ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

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お気に召したらうれしい限り。

アンパンマンマーチの奥深さについて

2008年02月26日 23時41分25秒 | 音楽紹介
こんばんは、ジニーです。

きのうテレビで『深イイ話』という番組がやっていました。
これは聴いた人が思わず唸ってしまうような深くていい話を1分で紹介するという番組でした。
その中で触れていたひとつに今回のタイトルでもある『アンパンマンマーチ』がありました。(歌詞:http://www.jtw.zaq.ne.jp/animesong/so/anpan/anpanmannomarch.html)
この曲はテレビアニメ『アンパンマン』のオープニングテーマで有名ですね。
恐らく皆さん一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
でもこの歌の歌詞にしっかりと注目したことがありますか?
この歌の歌詞は子供向け番組のテーマにしてはかなり深いことを言っています。
例えば、

『なんのために生まれて
 なにをして生きるのか
 こたえられないなんて
 そんなのは いやだ!』


出だしの部分の歌詞ですが、もうこの時点で深さが滲み出てきています。
果たしてこの歌の意味を子供に理解することができるのか?
そう思いますよね。
でも僕は思うのです、この歌の詞をちゃんと理解できないのは大人のほうではないのかと。
子供は純粋で素直です。
『○○くんは大きくなったら何になりたいの?』と聞けば、どんな答えであっても必ず答えます。
じゃあこの質問を大人の僕たちに『あなたはこの先どうなっていきたいの?』という質問に置き換えてみたらどうでしょうか?
きっとうまく答えられない人や、思っていることを素直に口にできない人がたくさんいるのではないでしょうか?
そりゃそうですよね、これまで生きてきた中で苦い経験をしたり、つらい思いをしたりして人生が思い通りいくものではないというのを知ってしまっのだから・・・。

いつの間にか僕たちは自分の可能性を信じなくなってしまっているのです。
確かに人生は思うようにはいきません。
理想を掲げてもかなわないことのほうが多いです。
そういった中でいつからかどこからか、『夢を見るな』という選択肢が生まれてきてしまったようです。
夢を見ず、理想を持たなければ必要以上に苦しくつらいことなどないですから。
だけど、ゴールを決めなかったら僕たちはどこへ進んでいけばいいのでしょうか?
苦しくてつらい思いは、その次に来る喜びのためのスパイスだと僕は思います。

この『アンパンマンマーチ』の歌詞を書いたのは、『アンパンマン』の原作者でもあるやなせたかしさんです。
やなせさんは、子供向けの番組だからこそお子様ランチのような歌にはしたくないという思いがあったそうです。
この歌を元気に口ずさむ子供たちがいつかこの歌詞の真意に気付いた時、そこにはきっとその後の人生に影響を及ぼすほどの大きな気付きがあるように思います。
子供たちのために大人がしていかなくてはいけないことはこういうことなのだと思うのです。
僕もいつかこの『アンパンマンマーチ』のような素晴らしい詞が書けるように精進して行きたいと思いました。


余談ですが、アンパンマンは僕の理想像だったりします。
それはなぜか?
そこら辺については次回触れていこうと思います。
コメント
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