夕陽丘

時事問題とロースクールの日常など

◆愛知万博にて その1

2005年04月09日 01時29分20秒 | 日記・書評
 今日、一日かけて愛知万博にいってきた。いろいろと思うところはある。自然の叡智・愛地球博という万博テーマの設定と現実とが乖離している点、弁当持込問題に代表されるように上層部の意思決定の不完全さが現場レベルに混乱を引き起こしてしまっている点、予約システムの複雑さが予約による入場者の効率的配分を阻害しているようにITの利用によってITの利点を生かしきれていない点等々、すでに多方面で伝えられている問題を自分も実感した。

 万博会場入場時の問題点を1つ指摘。

 セキュリティチェックで、入場者は、手荷物の開被を求められ、係による内容確認ののち手荷物をトレイに乗せ、自分は金属探知機をくぐる。そして、金属探知機に反応がなければ、手荷物を受け取り、お目当てのパビリオンに急ぐ。

 問題は、手荷物内容の確認が「一瞥」で終わることだ。X線で内容確認するわけでもなく、これでは手荷物に何が入っているかなどわかるはずもない(弁当などの有無は確認できるとは思うが)。

 もし、かばんの底にナイフを忍ばせていたらどうだろう?
 もし、小型の爆発物を隠していたらどうだろう?

 現在のチェック体制では、発見できるとは思えない。

 セキュリティチェックが、テロ等の防止目的であるなら、現在の体制はほぼ無意味に近い。もし、それが目的なのであれば早急に改善しないと万が一には対応できないと思うのだが。

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