こんばんはジニーです。
今日紹介するのは坂木司さんの「何が困るかって」です。
坂木司さんの作品は実は初めて手に取りました。
きっかけはいつもの読書系YouTubeで坂木司さんを
紹介している動画を見たこと。
いわゆる日常の謎系の小説で有名な作家さんだと
いうことで興味が湧き、本作を手に取りました。
いざ読み始めると半端ないボリューム感。
文庫用
書き下ろしを含めて、19編。
数字だけ見るとちょっと気後れしてしまいそうですが
一つ一つはとても短く、読んでみると結構
サクサク進んでいきます。
なので、なんか不思議なお得感を感じますねw
個人的に好きだったのは
「都市伝説」
でしたね。
なかなか不気味な話でした。
他にも「勝負」や「洗面台」、「ライブ感」
などの話も面白かったですね。
ただ、正直なところ全てが面白かったかというと
そうではなく。
なんだかよくわからない話や、僕にはピンと
来ない話もあったりで、ボリュームが大きくなれば
それなりに当たり外れも出てくるもんだなと
思うところもありました。
全体的な雰囲気は不条理なブラックユーモア
という感じ。
ちょっとそこまでお出かけ、的な気軽さで
日常と非日常の狭間を見に行くと言ったお手軽感で
手に取ってみるのも良い作品かなと思います。
話ごとに好き嫌いが分かれそうな、そんな面白い小説。