大学生になってから生徒指導の理論と方法についての授業を受けてますが。
それからというもの、僕の中で、体罰もしくは厳しく叱るに関することへのイメージが変わってきた気がします。
少し前までは、教育に体罰は付き物だとか考えていたのですが。
最近は本当にそうなのかな?って思うようになりました。
僕は、教育をする上で一番重要なのは、信頼関係だと思っています。
いかに生徒と先生の間に信頼関係を築けるか、これにかかっていると思います。
僕がまだ生徒であった頃に、先生に怒られて叩かれたり胸倉を掴まれたりすることはよくありました。
そしてそんな先生は私の事を親身になって叱っているから叩いたんだと・・・長年そう思ってました。
しかし、今の歳になって思うのは、本当にそうか?ということ。
たしかに、殴られた先生のことは今でもよく覚えています。
(恨んでいるとかじゃなくてね。)
自分が下手なことやったせいで怒らせてしまった・・・って気持ちは今でもあります。
(結構ショックだったんだよね。)
叩かれたり、殴られたりした後、シュンとなって、もっと真面目に頑張らないと・・・とか思っていた記憶があります。
あと次もまた殴られたら痛いし嫌だから・・・って気持ちもありました。
正直暴力を振られたこと自体が自分の中ですごく悲しかった気がするのです。
だいたい注意されていたのは僕が先生の気を引こうとして騒いでた時ですし・・・。
・・・僕の中での、その先生への信頼関係が崩壊していたのかもしれないですね。
仮に、僕が教師の立場であるとすれば。
1人だけの為に大きな時間は割けないだろうし。
ある一人のせいで授業が進まなくなってしまった時は意地でもその生徒にちゃんとさせないと、など思うはずです。
しかし。
ここで手を出すというのはどうなのか。
私は間違いであると思います。
私が思うに。
生徒というのは発展途上なのです。
すなわち、欠けている要素の集合なのです。
これを補完していくのが私たち先生の勤めであって、その欠けていることを注意するのは専門外なのです。
ゆえに、勉強をさせる為の体罰などは絶対にあってはならないと思います。
私の中で体罰を加えられた印象で残っている先生というのは。
要するに僕はその先生がただ怖かっただけだと思うのです。
信じ切れていなかったとも言えます。
今は、体罰を行う先生なんか、先生の風上にも置けないような人物なのだと思います。
体罰を行う先生など、生徒の前ではただの馬鹿なのです。
教育というものを何も理解していない・・・。
そんな風に思うのです。
体罰で解決するものなんかないし、殴っても頭は良くならないのです。
教育には信頼関係の構築が一番なのだと感じます。
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コメント:厳しく罵った感じもしますが、僕が同業者であるのだとすれば、必ずそう思うでしょう。生徒の先生なのですからね。