静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

年忌

2009年06月10日 22時58分25秒 | Dialy
当地も梅雨入り。
実に梅雨らしい天気の今日でしたが、先日の日曜日はカラリと晴れた五月晴れでありました。
昨日は父の命日でした。
で、その日曜日(7日)は、父の七回忌と祖父の三十三回忌を合わせて執り行ないました。
ごくごく身内だけの静かで簡素な法事でした。

祖父が亡くなったのは私が大学の時。
葬儀の翌日がピアノの試験ということで、親戚が帰った後の線香臭い自宅で、バカ明るいモーツァルトのK.332の第3楽章を何度も何度も弾いてました。
あのころは部屋に冷房無く、外の蝉時雨に少しはかき消されたかと思いますが、それにしても「葬儀の日に、なんて景気のええビアノ弾いてるんや???」って近所からは思われてたかも知れません。


父の通夜の晩は、葬祭場に兄弟3人が父の棺と共に寝ました。
あのとき弟達の寝顔を見て「死んだ親父の安らかな顔に比べて、この二人の寝顔のなんと苦痛に歪んでいることだろう。みんな苦労してるんやな」なんて思ったことを思い出します。
あれから6年が過ぎました。

ところで、三十三回忌のことですが、どんな極悪非道の人間でも死んで33年が過ぎれば、その罪は全て許され極楽浄土へ行けるという考えもあるそうですね。
最後の審判の日に叩き起こされて、罪を全部暴かれた上に「永遠の業火」に苦しめられるキリスト教よりも、やっぱりずいぶんと優しいのですね、仏様は。


写真は、7日の追善供養が営まれた地元のお寺です。

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