こんばんは、ジニーです。

今年は例年以上にアクティブな8月でした。
色んなところに出かけて、ほんと疲労困憊がずっと続いていた感じです。
それを言い訳にするつもりではないのですが、読書感想もめちゃめちゃ溜まってしまってます。
一つずつ、時間を作っていきましょう。
一つずつ。
というわけで、今日は連城三紀彦さんの「小さな異邦人」について書いていきます。
本作は短編集となっており、
•指飾り
•無人駅
•蘭が枯れるまで
•冬薔薇
•風の誤算
•白雨
•さい涯てまで
•小さな異邦人
の全8編からなるミステリー小説です。
中でも表題の「小さな異邦人」はすごく面白かったですね。
ある日8人の子供がいる家庭に電話がかかってくるのですが、実はそれは誘拐犯からの脅迫電話でした。
「子供の命は預かった」と。
しかし、不思議なことにその時8人の子供は全員家にいて確認できています。
命を預かられた子供とは?
そしてこの謎の真相は?
僕自身、本作は何かの紹介で知ったのですが、まさしく上に書いたような紹介のされ方をしていまして、これは読むしかない!となったわけです。
他にも「風の誤算」は好きですね。
なんだかちょっとポップな感じを受けられた作品でした。
一方で「蘭が枯れるまで」や「無人駅」のような濃ゆいミステリーもありますし、どれも読み応えバッチリです。
しかし、ここで困ったことが。
読み切ってから感想を書くまでに時間を置きすぎたせいで、オチが思い出せない話が…。
「白雨」。
どんな結末だったっけ?
断片的にしか思い出せず、オチは完全に飛んでしまってる💦
これは再読しないといけないですね。
そんなわけでタイトルも「読了?」です。
ところで著者の連城三紀彦さんは、もうお亡くなりになってるのですね。
本作はお亡くなりになったあとに発表された小説らしく、ある意味で著者の様々なミステリー体系や一気に味わえる集大成的なものとして読むこともできそうです。
他にも直木賞を受賞した作品もありますし、これを機にいろんな作品を読んでみたいと思います。
