気ままに戯言 ・・・

日々の出来事であったり、見聞きしたものへの感想であったり、時には不動産の知識や裏話であったり、気ままに書き綴ります。

ちょっと安心・・・

2019年08月17日 | 雑談
 やっと指名手配が出て顔も公開された “あおり運転暴行傷害男!”。 どうやら不動産業者ではなくて不動産賃貸業のようですね。 不動産賃貸業はどなたにでも出来るシロモノであり免許制でもないので、資格と免許が必要な不動産業者とは業務の性格を異にしています。不動産業者じゃなくてヨカッタ~! などと言うのも「そういうことじゃないだろ! 」と怒られそうですが、しかし本音、同業たる者がこんな事件を起こしたならまことずかしい限りで肩身も狭く、そうでなかったことには多少(ホッ!)としたところが正直、ありますネ。

 それにしても、今回の事件でもそうですが、ドライブレコーダーの威力は抜群です。今回の事件では殴られた際の車内も映っていて、ここまで映るドラレコを装備している車は稀だと思いますが、しかし今回、もしこの映像がなかったら視聴者側の反響はここまで大きくはならず、暴行に対しても音だけだったら恐らく衝撃の度合いは今より低かったのではないでしょうか? ドライブレコーダー、これからは必須アイテムですね!(私は装備済み、ですが車内まではナシ )。万一の時の証拠としてはベストですから・・・。

 それから犯人が静岡、というのもガセなのかな? 不動産賃貸業の対象は大阪らしいし、警察も昨日は大阪のマンションを訪れたとのこと。いったい犯人が「静岡の不動産業者」ってのはどこからの情報だヨ~! ・・・掲示板というのはだからアテにならない(掲示板の無責任なやりとりを真に受ける私が悪い )。 まあ、何れにしても犯人が不動産業者ではなく静岡でもなかったなら私としては一安心・・・。早く逮捕されることを切に願っております。


それは例外的人物です!

2019年08月16日 | off course
 このお盆連休中もカレンダー通りに営業をし続けましたが、正直に申し上げて “ドヒマ!” でございました 。お客様からの電話も少なく、来るのはつまらない営業電話ばかり・・・ 。この連休中に何かしらメリットがあったことと言えば、新規に月極駐車場の管理を1件仰せつかった、ということくらいでしょうか? まあ、仕方ないですね。お客様だって盆連休ですから帰省にレジャーにと忙しく動き回っておられたのでしょうし、こうした連休をなかなかマイホーム計画に費やす訳にはいかないのかもしれません。特にお若い世代の方々ですと割り切りも良いですから、連休は余計なことを考えずの “骨休み” なのでしょう!

 さてと・・・、ネットやTVではこの連休始め(10日)に起こったあの “常磐道あおり運転・暴行傷害事件” で話題となっています。確かに誰が見ても酷過ぎると思われる暴行映像なので視聴者の反応は凄かったですが、今日の最新ニュースではなんと、犯人は静岡在住の不動産関連業者だと言われ、これには驚かされてしまいました 。これによって “静岡” “不動産業者” に対するイメージが一気に下落!! まるで不動産業に関わる者すべてが同じ類であるかのように掲示板には悪口コメントが溢れており、当該業種に携わる身としては肩身の狭い思いがしております

 掲示板コメントの例をちと挙げてみると・・・

「BMWってイキッた不動産会社(ヤクザっぽい)が乗る車じゃないの?」

「あおり運転の人、不動産屋なんだね。確かに映像見た時に不動産屋なのかなとは思った。不動産屋って大体ベスト着てるから分かるよ(偏見)。不動産業の人って、大体変人しかいないから。」

「こんなことがあると、これからは静岡で家や土地なんか探せねぇ~な~!」


 ・・・等々

 まあ、そう思うならそう思うでいいですけどね!(決して良くはない!)・・・今迄だって決して印象が良いとは言えなかった不動産業者なのに、こういうことがあるとまたまた更に悪印象が上積みされ、残念でなりません。しかし、少なくともですね、私の周りにいる同業者の皆さんの中には当然にこういう類の人などは一切おりませんよぉ~~!! 優しく真面目一辺倒な方達ばかりです。だからこそこういう事件、本当に犯人が不動産業者なのだとしたなら、それは不動産業者の中でも超例外的な人物です


一括査定、負のスパイラル・・・

2019年08月06日 | 売買知識編
 数年前に戸建て住宅の売却を依頼され、程なく成約に至った経緯のあるTさんから久々にお電話をもらい、「親から相続を受けた不動産をまた売ってもらいたいのだけれど。」という嬉しい内容のお話しを頂戴しました。・・・ただ、「但し!」 がついて・・・「実は子供がネットで査定依頼をしてしまい、その後、幾つかの業者が連絡してきた中で、今、2つの業者へ既に売却を依頼してしまっている。お宅には一般媒介でそれに加えての依頼になってしまうのだけれど、それでも良いだろうか? 引き受けてくれるか?」とのこと。どうやら依頼した2社は一定期間経過後も反応が無いようで、きっと思い出したように弊社へ電話をくれたのでしょう・・・(内心、ちょっとばかりコケてしまいました )。

 現在依頼されているという2社のお名前を聞きネット上から調べてみると・・・、反応が無いと言いながらもネットへの掲載はそこそこされていて、購入層の目にはある程度留まっていると見受けられます。2社は別々のサイトを使っていて重複もなく、その辺はなかなか上手くバランスが保たれているものの、ですが! 目を見張ってしまうのは、肝心の販売価格が “高過ぎ! ”・・・です。いったいどういう計算がされて出てきた金額なのか、どう算盤を弾いても見当がつきません。前回売却させて頂いた物件も近傍でしたので凡その目安はつき、恐らく弊社が査定計算をしたら、きっと価格は三分の二程度になってしまうと思われます。これでは反応がなくて当たり前、あまりに無謀と思える販売価格です。

 サイト上からの一括査定、最大の欠点はこれですね。媒介を得る業者は何社もの中から査定額の高さを以て選ばれる傾向の為、とりあえず媒介を得ようとする時点では売主へ高い査定額を提案せねばなりません。何せ一件の査定参加に1万円前後の費用が徴収されているのですから必死で、査定値は大盤振る舞いになりがちです(参加業者全てではないでしょうが )。しかし、それを信じて依頼してしまう売主さんは堪ったものじゃないですね。高過ぎるから反応などなく、そのうち「価格を下げましょう!」となるのがお決まりで、そこからです、購入者側に足元を見られ出すのは・・・(もっと下がるゾ!)(もっと!もっと!)。こうして一括査定サイト負のスパイラルがスタートします

 せっかくTさんからお電話を頂戴しましたが、いろいろと調べに調べ、そして考えた挙句、こうした状況の中で他2社さんと同一スタンスで媒介を引き受けるということは、当方にとってもその2社さんにとっても正反対の意味でマイナスが生じるのだろうな? と考え、今回は断腸の思いながらも御辞退申し上げることにしました。どんな物件でも媒介をお受けしたいのは山々ですが、少なくとも当方にとっては、自社で売らせて頂く物件が他社で提案された理解に苦しむ査定を踏襲した金額での販売活動など、到底できません。考え方として、(売主さんが希望する相場より遥かに高~い販売価格でも、より多くの媒介物件を抱えている方が良いじゃないか? そんな価格でもいつお客さんがつくか分からないヨ!)と傍から言われることもあるのですが、でも、抵抗があるのですよねぇ~・・・私には!