薬害エイズを忘れない!

1500名の被害者を出した薬害エイズ事件が一応の終結を見て早10年。「薬害エイズってなあに?」と言う若者が増えています

薬害エイズ患者遺族、8割が今も偏見差別されるのではないかと恐れる

2006-03-31 01:59:35 | 薬害エイズに関する情報
薬害エイズ患者の遺族の80%以上が病名(HIVやひどい場合は血友病)を知られるのを恐れて今も隠し続けています。遺族は明かすことで危惧される差別を恐れ、深い孤立感を感じています。
90%以上の遺族が今でも自責の念に苦しんでいます
専門家は「遺族の60%は心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われる。心のケア、生活支援事業の拡大が必要だ」と指摘しています。
かつまた「そうした辛さ・苦しみ」を話したくても話せない周囲の状況がありますね。
夫や家族に話そうとすると「いつまでくよくよすっとか」「またそんな話。聞きたくない」「いやなことは早く忘れて前に進め」と拒絶的態度を撮られます。
親しい知人・友人にも話せない。
うつ症状・不眠症が続いても(仮に医者にかかっても)本当の原因までは話せませんよね。それにAHIV薬害における遺族の複雑な心理状態を十分踏まえた対応をしてくれる精神医学・心理学者は非常に少ないでしょう(都会でもそうだろう)
いまだに睡眠導入剤・精神安定剤なしには日常生活が送れない遺族も少なくはないのです。

忘れられがちな遺族の現在

2006-03-31 01:48:30 | 薬害エイズに関する情報
薬害エイズ遺族の半数以上にPTSDの疑いがある
東京、大阪の両HIV(エイズウイルス)訴訟原告団・弁護団や研究者でつくる生活実態調査委員会の調査によると、
薬害エイズで死亡した患者の遺族の5割以上に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の疑いがあることが明らかに
「PTSDの疑いあり」とされた人は、有効回答の55・2%に。被害者との続柄別では、母親(69・5%)と父親(63・1%)が高率で、配偶者(50・0%)、兄弟姉妹(34・5%)、子供(33・3%)と続いた。