夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

◆朝まで生テレビ

2005年04月30日 02時22分32秒 | 日記・書評
 朝まで生テレビを見ていて,10年ひと昔という思いを強く抱いた。

 冒頭に福島瑞穂が発言していたが,10年前だったら福島氏の発言と同様の発言をする人が半分近くいたもんだが,今,福島氏と同様の発言をする人は,贔屓目に見ても2,3人。左派といわれる価値観を有する人はずいぶんと減った。

 反対に,保守,右派,右翼とまあ大雑把なカテゴライズではあるが,そっちの価値観を有するとみられる人はずいぶんと増えた。なんだかWEBでは右派が圧倒しているように思えるくらいだし,激変といってよいくらいだ。

 日本は,戦後50年程度,左派,左翼にかなり傾いていたことからすると,ゆり戻し現象と考えた方がいいのかなと思う。そうだとすると,左右のバランスが取れてちょうどよいのかなとも思う。

 いや,それにしても,福島瑞穂氏の発言のアナクロさは微笑ましいくらいだ。昔の映画を見て懐かしく思う感覚がそこにはある。弁護士やっていたときには,理論の明確さや議論の仕方など尊敬していた部分もあったのだが,政治家になった途端,社民党という組織の代弁者になってしまったように思える。やっぱり弁護士に戻って弱者救済や女性の地位向上といった活動を地道にやっていった方が本領を発揮できるように思えるのだけれど。

 昔の朝生と違うと思うのは,イデオロギーのぶつけ合いに終始しなくなったことかと思う。やはり,発言内容の立場性はあるものの,客観的な理由付けというのがあるように感じる。これは,日本人が「議論」になれてきたということなんだろうか?


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