棚の上で・・・

　それなりに勉強はしているようだが、どうもウチの娘はデキがあまり宜しくないようだ………。“この親にしてこの子あり”だから致し方ないが………、それにしても親というのは自分のことを棚に上げて我が子こそは！！…なんて期待してしまう部分も少なからずあるので、小さな時は（こいつっ！！も！も！もしかしたら、て！て！天才かも…！！）なんて思ったことは一度や二度じゃない…。
　ところが学校に行くようになって教師から評価されるその成績を見るにつけ、初めの頃こそ「イマイチまだ実力出せてないな…？」とか「見る目おかしいんじゃないの？このセンセ……？」な～んて思ったりもしたが、中学に上がり高校受験も目の前に………という頃になると、さすがに親バカも鳴りを潜めて………「いいんじゃない…こんなもんで…。」となる…。
　こんなことを書いているとホントに娘がアタマ悪そうに聞こえるだろうから本人の誇りの為に言っておくけれど、成績表は私のその頃とまったく一緒………（私も鳴かず飛ばず）。
　要するにどうも親というのは子供に過度な期待を掛けすぎるらしい…（ウチだけか？）。前述の如く自分を棚に上げて………（そういう面じゃ親の方がよっぽどデキが悪いのネ…）。

　もう私立の高校受験はほとんど終わったのかな…？これから公立の高校受験が始まるらしいが、やるだけのことはやって頑張って下さいネ！！受験生の皆さん！！結果どこの学校に行こうとも、それで自分の人生の幸不幸を決められてしまう訳じゃない…。勿論進む学校によってなりたい仕事の道が閉ざされることだってあるのかもしれないが、ただそれでもいいじゃないか！……と、“人生至るところに青山あり”、何が幸せで何が不幸なんて長い人生本当に分かりませんから………。

オゾろじ～～！！

　私は元来、気持ち的には目立ちたがり屋な部分もあるとは思っているが、本質的に小心者で、人前に出て何かをしようとすれば力を出せずにただ舞い上がるだけで結果的にロクな結末を味わったことはない………。
　だいぶ歳をとってそんな数々の経験がモノをいい、目立たず騒がず男は黙ってコツコツシコシコ自分がやれることをやれば良し！………と考えるようになり、仕事でもプライベートでもその辺のスタンスを崩さないようにすることが“自分が自分でいられること”だと現在は思っていて地味～～～に生きている……つもり…（？）。

　そんな私にとって昨日、あまり有難くな～～い話をお持ち下さった方が訪れた………、宅建協会の役員さんお二人………私に「次期役員をやってもらいたい………！」と言ってこられた。つい一、二週間前、役員をされている同業のSさんが事務所に来られ、お話しをした時に…「結構時間を取られて大変…」と聞いていたので、内心（いやいや参ったナ～！！）と頭を掻くことしきり………。
　それでなくとも仕事では猫の手も借りたい……と思うような時もあり、またよりによって町内の役は来年も続くので、もし引き受けでもしたら（来年度はどうなっちゃうんだよ～～！！）の世界………。
　もし引き受けたら毎月30万くれる！………というなら喜んでお引き受けするが、冗談は顔だけにして……と言いたくなるような無料奉仕、ボランティア……。役員さんお二人の話を聞きながら頭の中は（さて、どう言って断るか…？）と言葉を選んでいた挙句………、出てきた言葉が「はい、分かりました………。」………私は自分の性格がほとほと嫌になる。
　もっとも開業以来、あまり協会の催しには積極的に参加して来なかったので、この辺で多少協力しておかないと………という気持ちがあったのかもしれませんが………。

　あ～～～あっ！！来年度からがオゾろしい………。

決めたけど・・・

　日曜日に某マンションを内覧して頂いたお客様が夕べ電話を下さり…「購入したいので申込書を差し入れたい…」と連絡を頂いた。今日の夜に御自宅に伺い申込書に署名捺印して頂く予定になっていたが、この件で朝方売主側業者さんに伺ってとりあえずの御報告をすると……
「実は今日、別の業者さんの案内が入っているんですよ………。万一だけどそちらの方の買付が先に入った場合、困ったな～～………。」とのこと………。
　売主側業者さんも「今迄ず～っと売れなかったのに…、いざお客さんがつくとこんなもんなんだよね～～…。」とおっしゃられていたが、確かに………、これは本当にそういうもので私自身何度もそういうことがあったのは事実です。
　この辺の話しは難しくて、万一そういうことがないようにと買主さんに「購入意志がお決まりでしたら一刻も早い買付の差し入れが大切です！」と言えば買主さんからみると………（んんッ！！焦らせてるな！！）なんて思われることにもなりかねず、結構こういう事態にならないような事への理解の促し方というのは気を遣います。
　でも、御家族で話し合ってやっと結論が出て「決めた！！」となったら肝心の物件は“売れていた”では泣くに泣けない……。今回は売主側業者さんの計らいと、当方からの連絡に迅速に対応下さった買主さんの行動で何とか事なきを得ましたが、現実にこういうことはままあることだと今後の買主様………是非お気をつけ下さい………。

時効なんておかしい・・・

　27年前、当時大きな話題をさらっていたロサンゼルスでの銃撃殺人事件容疑者であった三浦和義がサイパンで逮捕……のニュースを聞いて誰もが驚いたと思う……。
　日本の裁判ではもう既に無罪確定し、一部TVなどでもひょうきんなキャラを演じていたあの三浦和義が今更なんで？…と思うのは普通の人の普通の感想……。
　殺人罪は日本では25年で時効成立……、本来なら例え確固たる証拠が新たに見つかったとしても警察は手も足も出せない筈だが、これがなんとアメリカでは殺人罪に時効はないという……。（サイパンなんか来なけりゃよかった…）…と何も知らずに訪れた三浦和義容疑者はさぞ悔やんでいる事だろう………。

　おっと！でもこれは三浦容疑者に同情している訳ではありません。私個人的には殺人罪だけでなく、罪に時効があることそのものがおかしい………と日頃思っているクチなので、ロサンゼルス市警に逮捕の明確な根拠がある限り、逆に「頑張れ！ロサンゼルス市警！！」と言いたいくらいの思いです。そうでもなければ被害者がうかばれないのはもとより、親族などは死ぬまで癒し難い思いに苛まれ続けるのですから………。

　まだ三浦容疑者の犯行が実証された訳ではありませんので話が先走っても何ですが、もし仮に実証された場合、この事件だけでなく本当はそれ以外にも証拠不充分で無罪放免となり、被告だけの腹に収められたまま、加害者が悠然と世間を闊歩しているというケース………あるのかもしれません。

トゥーランドットvolⅡ・・・

　今日は某中古マンションの内覧の御希望で午後から休日出勤……。今事務所に戻ってPCの前で一息ついています。
　普段は日曜日休業が多少認識されてきたのか、最近日曜日にあまり電話を頂かなくなったのですが、今日は私が出勤していることを知ってか知らずか？（知るワケない！）度々案内の途中にもお客様から問い合わせの電話があり…（不思議なもんだな…）と首を捻りつつ、（でもそれは有難いこと…）と感謝しております。

　さて、昨日のブログで紹介したポール・ポッツの動画……（既に知っていた人も沢山いると思いますが…）、どうも今日になっても頭にこびりついて離れない………。お客さんと接している時は一時頭から離れるが、一人になるとまた思い出して“トゥーランドット”を口ずさんだりしてる………。
　私はどうもこういう話には著しく涙腺が弱いよう……。シャイで真面目で冴えない男………みんなに笑われるが、あの“電車男”を見ていてもいい歳こいて涙を流した………（笑うな！！）。
　でもそういう人間て、逆に強い者を見ると顔を顰めるんですよネェ～～……極端に。世の中強い者もいなけりゃ何事も成り立たないかもしれないけど、一般的に愛される人物像はやはり弱く謙虚な人達なんでしょうネェ～～………。

トゥーランドット・・・

　たまに見ているあるサイトから経由された…某サイトの動画を見て、涙で目の前の画面が歪んできた……。
イギリスのTV番組「Britain’s　Got　Talent」というタレント発掘番組……。辛辣な批評をする３人の審査員の前に、携帯電話のセールスをしているというお世辞にも色男とは言えない、冴えない男がやってきた…。小さい頃からイジメられ、何をやっても自信を持てないという見るからに気の弱そうな中年にさしかかった男……。審査員３人は（ちょっと場違いじゃないの？）と冷ややかに彼を見る………。
まずは動画を見て下さい…（上段画面がダメならば、下段画面でイケると思います）。
※ただ、スピーカーのボリュームは大きめにしないとダメですよ・・・・・・。

冴えない男の才能が発揮されたとき・・・

才能があっても自分自身は自信がなく、認識もできず、普通の仕事に就いて「オレってダメだ！ダメだ！」と埋もれている人って意外に沢山いるのかもしれません。彼は今や世界中を飛び回る人気オペラ歌手……、４月下旬には日本でのコンサートもあるように聞いています。
　こんな小さな画面で、久し振りに感動し涙が出てきました。彼の才能が開花し認められ、一躍スターダムにのし上がり、彼が言っていた「歌うことを仕事にしたい！」が実現できたことに、陰ながら私も拍手を送り、祝福したい気持ちで一杯です………。

決済までのプロデュース・・・

　今日は広告掲載をした日だった…。従って事務所に極力待機することにし、一日中ほぼ電話番の状態…。お陰さまで結構な本数のお電話を頂き、それなりの反応は得られました……。ただ、かかってきた電話の本数が成果ではなく、あくまでもどれだけ成約に繋げられるかが問題ですので、これは残念ながら未知数です………ハイ。
　さて、こうした際のお客様の問い合わせですが、たまにこんなのがあります……
電話「今日のサーッ！チラシに載ってた○○の土地！あれどこ～ッ！！………ちょっとサァーッ！資料FAXで送ってくれるーッ！！」
当方「………………。」
　お客様ですからそれなりの言葉遣いで対応はさせて頂きますが……、ホンネで言うとこういう方………“損な人”ですね。
　きっとこういう方が二度目に電話をかけてきて、「あれサァー！！買うよ！！」とでも言ってこられたら、恐らく私は「申し訳ありません！その物件は申し込みが既に入ったんですよ～！！」とウソついて断るでしょう………。
　不動産の取引は私どもだけでやるのではありません。物件によっては売主さん業者も関わる訳だし、まずは売主さんに喜んで貰わねばなりません。契約、決済でお顔を合わせた時に、「あのサァーッ！オレ○○……、はい、金払うから早くして！！」なんてやられたら堪りません。売主さんにとっては愛着のある不動産を売るお相手は、皆さん一様に「いい人に買ってもらいたい…。」と思っているのです。
　中には「買う人なんてどんな人でもいいよ！！」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、恐らくそういう売主さんだったら弊社で媒介をお引き受けしていないでしょうから………。

　不動産は高額商品………、だからこそ最初から最後まで、売主さんも買主さんも媒介する業者も、気持ちよく取引が終了するようプロデュースするのは業者の重要な役目だと自負しています。

シッペ返し・・・

　昨日のサッカー日本対中国を見ていて…（これじゃ～いくら経済発展が進んだって中国という国が世界から尊敬される時代はまだまだ先だ……。）と思った。
　それでも昨日の試合の中国サポーターは、約3.000人を動員したという警備の甲斐あって試合中はかなりおとなしかったらしいが、昨日はそれよりも選手だ……（サポーターも試合後に暴れちゃったらしいが…）。凄まじいタックルやら腹・腰への蹴り、後半に鈴木が中国選手とやりあいそうになった気持ちも充分分かる……。北朝鮮審判のジャッジが不可解なのは“北朝鮮だから…”と頷けるが（？）、今年オリンピックをやろうという国がですよ！フェアとか誇りなんて言葉はこの国にはないのだろう……。あんなのを見ていると餃子に毒を入れることぐらいチョロいことなんだ……と充分納得できてしまう。
　スポーツに限らず、アンフェアな行為をすることによって失うものの大きさを何故もっと理解出来ないのだろう…。国でも企業でも個人でも、勝つ為に儲ける為に恨むが為にそうすれば、必ずやシッペ返しが待っている。心の中で思い浮かぶことまでは制御出来なくとも、言動行動に出しちゃ～いけない。北京オリンピックも中国にとって世界中の人達から恐らく様々な有難くない感想を持たれるとは思うけど、是非ともそれをキッカケに自分達を、国を、客観的に見つめて欲しいと思います。

　2、3日前の話……仕事で遅くなるから家には「御飯いらない！」と言っておいた。ところが多少早めに終わったのでCoopに自分の晩飯を買いに行き、レジを通って買ったものを袋に詰めようと台にカゴを移動すると……なんと財布が置きざりに…！！周りには誰もいないので手に取り眺めると……結構お札が入ってる………！！私はすぐレジ係に持って行き「財布…あそこに誰か置き忘れたみたいですヨ！」と届けた……（鏡のような人だ！！フェア過ぎる！！）

　実は………一瞬良からぬ思いがチラッとかすめたのも事実です（懺悔…）。しかし、やっちゃ～～いけないのです！！そんなことをしたら、ず～～と後ろめたい気持ちに苛まれなければなりません………。

今時の車・・・

　トヨタのクラウンがフルモデルチェンジをしたそうな………。あんな高い車が４年でモデルチェンジなんて、中には清水の舞台から飛び降りるつもりで買った人だっているだろうに……、きっとガクッときてしまうでしょうね……。
　何でだか知らないけれど、この数年の車の価格の暴騰にはびっくりする。あのセルシオ（今はLEXUSか？）がバカみたいに売れたもんだから、トヨタは調子に乗って「高くても買う…、否、高い方が買う・・・。」とでも考えてやってるんだろうか…？　数年前から日産も追従して高くなってきているし………。今回のクラウンなんてアッパーは￥600万ですよ！！￥600万！！　LEXUSなんて￥1.000万以上だけど………。
　こんな価格で売ってれば売上げ約26兆、利益が約2兆なんて頷ける……。GMなんて販売台数はほぼ同じなのに売上げ約19兆、赤字が約－4兆だそうだ。赤字出すのは良くないことだけれど、それにしても約７％以上の利益というのはこの売上げからすると高過ぎやしませんか…？税金ばかり払ってないでもっと消費者、従業員に還元したら？…と思う。

　以前はサラリーマンだったので車選びをする際は年収の約１/3くらいの価格の車が分相応…？と考えて買っていたが、今そんな基準で買おうものなら少なくとも私に新車のクラウンは高嶺の花……（中古だ！中古！！）。
　昔の車と違ってメーカーもナビを初めとして、いろいろな装備を加えなきゃならないからコストアップはある程度やむを得ない部分もあるかもしれないが、それにしても高すぎてマイカー選びの格差も益々顕著となってゆく………。
　あ～～あ………！嫌ですね～この世の中………。IT業界も一部雲行きが怪しくなってきたし、ダントツ勝ち組は自動車メーカー……、それもトヨタだけですね！トヨタだけ………。

頭パニくる！！

　昨日友人から同業者である元同僚の母上が亡くなられたとのことで連絡をもらった……。お通夜が昨日の夜、葬儀が今日の12時半とのことだったが、あいにく昨日の夜はアポイントがあった為に出られず、今日の葬儀に参加することにした。
　朝事務所に来るやいなや、どういう訳かそういう時に限って朝から忙しく、電話は鳴り続けるわ来客はあるわ………それでも何とか12時に切り上げて車に乗り込み葬儀場に向かう……。
　すると途中でまたまた電話が鳴り……出ると……（運転中に出てはいけません！！）
「チラシに出ていた某物件の件で事務所まで来たんですけど～～……、お休みですか？？？」
とお客様からの電話………（今日はよりによって事務の者もいない！！）。
　瞬間…（ギャオーーー！！！！！ど、どうすんだヨー！！！！！）と葛藤した。それでなくとも日頃優柔不断な私だ…（どっちにすんだ！どっちにすんだヨー！！）と頭がパニくる中で、言葉だけが先に出た……………「15分ほどで事務所に戻りますのでお待ち頂けますか……？？？」
　私は元同僚の母上とは言え、本人にとっては厳粛なる儀式であった葬儀よりも、お客様コールを取った……………偉いのか？不義理なのか？誠実なのか？商魂逞しいのか？ノータリンなのか？…分からない………。

　私の父母の葬儀の時につくづく考えさせられたものだけど、葬儀というのは出来るだけ沢山の人に集まってもらい見送るのが故人への一番の供養……。最近は近親者だけでというのも多いようだけれど、やはりお別れの儀式は故人相応の限り、出来るだけ多くの人に集まってもらいたものだと私的には思います。そういう意味で本日はTさん！……誠に失礼致しました………。