珈琲おいしい

日々の日記の予定だったけど最近ゲームコラム風。いまとなってはレゲーレビューブログかな。

バイオハザード5 オルタナティブエディション【PS3】

2011-09-02 22:41:13 | PLAYSTATION3
シリーズを通してプレイしているにも関わらず、XBOX360版が頓挫し積み上がってしまっていた『バイオハザード5』。3DS版の『リベレーションズ』の発売が近そうだし、きちんとシナリオを追わないと話についていけない!ということで、急いでクリアしました!ということでその感想を書き綴っています。


■ バイオハザード5をクリアしてみて

 一度XBOX360版で挫折した管理人ですが、安価で、しかも色々と付加価値のついた『オルタナティブ エディション』で再度チャレンジ!する事としました。

 『XBOX360版』の挫折の理由が(コントローラーの)決定ボタンとキャンセルボタンが他のゲーム機と逆というインターフェース弊害が要因の一つだったのですが、今回は『プレイステーション3』というおなじみのコントローラ、最後まで問題なくプレイする事が出来ました。いや、やっぱりね『ファミコン』時代からなじみのあるボタン配置では、Aボタンは『決定』Bボタンは『キャンセル』っていう配置じゃないとね。続くモノも続かない訳ですよ。

 しっかり最後までプレイ出来ました。なかなか楽しめました。しかし『4』の完成度が良かったのか、何が要因なのかまだまとまっていないのですが、前作越えという評価は出来ませんでした。

 操作性は『バイオハザード4』から導入された主人公を背面から眺めたTPS(三人称視点)を採用。映像の高画質化により臨場感がさらに強烈にとなった作りになっています。

 『4』との違いの一つに、武器やアイテムのセレクト時に画面(時間)が止まらないという事がありました。『4』までは使用するアイテムをセレクトする持ち物や、使用したい武器のセレクト時には時間が止まってくれていたのですが、『5』ではその時間はありません。アイテムセレクト時にも周りの時間はしっかりとすぎています。だから前作のように集団に囲まれパニックになりそうな時に一息つく事は出来ず、アワアワしながら状況判断を迫られるという、より臨場感がそのまま味わえる仕様となっています。

 しかし、それはゲームのハードルを一つ上げた作りなのかな。とも感じました。
 慣れるまでは意外と時間がかかったし、『360版』が詰んだ理由の一つであったようにも思います。
 何気ない操作性の違和感は、なにげに大きい。

 操作を覚えるまでの違和感、それが納得のいくモノになるまでが、ゲームをプレイするにあたっての大きな弊害の一つではないかと感じました。
(※余談ですが『モンスターハンター』シリーズも、当初は違和感の強い操作法だったので、慣れるまで2週間ぐらいかかりました。)

 ちなみに『Wiiリモコン』操作になった『4』は想像以上に『バイオハザード4』の操作性に合っていたのでそちらへの移行は問題なく出来てたんですけれども。
 本ゲームも『PlayStation Move』でプレイしたらもう少し違った評価になったのかなぁと思います。まぁ慣れてしまえばどうという事は無いのですが・・・。


■ まさかのアンブレラ関連

 主人公が『クリス』という『バイオハザード(初代)』の主人公を再び操れる事が出来る!というのも期待の一つでした。個人的には『4』の主人公『レオン』が最強なのですが、本作の『クリス』もなかなかマッチョになっていて強そうでよい。
 『5』での『クリス』は過去に仲間を失ったというバックヤードをもっているため、やや『初代バイオハザード』の時に比べ陰が落ちている感があります。

 ここからは、ちょっとネタバレ含みますのでお気をつけください。
 そもそも『バイオハザード』におけるキーパーソン『ゾンビ』は、『アンブレラ社』における『ウイルス兵器』が要因で登場している。しかし時を経て『4』で『アンブレラ社』は物語の冒頭でちょっとだけ語られる程度となり、物語の時間上では既に崩壊し、過去の出来事になっていたと思っていたのだけれども・・・まだしっかりとその因子は残っていた。その兵器の対象となったのが『アフリカ』だったのである。

「また、『アンブレラ』か・・・」

 個人的には『4』で新たな新境地を開いた感が強かったので、再び『アンブレラ』を持ってこられると・・・若干ネタ的に引きが弱いと思っていたのですが・・・まだ『アンブレラ』の大ボスが残っていたんですね。

 『アルバート・ウェスカー』。

 こいつを倒さない事には平和は訪れる事が無い。存在をしっかり忘れてました。そういう意味では本作は『アンブレラ』からなる『バイオハザード』を完結させる作品であったように思います。

 もちろん『ゾンビ』は『バイオハザード』には必要であったように思いますが、また先の見えない『アンブレラ編』を続けて見続けなければいけないのは飽きてきていたので。


■ 目指すゲーム性が違ってきてるのかも

 チャプターの進み方にも気になる変化がありました。
 『4』までは若干残っていた『初代』からなる『探索』という概念。
 マップを行ったり来たり、次の扉を開く為に必要となる『鍵』を探す部分。これも『バイオハザード』の楽しみの一つだったのですが、本作品はだいぶその点が削除された形になっていました。

 先に進むともう後戻りは出来ません。ステージクリア式。そうなってしまっていた事もシリーズを通して楽しんでいる管理人には残念に感じた部分の一つでした。
 印象としてはステージ毎に登場するボスキャラを倒しながら進めるという戦闘に特化したガンシューティングゲーム。こんな感じでしょうか。でもそのジャンルに移行するには『バイオハザード』というブランドでは・・・やって欲しくなかったなぁと。それが前作越えを感じる事の出来なかった大きな要因かもしれません。


■ 次回作への期待

 前述したシューティング系のアクションゲーム。この方向性が拡大してしまうと、管理人としては続けたいというモチベーションが今ひとつです。しかし、本作の存在によって『アンブレラ』による物語は終了したと思っています。
 また、次作である3DS版では、再び「そこにある恐怖」という閉鎖された空間や、ホラーを再燃させたいとカプコンは述べています。

 よく出来ているゲーム。『5』は、「そこにある恐怖感」や「細かい謎解き」のなどのシーンはなくなってしまっていましたが、物語を紡ぐ上では欠かす事の出来ないシナリオの一つであったと思います。
 ガンシューティングをメインに据えられてしまうと、ちょっと管理人的にはシリーズを続けるモチベーションが下がってしまうので、本作以降は、もう一度『バイオハザード』が本来持っていた『そこにある恐怖』をもう一度感じさせて欲しいものです。

 さらりと書こうと思っていたのですが、愚痴の多い文章になってしまいました。

 今日はこの辺で。


関連ページ
 ●バイオハザード5オルタナティブエディション(公式WEBサイト)
 ●バイオハザード リベレーションズ(公式WEBサイト)




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