土用の丑の日はもう過ぎてしまいましたね
写真は今年の鰻ではなく何年も前に先輩にご馳走になった鰻
きちんとした店の鰻なんてもう何年も食べていません
ああ、池之端の伊豆栄の鰻が食いたいです
このところ暑い日が本当に続いていてバテている人も多いのでは?
さて土用の丑の日に鰻を食した人で
「鰻はおいしかったけどなんとなく食欲がわかなかった」
という人、実は東洋医学的には要注意です
ものすごく大雑把な結論からいきますと
「夏の疲れが秋以降に出る可能性大」
です
まあもう少し詳しいお話は(でも大雑把ですが)続きで
そもそも土用とは何なのかというと昔の季節の用語です
いわゆる旧暦に用いられていた用語です
そこでちょっと旧暦のおさらい
旧暦では二十四節季というのが基本になっています
一年をまず「春・夏・秋・冬」の四つに分けさらに6つに分けたものです
春 立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋 立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
でもこの中に土用は無いけどいつなの?という疑問が起こるかと思います
土用は各季節の終わりの約18日間のことです
春夏秋冬それぞれの季節の終わりに土用があるわけです
つまり今の時期、夏であれば小暑の終わりから大暑いっぱいが土用です
ものすごく大雑把にお話しすると
この土用、東洋医学では土気が盛んになる時期とされています
土気のつかさどる臓腑である脾・胃の働きつまりは消化吸収が盛んになるわけです
これは季節の変わり目にきちんと栄養を体内に入れてその季の疲れを次の季に持ち越さないようにというからだの本来の働きなのですね
つまり消化吸収の働きが盛んな時期なのにおいしく食べれない
=この季節の疲れを取るための栄養がとりきれない
これは次の季に体調を崩しやすいと考えられます
「夏の疲れが秋にでる」
ということです
ですから土用のうなぎをおいしく食べられなかった方は秋以降の体調の変化に気をつけないといけないわけです
ものすごく大雑把な解説でした
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