ジニーの、今日も気まぐれな感じで・・・

気負わず、気取らず、ありのまま。
ゆるりと思ったことを書いていってます。
お気に召したらうれしい限り。

夏の足音 ~7月19日~  ライナーノート

2007年08月02日 22時21分18秒 | 作詞作業
どうもお待たせいたしました。
ライナーノートの時間です!!
先日タタタンとアップした3つの詞から今日は『夏の足音~7月19日~』を取り上げようと思います。


この詞を作ったのはもう3年前になります。
いやぁ、早いものですね~・・・。
当時きら。さんと、とあるファミレスでどんな曲を作るか話し合っていました。
それまでは結構バラードばかりが出来上がっていたのでポップを作りたいねという話になったのです。
そこでメロディーを受け取り僕らにとっては珍しく詞先での製作となりました。
というエピソードなんかがあったりします。

テーマは『夏』です。
とにかく恥ずかしいくらい恋の鼓動の感じる詞を書こうと決めていました。
主人公は高校生くらいかな。
お互いの気持ちにうすうす気付きつつはあるけれどどこか踏み出せないふたり。
周りからはカップルのように扱われて何故かそれが恥ずかしくて思わず否定してしまったり、なのに気が付けば視線は相手を探してしまっていたり。
自分の気持ちにさえ素直になれば恋人になれるのに、胸を押しつぶしてくる見えない不安のせいでどうしてもその一歩が踏み出せないでいるふたり。
だけど、なんでもないきっかけがあったりすると一気に走り出せたりするんですよね。
顔が赤くなるほど恋の中にいるふたりなのです。


冒頭から勢いをつけたかったので『自転車で風を切る』というフレーズではじめました。
何気ないフレーズですが、このフレーズが出てきた瞬間に世界観がハッキリとしたものになり、その後の詞を一気に書き上げることが出来たほどです。
ちなみに、僕は詞を書くとき8割が出だしで煮詰まるんです・・・。
その出だしさえ乗り越えれば結構すんなり書いていけるのですが、ここまでその傾向が顕著に現れたのはこの詞以外には今でもありません。

不器用なりに前進する恋の鼓動を描くことが出来たのではないかと感じています。
きら。さんも一発で気に入ってくれたほどでした。
僕たちにとってはずせないポップナンバーですね。


ところでサブタイトルの7月19日とは・・・。
これはその年の梅雨明けが宣言された日付です(確か・・・)
梅雨が明ければ夏が来る。
主人公のふたりにも夏が来る。
という意味でこのサブタイトルをつけました。
微かでも夏を感じてもらえると嬉しいです。

『夏の足音 ~7月19日~』http://blog.goo.ne.jp/kuwakuwa26/e/7ef10db6d9ee98c167e6c69042a47ded
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悲報

2007年08月02日 20時13分44秒 | Weblog
阿久悠さん死去 歌謡曲黄金期の作詞家(共同通信) - goo ニュース



悲しいですね。
数々のヒット曲の詞を書いてきた阿久悠さんがお亡くなりになりました。
同じ詞を書く者として尊敬していましたし、その独特な視点から紡がれる歌詞は多くの人をひきつけました。
一世を風靡したピンクレディーの作詞からアニメ宇宙戦艦ヤマトのテーマソングの作詞まで本当に幅広いジャンルで活躍されていました。
個人的にも沢田研二さんの「勝手にしやがれ」や尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」は大好きな歌です。

ご冥福をお祈りします。
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