JR川越線の陸橋を越え、川越市駅そばの踏切を渡ろうとしていた。
この道を歩くのは久しぶりだが、その景色は一変していた。
踏切を渡るとすぐ傍にあるはずの、スケート場の建物がない。
線路脇の細い道を見て、間違いなく同じ場所だと確認できるくらいである。
跡地は、広い駐車場になっていた。
踏切の傍には、いつも雪のように細かい氷が積み上げられていたが、そんな痕跡は全くない。
駐車場の先には、川越女子高校の建物が直接見える。
視点を変えて見ると、川越市駅に入ってくる電車も見られる。
なんとも不思議な気分になって、その場所を離れた。