しなやかによりしなやかに美しく

ディスポ医療機器 京中貿易(1992年設立)を主題に会社のこと、
製品のことを。小田個人の太極拳も併せて。

2010年3月3日(水)春桃会(もものほうえ)

2010-03-03 14:31:31 | Weblog
前日届いた「府民だより」に、3月3日、お雛さんの日に三十三間堂
で「瀬戸内寂聴師のお説法」、の小さな案内が載っていた。

午前中の「華道池坊・献華式と唄散華法要」は無理だが、お説法は
午後からなのでこの機会に、と出かけた。この日は拝観料は無料だ。

1月17日に同じく三十三間堂で行われる恒例の「通し矢」
この日も無料だった。京都のお寺さんは肝っ玉が大きい。(^^)!!

1時前に着くとすでに境内はいっぱいの人だった。
紫の衣姿で現れた寂聴師は、「ここは私一人だから寒いんです。
皆さんは隣の人も前の人もいて寒くないですね。」、と
皆を笑わせて軽快な語りが始まった。

途中脱線しながらも、さーっと本題に戻るリズムの良さ。
「三十三間堂の観音様」の話。「有縁、無縁」の話を
「数年前のお正月にここで御経を唱えていると、後ろからお賽銭が
ジャラジャラと降ってくるの。とってもいい気持ちでした。
お願いする時はお賽銭をあげてきちんとお願いするのですよ。」
などと、合間に軽い話を織り交ぜながら話されるリズムは心地よく
笑ったり、感心したり、興味をそそられたりと1時間があっという間に
過ぎていった。

質問に応えられた後、「いいお説法だったじゃない」、と
明るい締めくくりで手を振って去られる姿は少女のようだった。
今年88歳だそうで、これからますます大きくなられるように感じた。

「信仰があると困難な時も支えになりますから越えて
いけるのです。」、とご自分が子供の頃の不景気な時代を
例えに話された。とにかく面白かった。

三十三間堂(大きな千手観音坐像と千体の千手観音立像は圧巻)



(瀬戸内寂聴師のお説法 )


(昨年より大勢の人だそうだ)


(玄関の屋根に取り付けられた桃の花。
造花ではなく生の花)


桃の花の下で(桜だっけ?)
コメント
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