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■「日本人と英語」を考えてゆくブログ

適温快適

2008年11月14日 | 放言

 英検の一次をパスし、二次を受けるというのでここ最近私のところに面接練習をしに来る生徒がいる。よく頑張る生徒だ。その生徒にとってはおそらく英語はそれほど得意教科ということではないだろう。ただ、英検受験をきっかけに今、がんばっている。検定試験をきっかけにして変わる生徒となるのか。見守っているところである。

 今日の時間割はなかなか忙しかった。

1時間目:なし
2時間目:2年生
3時間目:1年生
4時間目:2年生
5時間目:3年生
6時間目:3年生

 2年生は2時間かけてノート指導。生徒たちがノートをどのようにとっているのかについてこれまでそれほど注意深く見てはいなかった。指導対象になっている文法について説明を行い、練習をさせた後に、各自で色ペンを用いながら整理するように指示。ポイントはどこなのか。口頭での私の説明がなかなか記述されていないものだと実感させていただいた。考え方を言語化する。言語を言語化して理解しようというのは大人の学習。模倣ではなく、論理に焦点を当てた大人の学習である。高校生くらいになるとこのようと大人の学習を推し進めていただきたい。もちろんドリル形式の基礎力養成は欠かせないが、論理をないがしろにしてはならない。1年生は不定詞。3年生は集中力なし。というよりもむしろやる気なし。私のほうも3年生に関しては少しだけしょんぼりしてきた。「こなす」授業になりつつある。

 ところで最近、風呂の中で本を読んでいる。授業の予習をしたりプリントアウトしたブログ記事を読んだり。このとき大事なのは、風呂の温度。熱すぎると汗だくだくになるし、ぬるすぎると風呂から出た後に「風呂に入ったなぁ」という気持ちになれない。寒いのだ。風呂の温度をいい具合にしておく必要がある。

 放課後、3年のある生徒が単語についての相談に来た。「えっ!この時期に?」と思ってはいけない。その生徒は単語を何度も書き、日本語に訳し、英語を読むという作業をしているらしい。この生徒が使っているのはターゲット1900。ステージ2からが覚えられないらしい。私のアドバイスは貧弱。単語帳についての私の考え方を少し述べた後に、「P単」を紹介しておいた。この時期に単語帳を変えることが結果にどのような影響を与えるのかは知らない。何でもある程度、継続すればそれなりの結果は出るはずであることも付け加えておいた。基本的にこの生徒の単語学習は間違ってはいない。書くこと。訳すこと。読むこと。単語を英単語と日本語訳とのやり取りに終始しないこと。単語に文脈とは言わずとも、ネットワークを意識できるような学習法を取ること。今のやり方は決して間違ったものではないということも付け加えてあげればよかったと思う。


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