黒砂台鍼灸あん摩治療院

鍼灸院の日常日記

岩塩の色は? 塩灸での質問から料理用の塩の話

2010-10-18 11:14:31 | 治療院日記
塩灸の施術をしているときに患者さんから質問がありました。

「岩塩でピンクのが有りますけどあの色はなんですか?」

当院で使用しているのは湖塩や岩塩ですが色のほとんど無いタイプのもの。色付の物は主に食用やヒーリング等で用いられるケースが多いようです。
実はピンクのものの使用も考えたのですが、やや粒度が粗いものが多く熱のまわり方にムラがあったり塩灸に用いるにはあまり向きませんでした。でもその時に色についても調べていたのですぐにお答えできました。

「赤鉄鉱という鉄の錆びたものが微量に含まれたり、マンガンが極微量に含まれているとあんな色になるようですよ」

正確にはピンクと言われるものは塩化カリウム結晶部分に微量の赤鉄鉱(Fe203)の結晶が混入したものだそうです。この赤鉄鉱は古くからベンガラという色素として建築物等様々なものに使用されています。
キチンと調べるまではこの色は微生物代謝物由来なのかしら?と勘違いしていました。好塩菌にはこういった赤色の色素を産生する藻類がいるもののですから。

ちなみに灰色は微量の粘土で黒色は有機物だそうです。ヨーロッパ産の岩塩は灰褐色のものが多く、ヒマラヤ産はピンクや赤や黒の物が有るようです。粘土や有機物が混入していても食用可能です。

塩灸の検討の際にはいろんな塩を試しています。岩塩、湖塩、海塩、食塩と。
熱の伝わり方なんかの結果から岩塩と湖塩を使用しています。

話が飛びますが、自分が料理に使用するのは基本的に海塩です。岩塩でもいいのですが味的に海塩の方で好みなので。
使っているのはゲランドのグロセル。
ゲランドの塩といえばフルール・ド・セル(塩の花)が有名ですが非常に高価で普段使いには向きません。


これは現在使用しているゲランドのグロセル。
写真を見ると解るように白色の見慣れた食塩とは異なり灰褐色です。
これはゲランドの粘土質の混じった結果と言われています。また職人の腕によっても出来上がりの色に違いが出るそうです。等級の良いものになると色も白色に近くなりますが値段もあがります。
自分が使用するのは等級の低めの安いもの。kg単価で数百円と非常に安いですが味は等級の高いものに劣りません。
安価なので下ごしらえから使用しています。
これとちょっと上等な昆布だけで本当に美味しい塩鍋が作れます。市販の塩鍋の素や塩鍋スープなんて使う必要なんて有りません。
なにより焼いた肉にちょっと塩をつけて食べるだけでご馳走になります。
愛用品は今は亡き“カルフール”のPB品。幸いなことにイオンに店舗が変わったあとも今のところ扱いは続いています。
いずれ数十kgぐらい買いだめしようと考えています。(今のところ3kgぐらいの常備です)
他にもディジョンマスタード等カルフールPBには愛用品が多かったのですが、次々と扱い中止に。つまらないイオンPBに駆逐されています。

この塩ならコスト的にも可能なので塩灸での使用も考えたのですが、写真のように粒度が荒くあまり向きませんでした。(お灸の熱にムラが出やすい)
治療院にも一瓶おいて汗をかいた時などに少量つまんでなめたり。甘みの後に塩味が来る非常に旨い塩です。
来院時には味見も可能です。


エコポイント 最もお得な交換商品は?

2010-10-18 09:44:51 | 院長のひとり言
家電エコポイントが改定されますね。
12月からはポイントがほぼ半減。年末ぐらいに家のテレビの買い替えも考えていたのですが結局前倒すことに。
もうすでに機種の選定も3つ程度に絞り、価格のチェックをしながら年末商戦を待つ段階だったのですが・・・低価格帯のテレビでエコポイントが半減するのは痛いので。

ところが同じことを考える人も多いのでしょう。狙っていた低価格帯のテレビが品薄&値段上昇。
特にネットの値段の上昇は酷い有様で、購入予定の40型のテレビは最安価格も5000円以上上昇するありさま。
価格.comで随時チェックをして面白かったのがBICカメラの価格。
10月8日の閣議決定以前は75,000円を割り込んでいた価格が以降上昇。スプリクトでも組んでいるのでしょうか?最安価格に連動するように上昇して腹がたつやら面白いやら。
「価格は需要と供給のそれぞれの思惑で決まる」
なんて言葉を実感できる1週間でした。
価格の乱高下はAmazonでもありますね。これも見ているとオモシロイ。

11月まで待つことも考えましたが結局昨日購入。結局近所のケーズデンキで。
もともと購入予定がエコポイントによる実質価格低下の寄与が大きな低価格帯のテレビですから11月になって「買えない」ではあほらしいので。
値段も納得の出来るところに落ち着きましたし、ケーズデンキの長期保証や初期不良への対応が良いのは過去購入した家電で体験済み。
値段交渉も店員さんを捕まえて2~3分やりとりをして決定。あまりギリギリと値切るのも最近はやりません。(まあでも現在のネット最安値+送料から大きく外れた価格ではありません)
配送は明日ですが楽しみです。

ところで問題になるのがエコポイントを何に交換するか。
汎用性の高いものと考えると商品券やプリペイドカードですが、こういったものは発行手数料分のポイントを差っ引かれます。手数料云々より使い切れ無いポイントが嫌な感じ。かと言って発行手数料の必要の無い物は、マイナーなスーパーの商品券や図書カード。図書カードでもいいのですが治療院の専門書の通販には使用できません。
やっぱりクレジット系の商品券が便利だなと思っていたら発行手数料無料の物を発見。

「ヨドバシJCBギフトカード」

実際の発券にはヨドバシの店舗に行かなくてはいけないという制約はありますが、クレジット系の商品券が発行手数料無料なのは良い。
ヨドバシで使用時にはポイントも15%と現金よりお得という特典もあったり。なによりJCBギフトカードの使える店ならどこでも大丈夫なのも高評価。
実際に見てみると自分や家族の使うお店が結構有ります。百貨店もスーパーもOK。
オモシロイのは“BICカメラ”や“カメラのキタムラ”なんて同業社でも使用が出来る点。
ヨドバシのギフトカードを同業他社で使用するのも面白そうです。

結局このギフトカードにしようと思っています。