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■「日本人と英語」を考えてゆくブログ

なんとなくのセンス

2008年09月01日 | 放言

 福田首相の辞任ニュース。家に帰り一眠りしているとテレビがうるささに起こされた。「無責任だ」という野党の皆さん。アレ?やめろと言っていたのでは?無責任かどうかもさることながら、野党の皆さんの言葉の軽さというのも批判の対象となるべき。

 ところで先日、友人の結婚式があった。前日に地元に戻る。高校時代の野球部のチームメイト。中学校、高校、大学と同じところに通った友人。心から祝福したい。久しぶりの顔ぶれが揃い懐かしい思いにひたった。野球部の監督も出席なされており、ますますその思いが増す。

 さて、授業は1年の読解と2年の文法。特段変わったこともなく、たんたんと終了。音読は毎回どこかの場面で取り入れることはそれぞれの授業で確認。読めることが第一歩。

 明日は3年のW。中原道喜氏の『基礎 英文問題精講』を題材に授業を組み立てる。明日の授業では話法の転換の際の5つの手順を確認することと、be to不定詞の意味確認を中心にする。

Time after time we learn that that which we fear most in life never happens, or never happens exactly as we had dreaded.(p.18)

 下線のthatの果たす役割は何か?whichは関係代名詞だからthatは先行詞だと分かる、くらいの判断はできてほしい。これをthe thing which[that]で置き換えたり、whatで置き換えたりはできなくとも。これに対応して、同じthatの用法を選べという問題がある。

1. I have just heard the news that the actor killed himself.
2. You cannot control all of that which is happening.
3. The trouble is that he can understand neither English nor Japanese.
4. He showed me a letter that he received from Poland.

 先行詞の働きをするということは名詞だ、という知識は不可欠であるが、この問題の場合、「なんとなく」正解にたどり着けるだろう。関係代名詞の前におかれているthatを選べばよいからである。「なんとなく」が「間違いなく」になるようにするのが勉強であるが、2を選んで答えが合っていたらそのままほうっておく生徒が多いのも確かだろう。

 最後に友人の通訳ぶりが見られる動画を発見。がんばってるな~。一気にやる気がでたー。gooブログには以下の動画は貼れないのでHPの方に特設ページを用意(下は画像。クリックでジャンプ)。


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