花も葉も鮮やかな赤いカンナが、畑の隅に咲いていた。

一つだけ離れて道路沿いにある株は、オレンジの花が咲き、それよりも赤い大きな葉に囲まれていた。

下のほうの葉は緑だが、上に行くほど赤が濃くなっている。
葉には葉脈にそって濃い筋が入り、縞模様になっている。

花と重ねると、光背のようにも見える。

家の塀際に多くの株が植えられているが、全体に花は萎れているものが目立っていた。
咲き始めたのは、かなり前のようだった。

その一方で、大きく鮮やかな縞模様の葉は、それだけで眼を引き付けるものがある。

今までカンナの葉がこれほど美しいと思ったことはないが、このようなカンナをカラーリーフカンナというらしい。
その中でも、これはカンナ・ダーバンという品種のようだ。