青山作品はやっぱり安定の良さ。
優しいし、落ち込む登場人物の気持ちも共感できるし、最後まで読んだ後味も良いし、読んで良かったって気持ちにさせてくれてほんと凄いわー。4つ★～４つ★半
今回も色々と繋がっていて、ちょこっと前に登場した人が出て来たり、最終章でネタ明かし？みたいになっていたり、そういう仕掛けも楽しいです。
５篇の連作短編集。
初めてポットキャストなるものを知りました。
月について色々語る内容ですが、知らない事ばかりで、へー！って思いましたよ。
★以下ネタバレであらすじ、感想書いています★注意
誰かの朔
長年勤めた病院を辞めた看護師、新しい仕事を探し中。実家暮らしで肩身が狭い。
たまにふらりと帰って来る劇団にいる弟が隣の家の人から猫を数日預かる約束をしたらしい。
自分の為に何か買ってみようと、ふと思い立ち指輪を購入。
レゴリス
芸人を目指し上京したが売れず、現在は宅配便の仕事をメインにしている。
最初の内2人組でそこそこ良い感じだったが、相方のイケメンで華のあるサクが突然辞めると言い出して以後、ピン芸人としてやっているがうまく行かない。
お天道様
二輪整備士の父親。娘が結婚すると言い出した。しかも妊娠もしているとのこと。
娘は結婚して九州に行くと・・・。
お相手の男性はSE関係でひょろっとした言葉少ない男性の様子。
ウミガメ
母から自立したいと願う女子高生。母と娘としっくり行ってない関係。
母は父が出て行った後シングルマザーとしてやってきている。
娘は早くこの家から出て行って自立したい。イタリア語学科のある短大に進もうと思っていて、愛車のベスパでウーバーのバイトをこっそりしていた。
そんなある日、お届けに行った家にクラスメートの男子が。彼は劇団員の息子で、色々な雑用をやっていて、彼女も時給1000円で手伝う事になった。
針金の光
既婚子無しのアクセサリー作家。優しい夫と結婚して数年。親切な義母が頻繁に連絡したりやってくるのが正直面倒だけど、仕事は凄く順調。
ちょっとやってみたハンドメイドのアクセサリー販売が思いがけず成功。
アイディア等は一人で静かな処じゃないとダメで、家にいると雑音で集中できないからと、別の場所に部屋を借りて、そこで過ごす事も最近多い。
製作中にふと誤って目薬じゃない溶液を目にさしてパニック。そんな時義母が頼りにとてもなったし（教えてもらった医療電話相談の女性が最初のお話で登場した看護師さん。その後、こういう素敵な仕事に就いていたのね！良かったー。彼女が購入した指輪の作家さんがこの女性というのはお互い知らないまま）、普段はあって当然で忘れていた夫の優しさやありがたみが身に染みるのだった。
ポッドキャストのタケトリ・オキナって、あの高校生の男の子だったのね。かぐやひめは元気かな？というのは、家を出て行ったお母さんだったのかー。お母さんが出てった後、こういうのをやっていたとは。切り絵アーティストの女性がお母さんで、舞台を密かに見に来てた様子。
以上
月の立つ林で 2022/11/7 青山美智子
青山美智子さんの他の本の感想「猫のお告げは樹の下で」「月曜日の抹茶カフェ」「ただいま神様当番」「お探し物は図書室まで」「赤と青とエスキース」「鎌倉うずまき案内所」
↑を読んで、本書を思い出してほっこりしちゃった。
うん、優しいし少し元気になるよね＾＾
上手くつながりすぎだけど(笑)
娘が結婚すると言い出した父親の話、この父親がなんか良かったなぁ。いろんな思いと葛藤してて、でも娘のことが大好きで＾＾
早く自立したい女子高校生。この子の気持ちもよく分かる！！でも、この歳になると母親の気持ちも分かるのよね～～～。
青山さん、やっぱり良いですよね。
ハグとナガラに投稿に気付かなかった解説、ありがとうございました。
そーいうことがあったのですね！！
てっきり、私がボケーっとしてて読み逃したのかと思ったよ、良かった～～～ボケたわけじゃないみたい(笑) 解説、ありがとう♪
コメントありがとうございます。
そうそう、ちょっとうまく繋がり過ぎかなー、そこまで繋がらなくても・・と思うことは確かにある
お父さん、娘思いでしたよねー。
男親ってそういうものなのかもしれないな。
それとわぐまさんが普段聞いてるFMのラジオ、いいな！
＞ＤＪの喋りが少ない、ＤＪのテンションが低いやつ
曲を３曲くらい流して、その曲紹介を女性のアナウンサーがして
私もそういうの好き。
喋りが中心の番組とか、テンション高い人のは、ちょっとなー。ゆったり聞きたいので。
そうそう、図書館から青山さんの別の本が到着したよってお知らせが来たの。それは嬉しいんだけど、青山作品ってたまに読むとすっごく良いんだけど、続けて読むとありがたみが薄れる気がするのよ。構成とか似てるせいもあるのかな・・。
ハグとナガラ いえいえ、私のミスなのにごめんなさい
青山さんの作品にはいつも癒されています。
特に最初の看護師さんが歳が近いからか感情移入することが多かった気がします。
後々自分に合った仕事を見つけられて良かったとほっとしました。
月についても知らないことばかりで勉強になりました。
私も全然年齢や職業なども違うのに看護師さんに一番感情移入しちゃいました。
あの後、彼女にピッタリの仕事をしている様子がうかがえて嬉しくなりましたね。
月のウンチク、果てしなく一杯あるんだなあと感心しました。
若い方とは思っておらず、お年を召された方なのかなーなんて思っていました。
私の聞いてるラジオ、ＮＨＫのＦＭだと思います。昼の１２：３０～１４：００まで。
一応、日によってテーマがあるらしく・・・私の知らないような昔の昭和歌謡だったり、演歌だったりする日もあるんだけど、たま～～～に私が知ってる８０年代・９０年代のポップスが流れてきます。
いつも聞いてるわけじゃないんですけどね。その時間帯に運転する時は、聞いてることが多いかな。
１３：３０くらいからは、一人のアーティスト特集になってます。
機会があったら、聞いてみてね♪
青山さんの本が続くと、ありがたみが薄れるって分かります！！似てるからね、、、飽きちゃうよね。悪くないし、むしろ好きなんだけど読むタイミングが大事です！！でもそのタイミングを選べないのが図書館ユーザーの痛いところですよね。
調べてみたよ！
多分埼玉も東京、神奈川も同じだと思う。
なんと、選曲（かかる曲）が既に決まっているのか？書かれていてサービス精神にびっくり。
リストを見たら、昔の昭和歌謡とかも多いのね。
日によってテーマがあるのかー。
私はその時間はお家で食事、テレビを見てることが多いかな。昼食後はトイレタイムが来るから外出したくても出来ないんだよね・・・
今度聞いてみるね！
それと青山さんを続けて読むと・・・の件、解ってくれて嬉しいです。
そうなのよね、なんぼ最高に良いお話でも、マイナス効果発生しちゃうのよね。
図書館で借りずに買っちゃえばいいんだけどね。
ラジオは普通に料理作りながら良く聴いているのですが。
ひとりでいる時、ラジオから流れて来る誰かの声を聴いて
いるとほっとするんですよね。
こういう番組があったら私も聴いてみたくなるかもです。
ポッドキャスト、検索してみたら有名人のラジオ放送とかもまとめて聞けたりするんですね。全然知らなかったわー。
べるさんはお料理しながらラジオを聞いていたりするのね。
私はお料理とか洗い物してる時って、手元で音がしてるせいもあって（聞き取れないから）音楽メインでながら聞き出来る番組にしがちなんですよ。
お喋りしてるのを聞く時は、あれ？今、なんていった？って聞き逃す事も結構あって、しっかり腰を据えて聞かないと。
最近耳も悪くなってきちゃったかな。