今回は『シルバー事件』をお送りいたします。クリアしてからだいぶ経つのですが、思い出を振り絞り書き出せたらと思います。
クリア当時書き残していた記事を利用してお送りします。
このゲーム(?)は、皆様おなじみの『須田剛一』が手掛ける作品という事で
かなり興味が湧いた作品でした。
『須田剛一』作品では過去に『Killer7』、『NO MORE HEROES』の
二作品をプレイしていますが、その二作品の感想はというと・・・
非常に個性的。
管理人に、見た事の無い、新しい世界観を与えてくれた衝撃的な作品でした。
その『須田剛一』がプレイステーションの時代に世に打ち出した作品。
『シルバー事件』。興味がわかない訳がありません。
そんな訳で、この度、プレイステーションStoreでダウンロード購入。
いよいよ3作品目のプレイしてみました!
以前、購入しながらも積み上がっている
『花と太陽と雨と』というDS(こちらも須田作品)のゲームをプレイしようと
思っていたのですが、『シルバー事件』を先にプレイしておけば、より一層
楽しめるというアドバイスをいただき、『シルバー事件』を先に始める事にしたんです。
このゲーム(?)は、何と言って紹介?うーん、説明したらいいのか。
難しいんです。
えーと、物語を読み解く・・・という、須田テイストで満載の映像作品でした。
といっても、ムービーゲームという訳ではなく、質量のある文章と
濃い~内容の、とても重量感を感じる作りになっていました。
といっても、ライトな側面とディープな側面を併せ持つ、何というか・・・
すごく人間くさい物語となっており、久々に、ハードボイルドを味わう事が
できました。
人は裏と表を併せ持ち、その裏と表が一重にも二重にも交差した物語であったと
思います。
そんな訳で、非常に複雑で。途中途中で図にして関係図作らないと
良くわからないな。てな事を考えたりもしたものです。
結果、エンディングを迎え、・・・あれ?そうなの?っていう状態に陥ってしまいました。
物語は、主人公(自分)を操作し、24署の刑事たちと事件に立ち向かう本筋と
『モリシマ トキオ』が単独で動く、事件簿を進めるものの二つのシナリオとなっています。
その二つのシナリオは『カムイ』というキーワードにより
密接に絡みついていながらも、距離感を感じさせる構成になっていて
二つの別々の物語を読み進める事ができる作りになっています。
そして、度々述べている通り、『読み進める』作りになっているので
基本的には、壁にぶち当たる事はありません。
物語は読み進めるだけで物語は進みます。
そういう意味では、ゲームというよりは、アート作品という方向性が
強いかもしれません。
ですから、このゲームの魅力は『須田剛一』の描く、物語に主眼を
おいて楽しむことがベストだと思います。
そうなってくると、いわゆる小説的な作品という扱いになりますので
好き嫌いが別れる作品であるとは思いますね。
管理人には、がちっとハマりました。
ただ、物語の演出には、テキスト以外にも力が入っていて
映像で表現される人物や事件は・・・
年齢によってはトラウマになりそうな演出もちらほら。
劇画調、アニメ調、そして実写などの演出が数多く盛り込まれていて
物語をさらに印象強く心に残すものになっていました。
夜、一人で暗い部屋などでやっていると・・・キャー!
なんて事があるかと思います。
人間味のあるキャラクターと無機質な世界観という一見すると
同居出来ない二つの要素が絶妙化学反応となった
非常にプレイヤーにインパクトを残した作品。
プレイヤーに対しての媚びは無く、むしろ超硬派な展開で進展する物語。
『須田剛一』による「わかってるだろ?こういうもんなんだ。」という
一見突き放されたようでいながらも、読み込みたくなる魅力的でかつ濃厚なテキスト。
人に強くお勧めする作品?いや、これは興味を持った人が偶然手を出した
方が、読み進める事が出来る魅力的な作品でした。
ノリが合えば、ビッタリハマります。
非常に面白かったです。
今日はこの辺で。
クリア当時書き残していた記事を利用してお送りします。
■ 須田51作品体験第三弾
このゲーム(?)は、皆様おなじみの『須田剛一』が手掛ける作品という事で
かなり興味が湧いた作品でした。
『須田剛一』作品では過去に『Killer7』、『NO MORE HEROES』の
二作品をプレイしていますが、その二作品の感想はというと・・・
非常に個性的。
管理人に、見た事の無い、新しい世界観を与えてくれた衝撃的な作品でした。
その『須田剛一』がプレイステーションの時代に世に打ち出した作品。
『シルバー事件』。興味がわかない訳がありません。
そんな訳で、この度、プレイステーションStoreでダウンロード購入。
いよいよ3作品目のプレイしてみました!
以前、購入しながらも積み上がっている
『花と太陽と雨と』というDS(こちらも須田作品)のゲームをプレイしようと
思っていたのですが、『シルバー事件』を先にプレイしておけば、より一層
楽しめるというアドバイスをいただき、『シルバー事件』を先に始める事にしたんです。
このゲーム(?)は、何と言って紹介?うーん、説明したらいいのか。
難しいんです。
えーと、物語を読み解く・・・という、須田テイストで満載の映像作品でした。
といっても、ムービーゲームという訳ではなく、質量のある文章と
濃い~内容の、とても重量感を感じる作りになっていました。
といっても、ライトな側面とディープな側面を併せ持つ、何というか・・・
すごく人間くさい物語となっており、久々に、ハードボイルドを味わう事が
できました。
人は裏と表を併せ持ち、その裏と表が一重にも二重にも交差した物語であったと
思います。
そんな訳で、非常に複雑で。途中途中で図にして関係図作らないと
良くわからないな。てな事を考えたりもしたものです。
結果、エンディングを迎え、・・・あれ?そうなの?っていう状態に陥ってしまいました。
■ 2つのストーリーから導かれる1つの物語
物語は、主人公(自分)を操作し、24署の刑事たちと事件に立ち向かう本筋と
『モリシマ トキオ』が単独で動く、事件簿を進めるものの二つのシナリオとなっています。
その二つのシナリオは『カムイ』というキーワードにより
密接に絡みついていながらも、距離感を感じさせる構成になっていて
二つの別々の物語を読み進める事ができる作りになっています。
そして、度々述べている通り、『読み進める』作りになっているので
基本的には、壁にぶち当たる事はありません。
物語は読み進めるだけで物語は進みます。
そういう意味では、ゲームというよりは、アート作品という方向性が
強いかもしれません。
ですから、このゲームの魅力は『須田剛一』の描く、物語に主眼を
おいて楽しむことがベストだと思います。
そうなってくると、いわゆる小説的な作品という扱いになりますので
好き嫌いが別れる作品であるとは思いますね。
管理人には、がちっとハマりました。
ただ、物語の演出には、テキスト以外にも力が入っていて
映像で表現される人物や事件は・・・
年齢によってはトラウマになりそうな演出もちらほら。
劇画調、アニメ調、そして実写などの演出が数多く盛り込まれていて
物語をさらに印象強く心に残すものになっていました。
夜、一人で暗い部屋などでやっていると・・・キャー!
なんて事があるかと思います。
■ ハマるとやばいぜ
人間味のあるキャラクターと無機質な世界観という一見すると
同居出来ない二つの要素が絶妙化学反応となった
非常にプレイヤーにインパクトを残した作品。
プレイヤーに対しての媚びは無く、むしろ超硬派な展開で進展する物語。
『須田剛一』による「わかってるだろ?こういうもんなんだ。」という
一見突き放されたようでいながらも、読み込みたくなる魅力的でかつ濃厚なテキスト。
人に強くお勧めする作品?いや、これは興味を持った人が偶然手を出した
方が、読み進める事が出来る魅力的な作品でした。
ノリが合えば、ビッタリハマります。
非常に面白かったです。
今日はこの辺で。
関連ページ
●シルバー事件(ゲームアーカイブス)
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