静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

私のがん治療歴(多発性骨髄腫編)その2(終)

2018年02月16日 09時35分34秒 | 健康や病気の話
12日(月)、予定通り退院しました。
写真は、その退院の朝、病棟の窓からの景色。

昨年の暮れから続いた三度の入院(検査、手術、抗がん剤再開)も、とりあえず一区切り。

今回、勝手に「三度目の生まれ変わり」だと思っています。

一回目は直腸がん手術(2009年12月)にて。
二回目は造血細胞の自家移植(2014年8月)にて
そして、今回の脳血管バイパス手術にて。

三度目の「生まれ変わり」に引き続いて、多発性骨髄腫の治療は新たなステージへと進みました。
維持療法再開です。

人は何か(病変、トラブルなど)があったときに、その原因を考えるものですね。
私も、今回の脳血流低下の原因を考えたりしました。
医師は断定はしませんでしたが「消去法で考えれば」ということで「ひとつの可能性として、腫瘍(骨髄腫)由来かも・・・」と仰いました。
なるほど、多発性骨髄腫の症状というか特徴のひとつに「血液の粘性が増す」というのがあり、さらに服用していたサレドにも「血液の粘性を増長する」とありました。
それでバイアスピリンも服用していたわけですが、サレド休薬時にバイアスピリンも同時に止めていました。
サレド休薬時に、私の方から主治医に「バイアスピリンも止めてもいいでしょうか?」と訊き、そのまま許可されたのです。
そのときは、飲んでいる薬を一種類でも減らしたいという気持ちから言ったのですが、もし、そのままバイアスピリンを継続服用していたら、このようなことは起こらなかった「かも知れません」。

まぁ今となっては、そんなことを言っても仕方ないのですが・・・・。
「回り道をしてしまった」
そんな感じです。



で、途絶えていたこのシリーズの続きをまとめておきたいと思います。

今までと重複していることが多いですが、一応、時系列で羅列しておきます。



2009年12月・・・・直腸がん手術、その後転移再発無しで経過。
2013年12月・・・・手術後4年目のCT検査で骨病変発見。

2014年

2月・・・・多発性骨髄腫と診断(病期3a)、入院、治療開始
3月~7月・・・・BD療法開始
●BD療法・・・血液中の腫瘍量を減らす治療。ベルケイドの皮下注射とレナデックス10錠服用を週に一度、これを4週連続。5週目は休みとして計5週間を1クールとし4クール(20週間)続けた。

7月・・・・末梢血幹細胞採取

8月~9月・・・・自家移植(大量化学療法併用末梢血幹細胞移植)

10月~11月・・・・経過観察
11月~・・・・TD療法による維持療法開始(2017年3月31日まで)
●TD療法・・・サリドマイド(販売薬品名:サレド)とデキサメタソン(販売薬品名:レナデックス)の併用により腫瘍量を抑える。サレドを毎日、レナデックスを週一回服用。


2017年

4月・・・TD療法中止(休薬)
9月ごろより視界に違和感。
10月ごろより、発音、嚥下に違和感。他に微妙なふらつき感や肩・首痛。
11月・・・MRIにて右脳内の血流低下の診断。
12月・・・検査入院にて「バイパス手術が妥当」との診断。

2018年
1月25日・・・手術
2月1日・・・退院
2月8日・・・抗がん剤「レブラミド」服用のための入院
2月12日・・・退院

ということで、現在、維持療法としてRD療法が始ったところです。
●RD療法・・・レナリドミド(販売薬品名「レブラミド」)とデキサメタソン(販売薬品名:レナデックス)の併用により腫瘍量を抑える。「レブラミド2錠を毎晩、レナデックスを週一回服用」。これを3週間(21日間)続けた後1週間の休薬期間を取る。

今日でちょうど一週間たちました。
昨夜は、女子カーリングを観てて、そのまま寝てしまい、さっそく服薬忘れました(汗)。

このシリーズは今回でおしまいです。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿