静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

命日

2008年06月10日 00時04分48秒 | Dialy
もう日付が変わってしまったが、今日6月9日は父の命日。
五年前の今日は、今年と同じ月曜日だった。

当時綴っていた日記より・・・・

2003年6月7日(土)・・・「目を離してはいけない」状況になってきた。明日の○○も伊勢管もやめることにする。苦しそうなときと楽なときが交互に来るようだ。さすってやることしかできないのが、なんとも口惜しい。母は懸命に、父の好きな聖歌を歌い続けていた。なんとか、楽に「行って」欲しい。それか、また元気になって欲しい・・・そんなことを思っていた。尾上町に泊まる。


6月8日(日)・・・昼前に一度(自宅に)帰る。夕方前に、また来るつもりが財布が見つからず(結局、深夜に見つかった)父のところには行けず。オークション、全て中止する。父は2、3日前よりは、やや楽のようだった。Tさん、毎日来てくれている。


6月9日(月)・・・父逝く。仕事の空き時間に父の所へ。ほどなくしてM(カミさん)、「りゅう」も来る。「りゅう」を見て、父がほほえむ。12時過ぎ、突然苦しみだす。今までにない大きな苦しみのよう。K先生(主治医)がたまたま来て酸素を取りに急ぎ戻る。酸素投入するもあまり改善されず、アゴを大きく動かしての呼吸に。しだいに目の力も薄れていった。19:13・・・水をおいしそうに二度ほど飲み、そして呼吸が止まった。
お父さん、長い間、ほんとうにありがとう!!
どうか、もう楽に、幸せになってくれますように。

(前日、財布の紛失騒ぎで行けなかったので、この日、仕事の合間に少しヒマをもらって訪れたのだが、そのまま最期まで看取ることになった。不思議なことに、別行動だったカミさん達も偶然に訪れて去っていった、その直後のことだった)


こんなものをアップするのは悪趣味かな?
5年目にして、やっと出せる気がしたのだけど・・・。

今日は蒸し暑いような、しかし、窓外からの風は肌に冷たい感じもした。
夕方、すごい雷雨。
お昼前に、かつて一緒に働いて今春退職された方からメールが届く。
ありがたいことだなぁ。
「・・・あなたが倒れたら、あなたのご家族がどんなに大変なことになるか・・・・中略・・・・私は、はからずも、職場は私なんかいなくても、ちゃんと回っていくことがわかりましたが、家族にとっては、あなたの代わりはいないのですよ。どうか、体も心も休ませて、ゆっくりのんびりやって下さい。・・後略。」
同じく、今日、やはり今春退職したかつての同僚が、病気療養の後輩のピンチヒッターとして職場に舞い戻ったと聞いた。
・・・私は「やめときなさいよ」って言ったのだけどね・・・・。

今夜はベートーヴェンの作品132の第1楽章をバリリ四重奏団のLPで、交響曲7番とレオノーレ第3をオーマンディのロシア・ライヴで聴いた。


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