川越雑記帳2(川越見て歩き)

44-9 天神社



 桜のY字路を右に入ると、川越上尾線に出る。
信号を渡り直ぐ右折して進む。やがて川越上尾線は右にカーブして入間川に向かう。
そちらには行かず直進すると、左手の畑の先に、屋敷林に並んで大きなき木が見えた。
「散歩」に書いてある欅の大木であろう。



 その先で道は左に曲がり、欅の大木の下を通る道に出た。



 欅の下を通り反対側に出ると、直ぐ脇に石の鳥居があった。
その後ろ、小高くなったところに社殿があった。



 鳥居を潜った右手に、欅の陰に赤い鳥居の末社があった。
ここでも、赤い椿の花が地面を覆っていた。



 鳥居を潜ると、石段の上に社殿がある。
鳥居からの距離があまりないので、見上げる形になる。

 「御神体は、衣冠束帯に刀をはき、笏を持ってすわっている。松山城主上田氏の家臣で、後に後北城氏に属した長沢三兄弟の一人左近信正が守り神として秘蔵していたのを、当地がたびたび洪水で大きな被害を受けるので、防水の守護神として祀ったのが最初だという。あるいは、洪水で漂着したものを祀ったともいわれている。」



境内の端には、大きな記念碑も建てられている。

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