手前の田んぼは、すでに稲刈りが終わっていた。

コンバインは、遠ざかるように動いていた。
この日も猛暑で、強い陽射しを避けるためパラソルがついている。

向こうの端に着くと、コンバインは左に向を変えた。

近くの駐車場に車を止め、2人が田んぼの方へ歩いて行く。

コンバインはそのまま左手へ進んで行く。
どうやら、周囲から稲刈りを進めていくようだ。
後から来た2人も田んぼに入った。
男性の方は、田んぼの端を歩いてコンバインに近づいて行く。

女性の方は鎌を持ち、手作業で稲を借り始めた。

コンバインはすでに90度向きをかえ、こちらに近づいてくる。
男性はコンバインまで行き、そこでコンバインの端に乗って何か話している。
コンバインは止ることなくそのまま作業を続けていた。

いつもは何気なく見ている稲刈りだが、米不足の今年は、気になってしまった。