前回の予告通り、ワクチンの副作用についてです。
副作用と書いていますが、実はワクチン接種においては“副作用”は存在しません。副作用とは言わずに“副反応”というらしいです。
ワクチンは薬と異なりそれそのものは作用を持っていません。免疫系の反応を引き起こすものだからです。このため悪さをした場合は副反応と言うわけです。
まあ分かりにくいのですがここでは正確に副反応として書いていきます。
新型インフルエンザワクチンの投与が開始されたのは昨年の秋、ちょうど一年前になります。厚生労働省からはそれ以降に報告のあった副反応について詳細な事例が発表されています。
コチラのリンクからどうぞ→厚生労働相新型インフルエンザ関連情報
上記サイト情報内で特に関連性の深いものについて以下にリンクしておきます。
推定接種者数及び副反応報告頻度について
重篤症例一覧
死亡症例一覧
新型インフルエンザワクチンの副反応を考える際にもっとも重要になるのが報告要件です。
報告要件というのは薬事法において定められたもので、治療や医薬品などで問題等が起こったときに厚生労働省に報告をするための基準のようなものです。
薬事法上では
「重特例の場合で、副反応によると疑われる場合に報告」
となっており、既知の非重篤のものやワクチン接種との関連性が疑われない場合は報告は行われません。
しかし、新型インフルエンザワクチンについては
「重篤、非重篤、未知、既知を問わず、ワクチン接種との因果関係に関わらず報告」
となっています。
参考図 新型インフルエンザ予防接種事業における副反応報告と例年の薬事法における報告の違い
上記の通り、報告の基準そのものが異なっているわけです。
この点を考慮した上で副反応報告を読まないと、とんだ勘違いをしてしまうことを頭に入れておく必要があります。
誠に残念ながら私たちが目に触れるマスコミの報道にはこの点の配慮に欠けた不勉強なものが多く見られます。
ちょっと資料数が膨大なため次回以降に少しずつ書いていきます。
副作用と書いていますが、実はワクチン接種においては“副作用”は存在しません。副作用とは言わずに“副反応”というらしいです。
ワクチンは薬と異なりそれそのものは作用を持っていません。免疫系の反応を引き起こすものだからです。このため悪さをした場合は副反応と言うわけです。
まあ分かりにくいのですがここでは正確に副反応として書いていきます。
新型インフルエンザワクチンの投与が開始されたのは昨年の秋、ちょうど一年前になります。厚生労働省からはそれ以降に報告のあった副反応について詳細な事例が発表されています。
コチラのリンクからどうぞ→厚生労働相新型インフルエンザ関連情報
上記サイト情報内で特に関連性の深いものについて以下にリンクしておきます。
推定接種者数及び副反応報告頻度について
重篤症例一覧
死亡症例一覧
新型インフルエンザワクチンの副反応を考える際にもっとも重要になるのが報告要件です。
報告要件というのは薬事法において定められたもので、治療や医薬品などで問題等が起こったときに厚生労働省に報告をするための基準のようなものです。
薬事法上では
「重特例の場合で、副反応によると疑われる場合に報告」
となっており、既知の非重篤のものやワクチン接種との関連性が疑われない場合は報告は行われません。
しかし、新型インフルエンザワクチンについては
「重篤、非重篤、未知、既知を問わず、ワクチン接種との因果関係に関わらず報告」
となっています。
参考図 新型インフルエンザ予防接種事業における副反応報告と例年の薬事法における報告の違い
上記の通り、報告の基準そのものが異なっているわけです。
この点を考慮した上で副反応報告を読まないと、とんだ勘違いをしてしまうことを頭に入れておく必要があります。
誠に残念ながら私たちが目に触れるマスコミの報道にはこの点の配慮に欠けた不勉強なものが多く見られます。
ちょっと資料数が膨大なため次回以降に少しずつ書いていきます。