たかが大谷､されど大谷､その１１〜大谷が初夢に出てきたよ〜

　やっと初夢を見た。”遅すぎた初夢”で､こんなん初夢とは言わないかもだが。大晦日から数えて6日間は夢を見なかった事になる。よく夢を見る私にとってはとても珍しい事だが､これも歳食った証拠だろう。別にそれ程疲れてもいないのに。

　さてとどんな内容の夢だったのか。
　
　大谷が一生懸命にウエイトトレーニングしてるではないか。そこで私めは､大谷のトレーナー兼相談役になってる。

　大谷の苦悩や不安を聞いてやり､サポートする役目だ。何だか全くの想定外の展開に､夢から覚めた時は､流石に放心状態であった。

　大谷はよく喋った。彼が抱える苦悩を洗いざらし喋りまくった。ああ彼も厳しい競争社会の中に身を置く､一人の血生臭い人間だなって思った。

　この時点で私は彼が好きになった。夢の中では大谷も私に絶大の信頼を置いてくれてるようだった。

　普段ならここら辺で夢だと気付くんだが。あまりに大谷の話に聞き入り過ぎて､感心しっぱなしで自分を振り返る余裕すらなかった。

　そこで私は､大谷の肘の負担を軽くするトレーニングとして､水に浸した縄を用意していた。縄は水に浸す事で重くなり､それをウエイトトレーニング代わりにと思いついたんだろうね。私らしいよく考え抜いたアイデアだと思った。

　”されど大谷ブログ”では､結構彼には辛辣でキツイ事を書いてきたが。勿論彼が知る由もない。

　実をいうと､大谷が夢に出てきたのはこれが初めてじゃない。前にも一度だけあった。その時はとても生意気な青年だった。メジャーデビューしたばかりの頃だったから､全くの天狗になった大谷だった。

　多分､それで大谷にはキツく当たる様になったのかもしれない。いやそうでもないか。

　しかし今の大谷は大人だ。聞く耳をちゃんと持っていて､自分の意見もしっかりとしてる。夢の中では少なくともそう思った。

　多分大谷は大丈夫だろう。私がブログで心配したような最悪の結果にはならないだろう。もし大谷が私の”されど大谷”のブログを読んで､夢の中に出てきたとすれば､これ程の幸せな夢のような初夢はない。

　ま､そんな事はある筈もないが。まるでそう思わせるような”遅すぎた初夢”だった。今年を上手く乗り切れば､大谷はルースを超える存在になるかも知れない。勿論､初夢が現実となればの話ではあるが。

　しかし､初夢に大谷が出てきたというのは､ひょっとして私にもご褒美があるかも知れない。いやそう思いたい。