ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

『世界のナベアツ』について考察してみました。

2008年01月28日 23時14分01秒 | Weblog
こんばんは、ジニーです。
今日もものすごく寒かったですね・・・。
午前中は暖房が効いていないように感じるほどで、仕事放り出して家に帰りたかったのですがなんとかこらえました。
では、本題へ。




最近よくテレビである芸人さんを目にします。
その芸人さんこそ今日のこのブログの主役『世界のナベアツ』こと渡辺鐘さんです。
『世界のナベアツ』としてはピンで活動しているようですがもともとは『ジャリズム』というお笑いコンビだったりします。
その『世界のナベアツ』のネタといえば・・・

3の倍数と、3が付く数字の時にアホになります。

というヤツです。
最初それを聞いた時、「は?」と思いましたが実際にそのネタを見た瞬間あまりのくだらなさに大爆笑してました(^▽^)
いや~、こういうの好きです。

しかし、彼のネタはそこからまた少し変化します。
そう、3の倍数と、3が付く数字の時にアホになって・・・さらに8の倍数で気持ちよくなる!!というヤツです。
これがまたさらに実にくだらないw
もうガッチリツボをつかれちゃいましたよ!!



しかし、考えてみるとこれは実によく練られたネタだな~と思うのです。
ここからはあくまでも個人的な見解で話を進めていくのでご注意ください。

まず、3の倍数と3がつく数字でとするところがウマイですね。
これにより30から39までの数字が全滅(?)となります。
1から40まで数字を数えていく中でこの数字が全部アホになるところがこのネタのツカミのひとつです。
そしてもうひとつのツカミが13と23、24という二組の連番です。
30に差し掛かる前にこの連番で、続けざまにアホに数字を読み上げるというのをあらかじめ見せることでその面白さが伝わり、同時に30以降への複線になるわけです。
この連番があるかないかで30以降の面白さが大きく違うのです!!

そして次に彼が採用したのは8の倍数
これまたナイスチョイスなんですよ!!
ここでやりたいのは30以降で唯一まともに読みあげる40もダメにしてしまうこと。
つまりおのずと選ばれるのは、1の倍数、2の倍数、4の倍数、5の倍数、8の倍数、10の倍数、20の倍数、40の倍数のいずれかとなるわけです。
しかしその中でもほとんどは門前払いをくらってしまいます。
それは次の通りです。

・1の倍数では全部が該当してしまい、メリハリがつかなくなる。
・2の倍数では偶数全部が該当してしまうので先が読めてしまって面白くなくなってしまいます。
・5の倍数も2の倍数と似ていて、一の位が0か5のところでそれが行われるというのが簡単にわかってしまうため先が読みやすくなってしまいます。
・10の倍数は5の倍数よりももっとタチが悪いですね・・・。
・20の倍数、40の倍数にいたってはもはや論外、これを選んだところで面白さが増すとは思えません。

上に並べたものはほとんどがどこでツカミが来るのかを予測されやすくなってしまい使い物になりません。
僕が選ぶなら4の倍数か8の倍数です。
ここで注目したいのは40までにそれぞれの倍数が出てくる回数です。
4の倍数だと・・・4、8、12、16、20、24、28、32、36、40の10個。
8の倍数だと・・・8、16、24、32、40の5個。
こうみるとやはり4の倍数は出すぎに思えてきます。
3、4と連番になるのは面白そうに感じますが、その後も12と13、15と16、20と21、23と24、27と28といった具合にこれでもかと連番が繰り返されてしまいます。
これではクド過ぎます。
こう考えると8の倍数しかないんですよね。
それに12と13はそれまでと変わらなかったのに23と24の時は変化が起こる(24は3の倍数でもあり8の倍数でもあるためアホな上に気持ちよくなる)ということになりそこがまたツカミになります。

実際にナベアツさんがここまで考えた上で導き出した解であるかどうかはわかりません。
もしも熟考した上でのネタだとすれば、芸人のひとつのネタにかける情熱というものを垣間見ることができます。
またこれがたまたま偶然選んだ結果だとすれば、芸人としてのお笑いへのハンパない嗅覚を感じることができます。
どちらにしても世界のナベアツ恐るべし!!です。



いかがでしたでしょか?
個人的な見解が満載だったため多方面から『それは違うだろ』といった意見も聞こえてきそうですが、僕はこのネタひとつにここまで深読みしてしまいました(^_^;
というより、このネタを通して数字の思いもよらない関係性と面白みが見えてきて考えずにはいられなくなったのです。
やっぱり数字は奥が深いですね~。

と言う事で、この考察は芸人渡辺鐘へのオマージュとして密かに捧げたいと思います。
芸人よ、永遠に面白くあれ・・・。
コメント (1)
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