スポーツナビに、このようなことが書かれていました。
ワールドカップ(W杯)決勝戦で、フランス代表のジダンが、イタリア代表DFのマテラッツィに頭突きを与え、レッドカードを受けた事件について、イングランドの『ガーディアン』紙は、「マテラッツィがジダンを“テロリスト”呼ばわりしことが発端だ」と報じている。 しかし、詳細については、まだ明らかにされていない。
現在はFRANCEチーム大活躍に酔っているフランス人ですが、世論調査では「フランス人の若者の職を奪っている移民家族は自分たちの国に帰れ」と主張する極右政党に26%もの支持が集まっているそうです。
FRANCEチームもFRANCE経済も旧植民地を中心とした移民出身の素晴らしい人材抜きには考えられないのに、だからこそ喜びも大きいのに、その一方で「白豪主義FRANCE版」と言えるような社会的憎悪と排除。その悪循環。
「指紋捺印したくなけりゃ日本を出て行け!!そんなに日本社会に不満なら韓国に帰ればいいじゃない!」と平然と言い放つ無神経人間に育てられた私は、本当に悲しい罵詈雑言の連鎖です。
ジダンにはフランス人としての立派な誇りを持ち、それ以上に素晴らしいサッカーマンである矜持を持って堂々と帰国してもらいたい。
だって、彼ほど修行僧のようなストイックな風貌と、信じられないほど合理的で巧緻なシュートを打てる人は彼しかいないのだから。 ジダンさん、ありがとう。