塩灸の施術をしているときに患者さんから質問がありました。
「岩塩でピンクのが有りますけどあの色はなんですか?」
当院で使用しているのは湖塩や岩塩ですが色のほとんど無いタイプのもの。色付の物は主に食用やヒーリング等で用いられるケースが多いようです。
実はピンクのものの使用も考えたのですが、やや粒度が粗いものが多く熱のまわり方にムラがあったり塩灸に用いるにはあまり向きませんでした。でもその時に色についても調べていたのですぐにお答えできました。
「赤鉄鉱という鉄の錆びたものが微量に含まれたり、マンガンが極微量に含まれているとあんな色になるようですよ」
正確にはピンクと言われるものは塩化カリウム結晶部分に微量の赤鉄鉱(Fe203)の結晶が混入したものだそうです。この赤鉄鉱は古くからベンガラという色素として建築物等様々なものに使用されています。
キチンと調べるまではこの色は微生物代謝物由来なのかしら?と勘違いしていました。好塩菌にはこういった赤色の色素を産生する藻類がいるもののですから。
ちなみに灰色は微量の粘土で黒色は有機物だそうです。ヨーロッパ産の岩塩は灰褐色のものが多く、ヒマラヤ産はピンクや赤や黒の物が有るようです。粘土や有機物が混入していても食用可能です。
塩灸の検討の際にはいろんな塩を試しています。岩塩、湖塩、海塩、食塩と。
熱の伝わり方なんかの結果から岩塩と湖塩を使用しています。
話が飛びますが、自分が料理に使用するのは基本的に海塩です。岩塩でもいいのですが味的に海塩の方で好みなので。
使っているのはゲランドのグロセル。
ゲランドの塩といえばフルール・ド・セル(塩の花)が有名ですが非常に高価で普段使いには向きません。
これは現在使用しているゲランドのグロセル。
写真を見ると解るように白色の見慣れた食塩とは異なり灰褐色です。
これはゲランドの粘土質の混じった結果と言われています。また職人の腕によっても出来上がりの色に違いが出るそうです。等級の良いものになると色も白色に近くなりますが値段もあがります。
自分が使用するのは等級の低めの安いもの。kg単価で数百円と非常に安いですが味は等級の高いものに劣りません。
安価なので下ごしらえから使用しています。
これとちょっと上等な昆布だけで本当に美味しい塩鍋が作れます。市販の塩鍋の素や塩鍋スープなんて使う必要なんて有りません。
なにより焼いた肉にちょっと塩をつけて食べるだけでご馳走になります。
愛用品は今は亡き“カルフール”のPB品。幸いなことにイオンに店舗が変わったあとも今のところ扱いは続いています。
いずれ数十kgぐらい買いだめしようと考えています。(今のところ3kgぐらいの常備です)
他にもディジョンマスタード等カルフールPBには愛用品が多かったのですが、次々と扱い中止に。つまらないイオンPBに駆逐されています。
この塩ならコスト的にも可能なので塩灸での使用も考えたのですが、写真のように粒度が荒くあまり向きませんでした。(お灸の熱にムラが出やすい)
治療院にも一瓶おいて汗をかいた時などに少量つまんでなめたり。甘みの後に塩味が来る非常に旨い塩です。
来院時には味見も可能です。
「岩塩でピンクのが有りますけどあの色はなんですか?」
当院で使用しているのは湖塩や岩塩ですが色のほとんど無いタイプのもの。色付の物は主に食用やヒーリング等で用いられるケースが多いようです。
実はピンクのものの使用も考えたのですが、やや粒度が粗いものが多く熱のまわり方にムラがあったり塩灸に用いるにはあまり向きませんでした。でもその時に色についても調べていたのですぐにお答えできました。
「赤鉄鉱という鉄の錆びたものが微量に含まれたり、マンガンが極微量に含まれているとあんな色になるようですよ」
正確にはピンクと言われるものは塩化カリウム結晶部分に微量の赤鉄鉱(Fe203)の結晶が混入したものだそうです。この赤鉄鉱は古くからベンガラという色素として建築物等様々なものに使用されています。
キチンと調べるまではこの色は微生物代謝物由来なのかしら?と勘違いしていました。好塩菌にはこういった赤色の色素を産生する藻類がいるもののですから。
ちなみに灰色は微量の粘土で黒色は有機物だそうです。ヨーロッパ産の岩塩は灰褐色のものが多く、ヒマラヤ産はピンクや赤や黒の物が有るようです。粘土や有機物が混入していても食用可能です。
塩灸の検討の際にはいろんな塩を試しています。岩塩、湖塩、海塩、食塩と。
熱の伝わり方なんかの結果から岩塩と湖塩を使用しています。
話が飛びますが、自分が料理に使用するのは基本的に海塩です。岩塩でもいいのですが味的に海塩の方で好みなので。
使っているのはゲランドのグロセル。
ゲランドの塩といえばフルール・ド・セル(塩の花)が有名ですが非常に高価で普段使いには向きません。
これは現在使用しているゲランドのグロセル。
写真を見ると解るように白色の見慣れた食塩とは異なり灰褐色です。
これはゲランドの粘土質の混じった結果と言われています。また職人の腕によっても出来上がりの色に違いが出るそうです。等級の良いものになると色も白色に近くなりますが値段もあがります。
自分が使用するのは等級の低めの安いもの。kg単価で数百円と非常に安いですが味は等級の高いものに劣りません。
安価なので下ごしらえから使用しています。
これとちょっと上等な昆布だけで本当に美味しい塩鍋が作れます。市販の塩鍋の素や塩鍋スープなんて使う必要なんて有りません。
なにより焼いた肉にちょっと塩をつけて食べるだけでご馳走になります。
愛用品は今は亡き“カルフール”のPB品。幸いなことにイオンに店舗が変わったあとも今のところ扱いは続いています。
いずれ数十kgぐらい買いだめしようと考えています。(今のところ3kgぐらいの常備です)
他にもディジョンマスタード等カルフールPBには愛用品が多かったのですが、次々と扱い中止に。つまらないイオンPBに駆逐されています。
この塩ならコスト的にも可能なので塩灸での使用も考えたのですが、写真のように粒度が荒くあまり向きませんでした。(お灸の熱にムラが出やすい)
治療院にも一瓶おいて汗をかいた時などに少量つまんでなめたり。甘みの後に塩味が来る非常に旨い塩です。
来院時には味見も可能です。