誰も書かない「ハリウッド・ハワイ・米国」の本音トーク

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外国語・英語をマスターするには? 文通、ラジオ放送、映画の勧め / How to Master Foreign Language 

2015-05-15 | 語学




『外国語を学ぶのに近道はない。ひたすら自分の努力でマスターするのみ。』これはわれわれ誰しもが一度は苦い経験をし痛切に感じることである。

自分も中学校の1年生で初めて英語を、高校1年生でドイツ語を学び始めてからありとあらゆる方法で如何に外国語に精通できるかを模索してきたが、ことごとく失敗に終わった。50数年たった今、「若干」英語は分かるようになったが何が一番良かったを振り返ってみることにした。これから外国語を勉強する若者に少しでも参考になれば幸いである。

【文通 Correspondence 】
昔、郵政省が推薦する団体で国際ペンパル協会があった。中一の学生にとっては外国の、特に「目の青い金髪の女の子」(あくまで自分が想像したイメージ!)との文通を夢見て、このペンパル協会の会員になることにした。運よく3人の同年の女の子を紹介してもらった。1人はアメリカ合衆国ニュージャージー州、2人目はスエーデンのオスロー市、3人目はオーストラリアのメルボルン市に住んでいる可愛らしい女性たちだった。(後からそれぞれ写真を送ってもらったのでそれは事実!)英和、和英辞書を片手に相手の手紙の内容、そして自分の意思を伝えるために悪戦苦闘。彼女たちとのやり取りは数年続いたが、今思うと自分としては結局、ラブレターを書いていたのだった!三股という感じ。特に New Jersey の American girl から自分への影響は大で、送ってくれたネクタイのプレゼントには大変喜びをおぼえ、彼女の英語の筆記体の美しさに感嘆し毎日書き方をマネした結果、自分の今日の英語書体の基本となりアメリカ人にも褒められるようになった。ここでの教訓は自分の興味のある分野、あるいは事柄から外国語に取り組んでゆくことの大切さ、そして文章の書き方、構文などは極力、出来る限りネイティヴ(native) のまねをすることである。

【ラジオ放送 Radio Broadcasting 】
1960年代前半の中学時代、アメリカのポピュラー・ミュージックが好きで日本の米軍基地で放送されていた FEN (Far East Network) の周波数をキャッチし毎日ラジオで流しっぱなしにしていた。ニュース番組、教会の説教、DJ など全く英語が分からなかったが、ただそれらすべてを「BGM (background music)」としてかけていただけだった。中3の初め頃、奇跡が起きた。昨日まで全然分からなかった英語が突然、次の日に分かるようになったのだ!「こんな事ってあるの‼」という驚きの感じと嬉しさのあまり、早く生の外国人と話したくなった。ここでの教訓は中1~中3の簡単な英語で十ニ分に日常会話に通用すると言うこと。Native の話言葉は非常に単純であるし、難しく思えるのは彼らの喋りの速度が早いだけのことである。Hearing を重要視する勉強法が外国語を学ぶのに大変有効的である。テキスト、文を目から学んで覚える方法は「回り道」の感があるし、如いては勉強自体を give up させる危険性がある。自分から話そうとする勉強はその次の段階。なぜなら相手の言うことが分からなければ次に進まないからである。

【映画 Movies / Motion Pictures 】
先のブログに書いた通り、小学校に入る前からハリウッドで制作されたの西部劇 (Western) 、戦争映画 (war movie) が大好きだった。背の高い格好いい男優、そして大きなスクリーンに映し出される魅力的な「金髪女優」、明るく開放的なアメリカン・ライフスタイルなどなど、見るもの見るものすべてが自分にとって新鮮で憧れの的だった。そして、少しでも彼らに「近づくために」色々なことするようになった... と言うよりは彼らの「マネ」をするようになった。なぜなら映画はその国の政治、経済、文化、社会、人々の生活を映し出す「ミニチュア」だからである。ただ外国人、特に西洋人と話をする時、なぜか「緊張」なのか「話が通じない恐怖心」なのか、あるいは「見た目からくる劣等感」なのか良く分からなかったが comfortable ではなかった。そこで、どうすればこれらを克服出来るかを考えた末、3つの事にたどり着いた。一つは一般的に言って見た目、彼らの身長、体重にはかなわない。そこで考えたのが physical な劣等感をなくすため毎日 exercise を続け、「ハダカ」になっても自信が持てるようにすることを心がけた。二つ目が、どんな話題が出てもすぐに対応できるように、ありとあらゆる事柄に興味を持って少しでも「物知り」になる努力をした。三つ目が言葉の問題である。どんなに頑張ろうとも絶対に native にはなれない。だから彼らの発声、抑揚の仕方をマネをするようにした。

今は便利でインターネットを使えばどんな外国語でも簡単に、そして「無料」で習得できる。こんな恵まれた時代に勉強しない手はない!■YS
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