
松永K三蔵さんは「バリ山行」を読んで面白かったので、こちらも借りて読んでみました。本作の方が先に書かれて発表されていた作品だそうです。
あまり分厚くないし、読みやすいです。3つ★半
人の良い主人公が翻弄させられて気の毒だけど、可笑しみのある内容で気楽に読めます。
主人公は仕事の要請で、とある建設現場に行くことになるが、隣の家に住む亀男という男がクレーマーで頭を悩ませられる。カメオはいつも大人しい犬を連れていた。
(ブルテリア犬なのかな?)
★以下ネタバレ★
なんと!カメオが突然亡くなる。
カメオの親類のおばさんが、残されたワンコをちょっとだけ預かって欲しいと強く押しつけて来て、(ここでガンとして拒否するか、ちゃんと身元確認しないのはヤバイよー)少しの間なら・・・とペット禁止のマンションなのに受け入れてしまう。名付けはしてなかったけれど、何故だかカメオと呼んでしまった・・・。
そのうちワンコは成長し逞しくなって行く。
引き取ってもらえると思った兄貴の家にも最終的には拒否されてしまう。さんざん悩んだ後、放棄することに・・・(ここの展開がネックで、受け入れられない!という人もいそう・・・)
最後は趣味の仲間の集まりで、山で自転車で走っている時に、野犬の群れのボス的立場の犬がカメオだったっぽいのを目撃する。 主人公が勢いよく走り、叫んだカメオ!の声に仲間たちは反応し、今迄あだ名がなかった彼をカメオと呼ぶ様に・・・。以上
前回の山登りといい、今回のバイク(自転車?)走りといい、松永さんはパワフルな趣味をお持ちなんだろうなー。
「バリ山行」以後の新しい作品も機会があれば読んでみたいです。
カメオ 2024/12/12
松永K三蔵 (著)
第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。
本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男・カメオがたちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。
松永K三蔵
「カメオ」
「バリ山行」
あまり分厚くないし、読みやすいです。3つ★半
人の良い主人公が翻弄させられて気の毒だけど、可笑しみのある内容で気楽に読めます。
主人公は仕事の要請で、とある建設現場に行くことになるが、隣の家に住む亀男という男がクレーマーで頭を悩ませられる。カメオはいつも大人しい犬を連れていた。
(ブルテリア犬なのかな?)
★以下ネタバレ★
なんと!カメオが突然亡くなる。
カメオの親類のおばさんが、残されたワンコをちょっとだけ預かって欲しいと強く押しつけて来て、(ここでガンとして拒否するか、ちゃんと身元確認しないのはヤバイよー)少しの間なら・・・とペット禁止のマンションなのに受け入れてしまう。名付けはしてなかったけれど、何故だかカメオと呼んでしまった・・・。
そのうちワンコは成長し逞しくなって行く。
引き取ってもらえると思った兄貴の家にも最終的には拒否されてしまう。さんざん悩んだ後、放棄することに・・・(ここの展開がネックで、受け入れられない!という人もいそう・・・)
最後は趣味の仲間の集まりで、山で自転車で走っている時に、野犬の群れのボス的立場の犬がカメオだったっぽいのを目撃する。 主人公が勢いよく走り、叫んだカメオ!の声に仲間たちは反応し、今迄あだ名がなかった彼をカメオと呼ぶ様に・・・。以上
前回の山登りといい、今回のバイク(自転車?)走りといい、松永さんはパワフルな趣味をお持ちなんだろうなー。
「バリ山行」以後の新しい作品も機会があれば読んでみたいです。
カメオ 2024/12/12
松永K三蔵 (著)
第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。
本社からの命令で何としても期日までに倉庫を建てなければならないのに、犬を連れた隣地の男・カメオがたちはだかる。不条理な可笑しみに彩られたデビュー作。
松永K三蔵
「カメオ」
「バリ山行」
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