











[ハワイ事情]
「ハワイ州立図書館(Hawaii State Library)」の前の歩道を歩いている時に、ハワイの友人(出身はイギリス)が図書館カードを取得することを勧めてくれた。わざわざ高い本を買っても、読んだ後の本の置場所を考えたら彼の言うことは100%正しい。
1週間後にカード発行の手続きをしに図書館に行った。建物は1913年に造られた当時のままでかなり美しいし、中の雰囲気、中庭の静かさに感動して相当の時間をそこで費やした。玄関正面には3~5名の司書が貸出、返却、インフォメーションなどで常駐し、各分野のコーナー(少なくとも7~8のセクションがある)にも2~3名の専門家がいるので、かなりの人がここで働いている。
住人のID(グリーンカード、州ID、現住所の証明書類)を提出すると、その場で数分の内に図書館カードを作ってくれる。無料である。若い女性が適確に注意事項を説明してくれた。まず、ハワイ州(8つの島と124の小島)にある51の公立図書館(実際は6つの主要島にある)のどこででも利用出来ること。300万冊以上ある本の貸出は無制限(3週間)、ビデオ・CD・DVDの貸出は各10枚ずつ(1週間)。大変、素晴らしいシステムだ!全米50州に沢山の優秀な図書館制度があるといえども、完全に州に統一されているのはここだけだ。また、住民以外の人々にもカードを作るところがすごい! 州以外の人は25ドル(2500円)、観光客は10ドル(1000円)払えば会員になれるのだ。
ただし、調子に乗ると大変だ。本の返却に遅れると1日1冊につき25セント(25円)の罰金、他のものには1ドル(100円)取られる。また、損傷、予約通知無視、カード損失など数々の罰金規則が設けられている。日本でもこの制度を取り入れるべきである。そうすれば、もっと公共の物を大切にし、他の人達に迷惑をかけずに気持ちよく図書を楽しめるはずだ。日本の国会図書館、京都、他府県の実態を考えると「ハワイに見習え!」である。
こちらでは図書館の利用など全く考えていなかっただけに、友人には大変感謝している。YS















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