス神話一色だっが、実際は、フランス国内のユダヤ人を強制収容所に送るのに、仏警察も市民たちも大いに協力した事をシラク大統領が認める等、最近になって広く検証され、映画にもなった。つまり、フランスですらそういう事が多々あったのだ。

 よく言われる事だが、ユダヤ人の財政力に関しても、特にマスコミと銀行の大多数がユダヤ系で、今のアメリカはまさにその典型だが、マスコミとジャーナリズムと銀行を押さえてるから強い。
 故に、お金と情報を握った人たちに対する憎悪は非常に起こり易く、銀行やマスコミをユダヤ人に絡めて、罪悪視しされやすい。事実、ヒトラーの時代には、初めはユダヤ人を隔離して強制収容所に送る、あるいは国から追放するという政策をとったが、それが一定の場所にとじ込め”ユダヤ人の根絶を計る”という異様な事態に変質した。

 従って、組織が自己展開を始めると止めようがない。これは技術も同じ事で、福島原発の炉心の制御の様に、汚染水すら満足に処理できないという状況を見れば、人類の手に負えない程に技術だけが進展していった事は明らかだ。
 動揺に、組織が腐敗した時も止めようがないし、ナチスの後期はその典型的な例で、”ヒトラーの夢”が現実の政治となった。また、現実の政治から組織の中に入り、その中で出世争いで自分の功績を上げる為にのみ、その組織を発展させるという悪しき展開である。
 これは、技術者が自分の発明という名誉の為に、危険があると分かりながらも実験するのと同じで、原爆開発がいい例である。

 一方、アウシュビッツ等でユダヤ人が集団的に殺されてるという情報は、少なくとも当時の米英の諜報機関なり政府関係者はある程度は知ってた筈だ。しかし、それに一切手を打たなかった事も事実。
 つまり、米英にとって、ナチスとソ連とを角突き合わせ、互いに両撃ちになるのが一番願わしい事態で、故に、ナチスのやってる事(民族の根絶作戦)という史上最悪の事態が現実に生じてる事について、殆ど秘密扱いにしていた。
 特にポーランドのユダヤ人を巡っては、様々な国の思惑が絡み、色んな面が重なり合い、問題を更に複雑にした事は言うまでもない。


ドイツ人の二面性と”白バラ”運動

 ドイツ映画「白バラの祈り」(2005)では、極めて合理的な物事を考える性格と、一方で熱狂的で狂信的なな性向というドイツ人の二面性を巧みに描いている。
 当時のドイツ国民も合理性の一方で、熱狂的に第三帝国を支持するというエネルギーがヒトラーの政策を後押しし、ああいう時代をつくったのではないか?

 一方「白バラ」とは、ミュンヘンで起きた反ヒトラー及び、ヒトラー抵抗運動の事で、1942年から43年にかけ、ミュンヘンの学生たちが”白バラ”という暗号名で反ヒトラーの文書をばらまき、自分たちの意思表示をした。
 現実には殆ど効果はなかったが、ハンス•ショルとその妹ゾフィーが中心となり、ミュンヘン大学の講師がバックについてチームをつくったが、逮捕され、即決裁判で死刑となった事件である。
 裁判官はR.フライスラーというナチスの御用裁判官で、ナチスの裁判官の中でも極端な程にナチズムに協力した人物で、殆ど審査しないで何千人となく死刑を宣告した。だがヒトラーは、彼の能力をあまり信頼してなかったが、忠誠心は買ってはいた。

 それが映画化されたのが「白バラの祈り〜ゾフィー・ショル、最期の日々」だが、一番印象深かったのが尋問の仕方だ。尋問する人物は生粋のナチ党員だが、事件を起こした彼女とほぼ同じ年頃の娘を持つ検察官で、彼はナチの思想を信じ、ヒトラーも信じている。
 ただ白バラの行為は違法だと確信するが、尋問する中で、”人間の精神的な偉大さが彼女にあって自分にはない。自分は単なる職務で正義を装ってるだけで、彼女が述べる事の方が人間の正義としては正しい”と考える場面がある。故に、検察官は何とか彼女を助けてやりたいと思い、”兄から言われたからやった。私は幼くて単に手伝っただけだ”という返答を彼女から引き出そうとする。
 それに対してゾフィーは、”いいえ、私は自分の考えで行動したし、一切悔いはない。が、いま私が一番心配してるのは、私たちの秘密文書を刷った大家のおばさんの娘に子どもが生まれるが、この事件でその家が捜索され、孫が産まれるかの方が心配です”と答える。

 この様に答える20前後の娘に、人間の偉大さが見事に溢れ出るが、一方で検察官は法で言えば強い立場だが、2人の関係でいえば、完全に敗者である。
 ”白バラ”は、事件としては殆ど効果はなかったが、ドイツ人として自分たちがこういう事を起こし、国民が単に従ったのではなく、異義申し立てをし、行動を起こした事を歴史に残す。更に、自分たちは歴史を生きる人間だから、殺される事に何の悔いも怖れもない。
 つまり、ナチスの陰の時代の中で、10代の若い人たちが表立って偉大な行為をしたという事実は、今の我々が見ても感動する。


最後に〜人類は結局、身勝手なのだ

 西洋を中心とした近代社会では、人間が理性的な動物であり、理性こそが人間社会の明るい未来を創るという”啓蒙思想”を前提にしてきたが、”ヒトラーの登場”という20世紀最大の事件は、理性の延長上にある衝動と感情暴発の危険性を明らかにした。つまり、理性だけでは社会の動きを止められないし、それが人間社会の現実である事を証明した。 
 敢えて言えば、理性と衝動をどうやって妥協させるのか?現代社会が抱えてる最大の問題なのかもしれない。
 原発問題にても、処理方法すら分からないのに、”何か策を立てないと”と理性的に考える自分と、社会の動きに流され、”大っぴらに反対を言っても・・”という自分がいる。

 経済面で言えば、グローバルに資本が自由に動く世界になり、下手をするとそれが暴発しバブル崩壊する事を皆が知りながら、グローバルな資本移動に制限をかけるでなく、その逆に”まずは規制撤廃だ”と現代人は息巻く。
 だがヒトラーの問題は、人間社会の深い問題を色んな形で浮き彫りにした、極めて重要な歴史的事例であった。勿論、ドイツ国民はそれらを整理し、残してるから十分反省してるのかもだが、いくら記録してるからとて、それで人間の暴発は終わる筈もない。
 例えば、何度バブルが崩壊しても、次のバブルを我々が止められない様に、人間の”種としての限界”という時限爆弾を抱えてるからだ。
 こうした人類の限界は、ヒトラーや人間の欲望と同様に、そんなに簡単な問題ではない。

 ノーベル賞作家のギュンター•グラスは、”みんなに責任がある。ナチスに対し責任があるにも拘らず、誰も自分で責任をとらなかった。その事を思い出してもらいたい”と語る。
 ドイツ国民は、全てナチスの幹部のせいにし、”国民が知らぬ所で歴史が動いた”という顔をした。要するに、歴史を冷静に見直すと、国民全体が何らかの形で歴史に関与してたのに、自分たちはむしろ犠牲者だという風に戦後はシラを切る。
 そういう議論を長々と続け、漸くマスコミはそれを理解して放送し、週刊誌は特集で取り上げ、空前の騒ぎにもなった。つまり、グラスは自分がナチスと繋がった”黒い過去”を敢えて公表し、それを現代史の問題として扱った。
 だから、あの騒ぎは直ちに消えていったのだが、ナチスに関してはそういう関与の仕方もあったのかと思うが、流石はグラスである。



2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ホロコーストがなければ (paulkuroneko)
2025-06-21 12:58:40
ヒトラーは偉大な政治家だったのか
これは巷でよく議論になる点ですが
個人的にはですが、ナチスドイツが内部から腐っていく過程で生まれたのがホロコーストであり、”ユダヤ人のドイツからの追放”というのがヒトラーの隠れた思想でした。
それが、戦局が不利になるにつれ、”ユダヤ人根絶”という最悪の政策に変質していく。
勿論ですが、それを加速させたのがヒトラーのカリスマと無計画的な政策でした。
お陰で、ユダヤ人政策は行き詰まり、ホロコーストがナチスの独裁体制で強行されます。

結果論ですが、どっち転んでもホロコーストは避けられなかったのではとも思います。 
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paulさん (象が転んだ)
2025-06-21 21:13:10
必然ですよね。
ナチスの思考で言えば、レイシズム(人種差別主義)と反ユダヤ主義を土台に、残虐な人命軽視の価値観が乗っかり、ユダヤ人の追放政策が行き詰まれば、優性主義を加速させ、ホロコーストに進む事は自然な流れでした。

追加政策で言えば、当初はパレスチナとローデシアへの追放が計画されてました。ですが、ローデシアへの追放は英国との開戦により不可能になり、一方、ポーランド併合や対ソ戦により、追放の対象となるユダヤ人は400万人以上に上ります。

そこで、無計画で苦し紛れに生み出されたのがハイドリッヒが考案したホロコースト政策でした。
この頃のヒトラーは殆ど自暴自棄で、全てを自分1人で決めてました。つまり、カリスマが悪い方向に働くと大量虐殺になるの典型ですよね。
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