LanguageStyle

■「日本人と英語」を考えてゆくブログ

フルスイング | NHK 土曜ドラマ

2008年01月23日 | 記事
フルスイン 先週の土曜日(2008年1月19日)からはじまったNHKの新ドラマ「フルスイング」。毎週土曜日にNHK総合テレビ(21:00~21:58)とBSハイビジョン(18:00~18:58)で放送される予定(全6回)のドラマです。公式ホームページはこちら。主演は高橋克実。「トリビアの泉」や「爆笑レッドカーペット」などのバラエティ番組でよく見かけるエンターテイナーです。「ショムニ」にも出演なさっていましたね。
 このドラマはプロ野球の名コーチから高校教師に転身した高畠導宏《たかばたけ みちひろ》という人物の実話。岡山県岡山市出身ということでドラマの中でもたびたび岡山弁らしきもの(岡山弁がどのような言葉かはよくは知りませんが)が聞こえてきます。すでに第一話は放送されてしまったので見逃した方は残念。第一話を見て結構面白いなと私は感じました。58歳にして教育実習に行くというあたりからすでに常人ではないことが分かりますが、これを見ながら自分の教育実習のときのことをすこし思い出している自分がいました。ドラマは見る人によってさまざまな見方があるということです。教育実習期間のたった数週間の中で生徒全員の顔と名前をすべて覚えようとする元気や余裕は僕には無かったなと懐《なつ》かしみました。
 第一話には重要なセリフが登場しました。次のやり取りに注目をしましょう。
 
 高林導宏:コーチ時代、コーチの仕事は教えんこと。それがわしの信念でした。
 時任あや:コーチなのに、教えないんですか。
 高林導宏:無理やり教えても、選手がかわいそうじゃ。選手が苦しんで、悩んで、「高さん、指導してください」言うてくるまで待つ。大きな耳、小さな口、優しい目で待つんですわ。
 
 なんとすばらしい言葉でしょうか。私は感動しました。指導者とは指導する者と書きますが、指導の中には「教えない」という指導もあるのですね。一つの大切な視点だと思います。いかに「教える」かを考えるということはいかに「教えない」かを考えることに通ずるような気がします。
 
  大きな耳 小さな口 優しい目
 
 内容的にも面白そうなドラマです。私のオススメドラマです。ついでに言えば、「斉藤さん」と「エジソンの母」も面白いと思います。よく私が見るドラマです。

・・・・・・・・・・[Amazon.co.jp]・・・・・・・・・・
書籍:甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯
著者:門田 隆将
出版社:講談社
発売日:2005/6/29
ページ数:311頁
定価:¥ 1,785 (税込)


※ブログランキングに参加しています。よろしければクリックをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ 人気blogランキング



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。