川越雑記帳2(川越見て歩き)

退コロナ お札燃やせず 夏終わる(雀ノ森のお焚き上げ中止)


昨日9月1日は雀ノ森のお焚き上げの日だが、特に変わった様子はなかった。



去年もほぼ同じ時刻に行って見たが、その時とはかなり様子が違う。




「お焚き上げ中止」というような掲示もなかった。

社殿に参拝する人が見えたので、先に浅間神社にお詣りする。

小さな富士塚だが、今年は少し草深い感じがする。



頂上の祠も特に変わった様子はなかった。

塚を下りようとすると、下の鳥居の所に人の姿があった。

一瞬、上ろうとしたように見えたが、こちらを見て向きを変えた。



境内に人のいない所を撮ろうと思ったが、先ほどの人を含め、参拝する人が男女5人ほどいた。

普段、通りかかるときに1人、2人は見かけるが、なぜかこの時は多かった。



境内はきれいに掃除されていて、そこには何にもない。

周囲の緑は濃く、社殿左の榛名神社のサルスベリの花が、すこし彩りを添えていた。



昨年、久しぶりにお焚き上げを見たが、今年も当然あると思っていた。

本来であれば、「コロナ退散」とでも書いたお札を燃やして、神に祈るところだが、それも出来ないとは。



8月の始めに梅雨があけ、8月いっぱいは真夏日、猛暑日の連続だった。

8月の東日本の平均気温は、平年より2.1度も高かったというから驚きだ。

それが、9月になったとたん、台風9号の影響もあって涼しい風が吹いている。

やっと暑さから開放されるかと思う反面、すこし寂しく思うのは妙な気分である。

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