こんばんは、ジニーです。
突然なのですが、今日の午後3時妹が入院しました。
といっても事故や病気ではありません。
出産のための入院です。
そしてつい先程、午後9時ごろ無事元気な男の赤ちゃんを出産したそうです!!
いやぁ、これで僕もついにおじさんですw
それにしても、妹が本当に母になってしまった。
あんなに小さかったのにね、まったく立派になって・・・なんて妙に親目線な感じになってしまいました。
妹が結婚しとついで行ったのが10月末。
つまり式を挙げる頃のにはすでに妹の中に新しい命が宿っていたわけです。
とは言っても最近はやっている「できちゃった」ではないわけですが、その事実を知った時、父がすごく怒ってしまって大変でした。
今ではみんなちゃんとそれぞれの腹の内を話し合い、理解しあっています。
いろんな人のいろんな感情に触れつつ生まれてきた新しい命。
ここから人生という厳しくも素晴らしい旅が始まるのです!!
初甥には頑張ってもらわないといけませんね(^_^)
実は、ずっとこの場で妹について触れようと考えていました。
だけどそれを考えれば考えるほど何を書けばいいのかわからなくなってしまい実現には至りませんでした。
今日はようやく書けそうです。
いつも僕にとっての妹という存在を思っていくと、あるひとつのイメージに帰着します。
それは、家の前でポツンと佇む寂しそうな妹の背中。
今でも鮮明に覚えている過去の記憶です。
その頃僕と妹はまだ小学生の低学年で部屋も相部屋でした。
僕は僕で、妹は妹でそれぞれに友達をその部屋に呼び遊ぶ毎日でした。
ある日僕はファミコンでゲームをして遊んでいました。
当時流行りに流行っていた『ドラクエⅢ』です。
一生懸命レベル上げして、物語を進めていたところに悪夢が訪れたのです。
いつものように同じ部屋で妹も友達と遊んでいたのですが、その時遊んでいたボールがファミコンに直撃したのです。
残ったのは暗転する画面と「ブブーーーー」とう雑音だけ。
当時のゲームは衝撃にめっぽう弱く、少しぶつけただけでも止まってしまい記録も消えてしまう程でした。
その時ももちろんセーブデータは全滅でした。
怒り狂った僕はその場にいた友達を全員帰し、妹を外に追い出してしまったのです。
ホント、子供とは言え情けないほどカンシャク持ちだったのです。
その時は冬の寒さも厳しい1月か2月だったと思います。
防寒にジャンバーを羽織って何もいわずに妹は外に出て行きました。
少しして僕の気持ちを少し落ち着きました。
落ち着きを取り戻すと、余裕のできた心のは怒りの感情に任せ追い出してしまった妹に対する罪悪感が湧いてきました。
僕の家があるのはマンションの4階、しかも目の前が非常階段で風を遮るものなんてありません。
心配になった僕は玄関のレンズからそっと妹の様子を覗きました。
そこで見たのは何をするわけでもなくただじっと立っている妹の背中でした。
その瞬間自分の勝手すぎる行動をとても恥ずかしく感じました。
なのに、僕はすぐに妹を家の中に入れることができませんでした。
子供なりの意地なのか、ただ素直になれないだけだったのか、今となってはそれがどういう感情なのか忘れてしまいましたが、僕はその後しばらく妹を放置したのです。
夕方近くなり日が傾き始めた頃、ようやく僕は妹を家の中に入れました。
その時の妹は泣くでもなく、怒るでもなく、ただ黙っていました。
それが余計に僕の心を責め立てたてました。
あの時妹は何を見て、何を考えていたのでしょう・・・。
ただその背中からは何よりも胸に重くのしかかる寂しさがありました。
そして僕の心に焼きついたその光景は思い出すたびに今でも心をグっと縛り付けてきます。
妹から妊娠の報告を受けたとき、僕には「おめでとう」という気持ちと「ちょっと早すぎるんじゃないのか」というふたつの気持ちがありました。
しかし僕は「おめでとう」としか伝えませんでした。
もう片方の気持ちは妹にとって知らなくていい気持ちだと感じたからです。
両親も同じようなことを感じたらしく、とても困惑していました。
父は怒って母にあたりました。
そんな父の気持ちも母はわかるので甘んじてそれを受け入れ、僕に当惑した感情を零しました。
そして僕も母に言わなかったもう片方の気持ちを零しました。
そして、それが妹を傷つけました。
当たり前ですね。
誰だって自分の知らないところで悪く言われていると知ったらショックです。
ましてや家族なのだから。
僕は、またやってしまったという気持ちになりました。
あの寂しいイメージがフィードバックしてきたのです。
一番不安だったのは妹自身のはずなのに、その気持ちも量らず鋭く尖った優しさを妹に突きつけてしまったのです。
嫁いで行く妹に、同じ名前で家族としていられるのがあと少ししかない妹に兄らしいことが何にもできていないじゃないか!!
別に今生の別れではないけれど、家を出て行く妹に最後くらいしっかりと兄らしいことをしてやりたい。
僕はそう思いました。
そこから怒る父の気持ちを聞きだし、妹夫婦との間にできたわだかまりを解消する橋渡しになるべく奔走しました。
それがあってかどうかはわかりませんが、無事にわだかまりは解消されました。
そんな微々たることでしたが、最後に妹に兄らしいところを見せることができたかなと思います。
あの日の妹のイメージが僕に気付かせたのは、自分のことばかり考え行動する虚しさだったのかもしれません。
自分のことばかり考えて行動する人が満たされないのは、そこに愛がないから。
愛とは、与えるもの。
もうあの日の妹の背中のような光景を目にすることのないように、周りの人たちに愛を与えていこうと思いました。
そして周りの人たちに愛を与えられるように、まずは一番近しい人たちへ愛を与えることを大切にしていこうと思います。
長くなってしまいました、最後まで読んでくれた皆様ありがとうございます。
突然なのですが、今日の午後3時妹が入院しました。
といっても事故や病気ではありません。
出産のための入院です。
そしてつい先程、午後9時ごろ無事元気な男の赤ちゃんを出産したそうです!!
いやぁ、これで僕もついにおじさんですw
それにしても、妹が本当に母になってしまった。
あんなに小さかったのにね、まったく立派になって・・・なんて妙に親目線な感じになってしまいました。
妹が結婚しとついで行ったのが10月末。
つまり式を挙げる頃のにはすでに妹の中に新しい命が宿っていたわけです。
とは言っても最近はやっている「できちゃった」ではないわけですが、その事実を知った時、父がすごく怒ってしまって大変でした。
今ではみんなちゃんとそれぞれの腹の内を話し合い、理解しあっています。
いろんな人のいろんな感情に触れつつ生まれてきた新しい命。
ここから人生という厳しくも素晴らしい旅が始まるのです!!
初甥には頑張ってもらわないといけませんね(^_^)
実は、ずっとこの場で妹について触れようと考えていました。
だけどそれを考えれば考えるほど何を書けばいいのかわからなくなってしまい実現には至りませんでした。
今日はようやく書けそうです。
いつも僕にとっての妹という存在を思っていくと、あるひとつのイメージに帰着します。
それは、家の前でポツンと佇む寂しそうな妹の背中。
今でも鮮明に覚えている過去の記憶です。
その頃僕と妹はまだ小学生の低学年で部屋も相部屋でした。
僕は僕で、妹は妹でそれぞれに友達をその部屋に呼び遊ぶ毎日でした。
ある日僕はファミコンでゲームをして遊んでいました。
当時流行りに流行っていた『ドラクエⅢ』です。
一生懸命レベル上げして、物語を進めていたところに悪夢が訪れたのです。
いつものように同じ部屋で妹も友達と遊んでいたのですが、その時遊んでいたボールがファミコンに直撃したのです。
残ったのは暗転する画面と「ブブーーーー」とう雑音だけ。
当時のゲームは衝撃にめっぽう弱く、少しぶつけただけでも止まってしまい記録も消えてしまう程でした。
その時ももちろんセーブデータは全滅でした。
怒り狂った僕はその場にいた友達を全員帰し、妹を外に追い出してしまったのです。
ホント、子供とは言え情けないほどカンシャク持ちだったのです。
その時は冬の寒さも厳しい1月か2月だったと思います。
防寒にジャンバーを羽織って何もいわずに妹は外に出て行きました。
少しして僕の気持ちを少し落ち着きました。
落ち着きを取り戻すと、余裕のできた心のは怒りの感情に任せ追い出してしまった妹に対する罪悪感が湧いてきました。
僕の家があるのはマンションの4階、しかも目の前が非常階段で風を遮るものなんてありません。
心配になった僕は玄関のレンズからそっと妹の様子を覗きました。
そこで見たのは何をするわけでもなくただじっと立っている妹の背中でした。
その瞬間自分の勝手すぎる行動をとても恥ずかしく感じました。
なのに、僕はすぐに妹を家の中に入れることができませんでした。
子供なりの意地なのか、ただ素直になれないだけだったのか、今となってはそれがどういう感情なのか忘れてしまいましたが、僕はその後しばらく妹を放置したのです。
夕方近くなり日が傾き始めた頃、ようやく僕は妹を家の中に入れました。
その時の妹は泣くでもなく、怒るでもなく、ただ黙っていました。
それが余計に僕の心を責め立てたてました。
あの時妹は何を見て、何を考えていたのでしょう・・・。
ただその背中からは何よりも胸に重くのしかかる寂しさがありました。
そして僕の心に焼きついたその光景は思い出すたびに今でも心をグっと縛り付けてきます。
妹から妊娠の報告を受けたとき、僕には「おめでとう」という気持ちと「ちょっと早すぎるんじゃないのか」というふたつの気持ちがありました。
しかし僕は「おめでとう」としか伝えませんでした。
もう片方の気持ちは妹にとって知らなくていい気持ちだと感じたからです。
両親も同じようなことを感じたらしく、とても困惑していました。
父は怒って母にあたりました。
そんな父の気持ちも母はわかるので甘んじてそれを受け入れ、僕に当惑した感情を零しました。
そして僕も母に言わなかったもう片方の気持ちを零しました。
そして、それが妹を傷つけました。
当たり前ですね。
誰だって自分の知らないところで悪く言われていると知ったらショックです。
ましてや家族なのだから。
僕は、またやってしまったという気持ちになりました。
あの寂しいイメージがフィードバックしてきたのです。
一番不安だったのは妹自身のはずなのに、その気持ちも量らず鋭く尖った優しさを妹に突きつけてしまったのです。
嫁いで行く妹に、同じ名前で家族としていられるのがあと少ししかない妹に兄らしいことが何にもできていないじゃないか!!
別に今生の別れではないけれど、家を出て行く妹に最後くらいしっかりと兄らしいことをしてやりたい。
僕はそう思いました。
そこから怒る父の気持ちを聞きだし、妹夫婦との間にできたわだかまりを解消する橋渡しになるべく奔走しました。
それがあってかどうかはわかりませんが、無事にわだかまりは解消されました。
そんな微々たることでしたが、最後に妹に兄らしいところを見せることができたかなと思います。
あの日の妹のイメージが僕に気付かせたのは、自分のことばかり考え行動する虚しさだったのかもしれません。
自分のことばかり考えて行動する人が満たされないのは、そこに愛がないから。
愛とは、与えるもの。
もうあの日の妹の背中のような光景を目にすることのないように、周りの人たちに愛を与えていこうと思いました。
そして周りの人たちに愛を与えられるように、まずは一番近しい人たちへ愛を与えることを大切にしていこうと思います。
長くなってしまいました、最後まで読んでくれた皆様ありがとうございます。