久下戸氷川神社の社殿は赤い外壁が印象的である。
その社殿の後に池がある。
神社にこれほど大きな池があるのは、川越では他にないと思う
水面は静かで、何もいないと思ったが、少し岸辺を移動すると突然白っぽい大きな鳥が飛び立った。
池の端にアシが茂っているが、その辺りから水音を残して羽ばたいた。
その鳥は、対岸の高い木の枝にとまった。
それはアオサギで、横に伸びた杉に枝にとまり横を向いている。
こちらを警戒してか、じっと動かない。
アシの方にまだ何かいるかと思ったが、動くものはない。
しかし、アシの前の短い丸太の上にカメがいた。
このカメも外来種で、少し首をもたげていた。
アオサギがいるのだから、その餌となる生き物もいるはずである。
アメリカザリガニもいそうだ。
池の直ぐ向こう側は道路になっていて、道に沿って民家が並ぶ。
アオサギはまだ同じ枝で、同じ姿勢のままだった。
久しぶりに来てみたが、以前と全く変わらないように感じられた。