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Eternal sunshine of the spotless mind

2005-04-01 16:56:28 | cinema
「エターナル・サンシャイン」
[監][案]ミシェル・ゴンドリ 
[案][総][脚]チャーリー・カウフマン 
[出]ジム・キャリー  ケイト・ウィンスレット  キルスティン・ダンスト 
  イライジャ・ウッド 
[制作データ] 2004米/ギャガ=ヒューマックス
[上映時間] 107分

アカデミー脚本賞!
と聞いて、そんなに素敵なストーリーなのねー。
意気込みすぎたかな。
アイディアと作りかたは面白いと思ったけど。
記憶を消したくない!って気持ちは切実でいいと思うんだけど、
一度だめになった関係に対して未練を残すのは
いかにも男性的な考え。
彼女は本当に忘れたかったかもしれないじゃない。
全て思い出すなら私だったらなんで別れたのか、
どう気持ちが変わったのかその全てを知りたいと思う。
彼女のキャラがちょっと不思議ちゃんてことで誤魔化してるんじゃないかと思う。
こうなってもおかしくないだろう、みたいな。
キルスティン・ダンストにしても、
記憶を消しておいて、傍にいさせるなんてひどいよ。
びっくりした。
一方的なご都合主義映画と言うと言い過ぎかな。
二人の結果にしても、誰かを傷つけていて成り立つのもちょっとなあ。
今がよければいいのかなあ。

いいことも少し。
結果はどうあれ、やっぱりストーリーは面白い。
記憶が消されていく感じ(頭の中?)がリアルで、
せつなくて、珍しくジムが格好よく見えた。
めったにない普通の役。
それと、気になったのが、
メガネくんです。
いけてない感じの役なんだけど、そこがいい。
やっぱ小物は大事。
キルスティンのブレスレット(または時計?)が欲しい!
なんだ、あれ!
わかる人いたら教えてください。
書類を捜してる時に手がアップで映るんだけど、
手首に太めのブレスが。
要チェック。

Samarian girl

2005-03-30 12:15:53 | cinema
「サマリア」

[監][脚][編][美]キム・ギドク 
[総]キム・ドンジュほか 
[プ]ベ・ジョンミン 
[撮]ソン・サンジェ 
[音]パク・ジウン 
[出]クァク・チミン ソ・ミンジョン イ・オル 
[制作データ] 2004韓/東芝エンタテインメント
[上映時間] 95分・R-15

こちらもやっと。
終始二人の可愛らしさに翻弄されっぱなし。
本当に可愛い。
女の子が女の子をかわいいと思う気持ちって不思議なんだけど、
「olive」を見てる時みたいな気持ち。
わかりにくいか。
結構きわどいシーンも多いけど、それをいやらしくなく
描けるのがギドク監督だなあと思う。
アーティスティック。
本当だったら男性不信になりそうだけど、
それもなくて、一人の人間としての描き方が上手いなあと思う。
でも、やっぱり理解できない部分があって。。。
それはギドク監督だからなのか、
私が韓国の精神性を理解できてないからなのか、
両方かな。
「恨」的な映画だよね。
って自分でもどこまでわかってるのか。
いつも思うけど、韓国人は激しい。
日本人だったらこうは言わないとかこうは考えないって思うシーンが
結構ある。
当然むこうもそう思うわけで、
根本的に色々違うんだなあ。
映画から逸れてしまった。
そうね、共感できない部分の言い訳ね、全部。
他の人の意見が聞きたいな。
ギドク監督作品は好きなんだけどな。
せつない。

第54回ベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)

Bungee jumping of their own

2005-03-30 12:09:24 | cinema
「バンジージャンプする」

[監]キム・デスン 
[脚]コ・ウンニム 
[撮]イ・フゴン 
[出]イ・ビョンホン イ・ウンジュ ヨ・ヒョンス 
  ホン・スヒョン キム・ガプス イ・ボムス キム・ジョンヨン 
[制作データ] 2001韓/IMX
[上映時間] 100分

ええ、どうせ私もビョンホン氏目当てですけどね。
想像以上にアイドル映画でした。
それも古き香のする韓国純愛映画。
純愛?純愛。
うーん?
二人で来ちゃったよ!
バンジージャンプしちゃったよ!
で、その後どうなんのよ!
その後が一番気になるよー。
この二人どうなるのー。
全然予備知識なしに見たので、色々困惑。
冷静に観たらこの映画、すごいヘン。
面白いけどね。
平日の昼の時間に満員というのもびっくり。
マダムばかりだからか。
ファンの集いみたいな。
次作の前売りはもうとっくにゲットよ、みたいな。
サービス・シーンは愛に満ちた笑い声が。
うふふふふ。

イ・ウンジュが綺麗だけど、
年下には見えない。
大人っぽいなあ。
幸薄い雰囲気に拍車がかかって、
ストーリーが妙にリアルに感じてしまった。
「サンドゥ」のセナもいたんだー、若い!

さて、次は「甘い人生」。
早く前売り買おうっと。

love is 5・7・5!

2005-03-28 13:25:29 | cinema
「恋は五・七・五」
[監][脚]荻上直子 
[製]李鳳宇ほか 
[プ]林哲次ほか 
[撮]柴崎幸三 
[音]井出博子 
[出]関めぐみ 小林きな子 蓮沼茜 橋爪遼 細山田隆人  高岡早紀 
  杉本哲太  柄本明 
[制作データ] 2004シネカノン
[上映時間] 105分

ボートにシンクロ、ロボコンにバンド、
次は俳句!
へぇ~俳句にも甲子園があるんだ。
どんな風に競うんだろう?
どんな素晴らしい俳句を彼らは作るんだろう?
そういう興味で観に行ってきた。
監督は「バーバー吉野」の荻上監督。
それだけでも面白そうと思って。

青春ガンバル系の映画、大好き。
だけど、そろそろ限界なのかなあ。
やっぱりどこかありきたりなストーリーに感じてしまう。
笑いもいまいち。
「スウィング・ガールズ」の方言にはかなわない。
キャラは個性を出そうとがんばりすぎな気がした。
もっと皆普通で、でも皆ちょっとおかしなところがあったりして、
そういう方が面白かったんじゃないかな。
女の子の描かれ方が時々ひっかかるのは私だけ?
あまり気持ちのよくないセクシャルなシーンが気になった。
マコ役のキナ子さんはよくこの役を演じたなあと思っていたら、
歳を見てびっくり。
Pちゃんと10歳も違うなんて。
そうだよね、現役世代であの役はね。。。
青春の痛みじゃなくて、単に”女”として痛いのはつらい。
関めぐみを売り出したかったのか。
サービス・シーン多かったしねえ。
やけに艶っぽいしねえ。
青春期のコンプレックスをつつくようだったな。
あーあ、けなしてばかりになっちゃった。
でも、俳句甲子園というのは生かしきれてないにしても
面白い設定だった。
「俳句はポップなんだから!」
そうだよ、そうだよ。
「楽しくなくっちゃ意味がない。」
そうだよねえ。
と思うところもあり。
誰があの俳句考えたのかしらね。
それが気になった。
最後のハルコの俳句

南風 わたしはわたしらしく 跳ぶ

これは素敵だと思いました。
俳句甲子園気になるなー。
http://www.haikukoushien.com/

Romance of their own

2005-03-25 12:29:15 | cinema
「オオカミの誘惑」
[監][脚]キム・テギュン 
[原]クィヨニ 
[総]チェ・ワン 
[製]チャ・スンジェほか 
[歌]イ・スフン 
[出]チョ・ハンソン カン・ドンウォン イ・チョンア チョン・タヘ 
[制作データ] 2004韓/シネカノン
[上映時間] 115分

とうとうこの日が来た。
もう何ヶ月も前からの待望の映画。
なぜかといえば、カン・ドンウォン!
観たかったのさ。
好きなのさ。
そして案の定ときめきに磨きがかかったさ。
映画としてはまさに少女マンガの世界で、
ありえない!ありえないよ!
というツッコミ満載。
高校生が普通に酒を飲むなよ!
無免許で車乗るなよ!花形満か!
バイクはメットかぶれ!
(よく死ななかったよ。全く。)
一度もきちんと好きだって言わずに済ませるな!
とか、まあ
原作がネット小説だから、そういうノリなのでしょう。
つっこみどころの大半は主人公のハンギョンにだけどね。
日本だったら石原さとみが演じそう。
マンガっぽくて面白くもあり、映像もスタイリッシュで、
アクション・シーンの撮り方は面白かったな。
飛び蹴りと回し蹴りと三角跳びと足技多いのはなぜだろう。
あ、サッカー得意だから?
アイドル映画として大成功ね、ほんと。
いかにドンウォンが(あとハンソンも)素敵かという映画。
バイク乗ったりー、海で佇んでたりー、子猫を抱いちゃったりなんかしちゃったりして!
うわーかーわいい。
年上キラーっぽい。
あの瞳はやばいね。
というわけで、彼のフォトをあげてみました。
眼鏡姿も素敵。→眼鏡に弱い。

ishさん、昨日は楽しかったですね。
帰りに「Ginza」4月号買って帰りました。
ラコステの特集にドンウォンが出てます。
加瀬亮も出てるので思わず。

arakimentary

2005-03-18 16:44:52 | cinema
「アラキメンタリ」
[監][撮]トラビス・クローゼ 
[総]レギス・トリガノ 
[音]DJ KRUSH 
[出]荒木経惟  森山大道  北野武  ビョーク 神蔵美子 小真理 シノ 
[制作データ] 2004米/エレファント・ピクチャー
[上映時間] 75分

面白いドキュメンタリー映画だった。
アラーキーの魅力満載。
エロス満載。
ここまで映していいのかってくらい映されてるんだけど、
明るいエロっていいなと思う。
性に対する後ろめたさとか羞恥とか排他的なものが一切なくて、清々しいというか。
彼の女性への愛が心地よかった。
こんな風に撮っているんだ。
私も撮ってもらいたいなあ。

Un long dimanche de fiancailles

2005-03-18 16:43:44 | cinema
「ロング・エンゲージメント」
監][案]ジャン=ピエール・ジュネ 
[原]セバスチャン・ジャプリゾ 
[出]オドレイ・トトゥ ギャスパー・ウリエル マリオン・コティヤール 
  ドミニク・ピノン 
[制作データ] 2004仏/ワーナー
[上映時間] 133分・R-15

「アメリ」コンビ再び。
ってことで一気に全国公開。
フランス映画が全国区なのは何か嬉しい。
ライズの歴代でもビッグ・ヒットだったものね。
しかし、「アメリ2」扱いはどうにかならないものか。
ロシアではまじで「アメリ2」というタイトルで公開するらしい。
ストーリーは別物なのに~。
さすがロシア。
"アメリ"はキャラクターなのねえ。
一生Audreyはアメリちゃんと呼ばれちゃうのかしらね。
確かにキャラ的にはアメリに近いかなと思うけど。
したたかでたくましい女の子は好き。
「奇跡がおこることもあるのよ。」
っていうセリフいいなあ。微笑みとともに。
女の子の可愛らしさだけじゃなくて、頑固さや強さがいい感じ。
なんでしょう、アメリがメルヒェンなら、こちらはもっとリアル。
可愛いだけの女の子の話ではないのだ。
確かにカラーはアメリ色だけど、アメリのイメージそのままを求めないで。
戦争のシーンは本当にリアルで、今まで観た戦争映画の中で一番身近で、
等身大の恐怖を感じた。
沢山の人が死んでいくのを観て嫌悪感と共に感じる恐怖も勿論あるけれど、
ほとんど運でしか生き残れないような戦場に身をさらすという恐怖。
こんな風に死にたくない!っていう恐怖。
雨の冷たさや土や火薬の匂いまで感じられそうだった。
いつ木端微塵になってしまうかわからない状況。
ミステリーのように戦場での出来事が解き明かされていく。
その過程が面白くも悲しい。
人物が入れ代わり立ち代わり話が進んでいくので、
「私、外人の顔覚えられないのよねえ」という方にはお薦めできない。
そうでなくても戦争ものって同じような格好で泥だらけで区別つきにくいもんね。
最初に紹介される人物たちにわざわざ名前が表示されているのは重要だから。
というのに気づくのが遅かった私もちょっと混乱してしまったので。
ラストは物足りないという意見も多くあって、私もそう思うところもあるけど、
おばさんが泣くシーンがすごく好きだった。
「なんでおまえが泣くんだ?」
「違うのよ。ごめんなさいね、あなたの想いを信じてあげられなくて。。。」
おじさんもおばさんも本当いい人なんだよね。
料理も美味しそうだったな。
「よく食べる男性は好きよ。」
私も。

DAMONLOVER

2005-03-16 15:55:13 | cinema
「DAMONLOVER」
[監][脚]オリビエ・アサイヤス 
[音]ソニック・ユース 
[出]コニー・ニールセン クロエ・セビニー シャルル・ベルリング ジーナ・ガーション 
  大森南朋  山崎直子 
[制作データ] 2002仏/東北新社
[上映時間] 120分・R-18

「Clean」の前夜祭かな。
相変わらずの映像美ですね。
ConnieもChloeも素敵過ぎる。
ストーリーはともかく、チラシの二人が格好よすぎて足を運んだ。
音楽はソニック・ユースだし!
ともかくってのはひどいか。
企業サスペンスの要素としては面白いんだけどさ、アニメーションのそれもアダルトの世界、
やっぱり日本かー。
それ自体には文句はないけど、結果的に諸悪の根源みたいな感じがしてね、それがちょっと。
大森南朋のオープニング・クレジットがないなあと思ったら、成る程の出演。
もっと話に絡んでほしかった。
ミステリーとして話が二転三転するって、全員スパイか!
どんな会社だ!
「実は...」って言葉、聞き飽きた。
想像もつかない結末。あーねー。
支配はするかされるかだけなの?
それ以外の選択肢はないの?
私の理解力が足りないのか、はたまた単に収拾ついてないだけなのか。。。
なんかよくわかんなかった。
ああ、いやだ。
スタイリッシュだけどよくわかんない映画が自分の中で増えていくのって。
不良債権みたいなんだもん。

new wall paper

2005-03-11 13:40:32 | cinema
久々に壁紙を変えてみた。
もうすぐ公開の「サマリア」の2人、ヨジンとチェヨン。
隣りの席のMatさんに「わ~ピチピチしてるね~」と言われてしまった。
ピチピチって。
私はエロオヤジか。
ストーリーが援交したりすごい内容だからこそ、
何というか2人のかけがえのない美しい時って感じで好きなんです。
早く観たいね。

公式サイト
http://www.samaria.jp/

Beautiful days

2005-03-09 17:03:19 | cinema
「ビューティフル・デイズ」
[監]ルディ・スジャルウォ 
[案][プ]ミラ・レスマナ リリ・リザ 
[出]ディアン・サストロワルドヨ ニコラス・サプトラ ラディア・シェリル ティティ・カマル 
[制作データ] 2002インドネシア/エデン
[上映時間] 112分

東京国際映画祭で見逃した作品の一つ。
インドネシア映画初めてかもしれない。
初恋、女の子の友情、青春というキーワードに弱い。
もうわっかりやすい青臭い話なんだけど、こういう映画大好き!!
同じガーリー映画を愛するAsaさんにお薦めしたいなあ。
奇しくも「ヤァヤァ・シスターズ」と同じ恵比寿での上映だしね。
「Dearフレンズ」や「キルトに綴る愛」が好きな人も。
ああ、でもそれらは皆「古きよき時代」としての青春か。
この映画はもっと今が輝いてる青春!って感じ。
彼女たちを見て、可愛いなあって思う自分にちょっと距離を感じたり、
でも、共感できたり、オンナノコの気持ち満載。
オンナノコ心を大変くすぐられました。
それとやっぱりインドネシアについて知らないことだらけだから、
そういう面でも面白い。
うーん、この映画の舞台になっている学校はかなりなお金持ち学校だと思うんだけど、
どうなんだろう。
学校にタクシーで来たり、マイカーで来たり、家にメイドがいるんだよ。
生活自体もかなりアメリカナイズされてる。
どこも同じなのかしらね。
もっと庶民的な映画も観てみたい!