最近流行の「工場産野菜」って？

最近流行の「工場野菜」って？


「工場」という言葉から連想するものと言えば・・・クルマ、機械類という工業製品が多い。
しかし近頃では、野菜も工場で大量生産される時代である。
「太陽を浴びてスクスク育つ」「自然の恵みがぎっしり詰まった」というのが、美味しい野菜のイメージだが、「生まれてから、一度もお日さまを浴びたことがないの」という工場育ちのレタスや水菜、トマトが増えているのだ。
工場野菜の栽培方法には、太陽光と人工光を併用する場合と、人工光のみで育てる場合との2種類がある。ここでは、人工光のみで育てているレタス工場を紹介しよう。


ここは、とあるレタス工場。外界から完全に遮断された室内を、200万個の赤色発光ダイオード（LED）が太陽代りに照らしている。レタスたちは、真っ赤に光るLEDを、24時間浴びながら成長しているのである。
工場には昼も夜もない。
養分は1日3回自動的に噴射され、室温管理はもちろん、光合成に必要な二酸化炭素の濃度も一定に保たれている。

しかしながら、消費者の視点からしてみると、どうみても異様に映る光景なのだが、これが野菜にとっては最高の環境。
路地野菜の4倍のスピードで成長し、あっという間に出荷されていく。

工場野菜のメリットは、細菌が非常に少ないため、農薬を撒く必要がないことだ。雨も降らなければ、暴風も吹かないので、品質は安定しているし、ビタミンなどの栄養面も路地野菜に遜色ない。
気になるのは歯ざわりや風味だが、自然環境にさらされて育つ路地レタスに比べると、風味や青臭さがなく、ひと言でいえば主張の無い味。エグミが無く、柔らかいので、野菜嫌いのお子達には喜ばれそうな味といえばおわかりだろうか？

実際、工場野菜の用途は、デパートで売られている弁当の添え物とか、寿司チェーンのサラダ巻き、ファーストフードのハンバーガーなど、他の素材の引き立て役に用いられることが多い。

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コメント：ふ～長文疲れたｗｗ