
こんばんは、ジニーです。
今日は、前回の続き、
ASKAのニューアルバム『SCRAMBLE』を聴いた感想をアップします。
本日は「どんなことがあっても」。
この歌聞けば聞くほどしみてくる
ASKAならではのスルメ曲だと思います。
決して派手な歌ではないので、アルバムの中では
ある意味箸休め的な役割も担っている曲だと思うのですが、
聴くほどに、歌詞の意味が入ってくるほどに
この曲を聴きたいという思いがドンドン強くなっていきました。
この手の曲ってASKAの魔法みたいなものがかかっていて、
聴くとそんな派手さもなく地味に感じてしまうのですが、
歌ってみるとすんごく気持ちいいんです。
さて、歌の内容を僕なりに解釈すると、
ASKAが自分自身に向かって歌った歌だと思っています。
特に印象的なのが
「いつか本当の歌を作ってみたい
どんなことがあっても そばにいてくれるような」
キャリア30年以上のベテランが、ここにきて「本当の歌」を
作ってみたいと言っているのです。
このアルバムはオリジナルアルバムとしては
7年という歳月を経てリリースされています。
その間に世の中ではいろんなことがありました。
中でも記憶に新しいのは、3.11の大震災。
ASKA自身もこの震災に対しいろいろと思うことはあったようですが、
そこでもう十分に頑張っている人たちに対して「頑張れ」という
言葉を簡単には口にできないと感じていたようです。
その葛藤の中ASKAがたどりついた言葉が
「どんなことがあってもそばにいてくれるような歌」なのです。
時に優しく、時に励ましてくれる
聴く人にとって寄り添ってくれるような歌でありたいという想いが
この言葉に込められているのだと思います。
今回のアルバムは全体を通して
ASKA自身を投影した曲が多いのが印象的です。
だからこそ、いまのASKAが一番凝縮されています。
ぜひ、皆さんも聴いてみてください!