夏のような秋のような、不思議な感じだった。
交差点を渡り、地方庁舎跡のフェンスに沿って歩いていると枯れ木があった。
桜と桜の間にあり、フェンスのすぐ側に立っている。
近づいてそばから見ると、生えているというより、そこに置かれているように見える。
枝の一部がフェンスの上から出ていた。
完全に枯れて赤茶けた葉が、丸まって垂れている。
枝の感じから桜のように見えるが、よく分からない。
まだ枯葉がついているので、今年になって枯れたようだ。
猛暑のせいなのかどうかも分からないが、9月に入ってもまだ猛暑日が続く。