昼休みになると、必ずと言っていいほど若者らがコンビニで弁当を買うシーンに出くわす。
確かに、コンビニの弁当は甘くて美味しい。が、毎日あの甘ったるい食事を続けるとなると、私のか弱い腸は100%パンクする。
スーパーへ行けば、買い物かごに加工食品や冷凍食品を山ほど積み上げるオバさんに、高い確率で出くわす。後ろで並んでる私は、その光景を見た瞬間吐き気を催す。
そう、日本人は大の加工食品好きな民族である。甘ければ、美味しければ、それだけでいい。一旦胃袋に入ってしまえば、後は知らんふりだ。
胃腸がタフな人はそれでいい。
しかし私みたいに、腸の弱い人種は(ギャル曽根みたいに)、何でもかんでもバキュームカーみたいには飲み込めない。
羨ましくもあるが、もうすぐ60に差し掛かる中高年オヤジからすれば、腸が弱いのは逆にとても有難い事だ。つまり、健康であり過ぎるのもまた、不健康なのである。
加工食品がダメだから外食が出来ない。外食をしないから食事に余計な出費も掛からない。自炊するから、安全なものしか食わない。
食事の誘いがあっても、(腸が弱いという)健康上の理由があるから難なく断れる。NOとは言えない日本人でも平気でNOと言える。
晩酌こそするが、(孤独のグルメを見ても解るように)酒を飲まない外食中心の人よりもずっと安上がりである(多分)。
コンビニ弁当の原価
コンビニで売られてる弁当の原材料費はいくらなのか?自炊派にとっては非常に気になる問題ではある。
コンビニ500円弁当の店利益は40%とされるから、実質の弁当代は500円×0.6=300円。このうち、配送費と本部経費が20%。
つまり、300×0.8=240円で弁当会社がコンビニに販売する。弁当会社の利益が50%(ご飯・具材加工費・配送費)が必要として、240円×0.5=120円。
更に、冷凍食品などの加工品を使うので、加工品工場の製造費・配送費を引くと、原材料費はその50%程になる。120円×0.5=60円。
大まかな計算だが、500円のお弁当を作るには、売価の12%の60円の原材料しか使えない事になる。
つまり、ハンバーグでいえばハネ肉や大豆タンパクに、安い(遺伝子組換えの)油や玉ねぎに、食味改良材・乳化剤・増量目的の食品添加物を使う。パン粉も安い小麦にトランス脂肪酸や、大豆タンパクは遺伝子組換え大豆油の搾りかすから作るしかない(「コンビニ弁当の原価」より)。
孤独の自炊
では、自炊で60円の材料費で何が作れるだろうか?
ウインナ(小)1本が10円として(安ぅ)、半ライスとウインナ3本で60円は優に超える。
流石にこれが夕食なら、少食の私も餓死するだろう。
そこで、(上で述べた)500円弁当の実質の(弁当)原価240円で何が作れるだろうか?
先日の夕食(写真)を例に取ると、メンチカツ3枚(50円)と小ウインナ3本(30円)と冷凍フライドポテト100g(20円)として、メインのおかずは100円。
ベンネを使った塩焼きそばが30円として、あとはわかめと白菜の玉ねぎスープ(20円)と光熱費と調味料代その他を20円として、合計で170円なり。
因みに、焼きそばの半分弱を朝食に回すから、私の1日の食事(朝夕の2回)はこれだけで足りる。
それでも240−170=70円が余ってしまう。
日本酒(二級酒)が600円(2L)だから、70円で234mlは飲める(ケチ臭^^;)。これは、お医者さんの言う適量の範囲である。
因みに、500ml(150円)が私の平均的な晩酌代だ。
これだけのものを500円で出せる店って殆どないから、如何に(酒を毎晩飲んでも)自炊が安全で安上がりかが理解できる。
まさに、”孤独の自炊”である。
私が外食を嫌うのも、こういった計算を無意識に行うからである。
数学が”ミニマルの原理”(必要最小限で最大限の効果を出す)を基盤する様に、私も必要最小限の生活費で最大限の幸福を求めるのだ。
周りは”ケチ臭”とバカにするが、そんなバカなら進んでバカになってやる。
”ひと目を気にせず、幸福に空腹を満たしたい時、私は自分勝手に自炊する。
誰にも邪魔されず、気を使わず、ものを作って食べるという孤高の自炊。
この自炊こそが現代人に平等に与えられた、安上がりで最高の癒しと言えるのである”
そう考えると、満更ケチも悪くはない。
肉の味は殆どしないのに
身体には悪いとは思ってるんですが
パッケージラベルにある原材料を見ると添加物のオンパレードですもん。
天然のものって何があるのだろう?と考えさせられます。
それでも食う時は忘れる。
食とは孤高の行為なんですね。何と指摘されようと空腹を満たすためなら何でも食う。
転んだサンもおっしゃってるように
不健康な方がちょうどいい。
でもメンチカツって自分で作ったんですか?
ウインナも自家製じゃないですよね。
ストイックすぎるのも考えもんですよ。
原価計算をする象転んださんはさすが(*^^)v ワタシにはできない。
長い記事になっているけど、胃腸が弱いことと、人と関わるのが苦手なのよね。
”孤独の自炊” 哲学的で分からないけれど、だれにも邪魔されずマイペースが良いのよね。
ワタシもギャル曽根のでるような大食い食物番組は苦手!
自炊できるだけでも凄いです。
>ひと目を気にせず、幸福に空腹を満たしたい時、私は自分勝手に自炊する。
誰にも邪魔されず、気を使わず、ものを作って食べるという孤高の自炊。
この自炊こそが現代人に平等に与えられた、安上がりで最高の癒しと言えるのである”
☆文学的で悟りの境地だす
実はタイムセールの惣菜でして、ウインナも大袋入りの安もんです。
メンチカツもウインナも大好物でして、酒に合うからよく食うんですよ。
全てが完璧という訳にもいかないんですが、自炊して思うのは、如何にシンプルで手間が掛からないかですね。
カルビ弁当、私も食った事ありますよ。あれこそが外食の本質なんですよ。
ショートケーキとまではいきませんが、パウンドケーキなら一度だけ作った事あります。でも買った方が安く付きますね。
孤独のグルメのオープニングのナレーションです。てっきりバレバレだと思ったんですが(笑)・・・私には詩人の才能はないです。
”行為”を”自炊”に変えただけですが、結構自作っぽく見えますかね。
酒呑みは大半が自炊やってます(多分)。晩酌を安く済ませる為にですが、その分お酒にお金を回す。
でも、包丁でよく怪我をするので、それだけが高く付きますね。
ただコロナの後遺症もあってか、大勢でワイワイというスタイルから”誰にも邪魔されず”という孤高のスタイルに変異していくのか。
まるで聖地巡礼みたいに、番組で紹介された店と注文されたメニューを次々と訪れては食べる。
孤独のグルメでは大衆系(中華含む)や居酒屋系が多く、イタリアンやフランスは殆どないもんね。
転んだサン風に言えば
日本が無差別に謳歌してきた食文化も収束しつつあるってなるんだよね
日本の食文化も大きく様変わりしそうですね。
NHKでもアジアンキッチンがよく流されてますが、やはりホッとしますもん。
欧米の食から再びアジアの食へ、そして多様化するアジアの食文化へと突き進むような気がします。
こういうまとめ方でどーでしょー