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forbidden zone

2005-05-13 12:17:39 | cinema
「フォービドゥン・ゾーン」
[監][製][脚]リチャード・エルフマン 
[総]ジーン・カニンガム 
[製][出]マリー=パスカル・エルフマン 
[音][出]ダニー・エルフマン 
[出]エルベ・ビルシェーズ スーザン・ティレル 
[制作データ] 1980米/バイオタイド
[上映時間] 73分

久々にこういう映画が観たくなったのだ。
サイトでさ、加瀬亮がコメントしてたりするとダメなのさ。
シュール・リアルでpopn'!
欲望に忠実に生きたい。
心にわだかまってたものが錬金術で
石油から泥くらいには変化したかも。
自然に還ってくれないか。

音楽、サイコー。
音源あったら欲しいな。
家からレイト・ショーの冷めない距離ってのはいいなと思う5月の夜。

whisky

2005-05-10 16:58:34 | cinema
「ウィスキー」
[監][脚]フアン・パブロ・レベージャ パブロ・ストール 
[脚][美]ゴンサロ・デルガド・ガリアーナ 
[出]アンドレス・パソス ミレージャ・パスクアル ホルヘ・ボラーニ 
[制作データ] 2004ウルグアイ.アルゼンチン.独.スペイン/ビターズ・エンド
[上映時間] 94分

ウルグアイの町。ハコボは、父親から譲り受けた小さな靴下工場を細々と経営している。
毎朝決まった時間に工場に行き、シャッターを開ける。
その工場では、控えめだが忠実な中年女性マルタが彼の片腕として働いている。
ハコボの一日の大半は、彼女にこまごまとした用事を言いつけることで過ぎてゆく。
二人は長年仕事をしていても、必要な会話を交わす以上の関係になることはなかった。
1年前に亡くなった母親の墓石の建立式に、ハコボの弟エルマンが来ることになる。
ブラジルで同じく靴下工場を経営しているエルマンと、ハコボは長い間疎遠になっていた。
ハコボは弟が滞在する間、マルタに夫婦の振りをして欲しいと頼むと、
意外にも彼女はすんなりとハコボの申し出を受け入れる。
そして偽装夫婦の準備を始める二人。結婚指輪をはめ、一緒に写真を撮りに行く。
カメラの前に立ち、二人はぎこちなく笑う。 
「ウィスキー」
そしてエルマンがウルグアイにやってきた。
ハコボ、マルタ、エルマン嘘でつながった彼らはどんな物語を繰り広げていくのか・・・。

何も知らずにこの映画を観て、
どこの国の映画か、すぐにわかる人はいないと思う。
色調や静けさのせいかな。
フィンランドっぽいね。
って言ってたら、
thanks to Kaurimaskiってあったって。
南米っぽい熱気は全然感じなかった。
静謐で、穏やかな間で満たされていて。
めまぐるしいだけがストーリーではないのだと
改めて思う。
心地よくねむたくなってしまうのが難点だけど。
間の持たない感じやぎこちない人間関係も
妙な共感と気恥ずかしさを感じてしまう。
年をとったら人間関係はもっとスムーズになって、
いろんなことが簡単になるのかと思ってた。
いくつになっても変わらないのかなあ。
変わらなくてもいいのかなあ。
昨日、ピンクのスカートとピンクの靴を可愛く
着こなしていたマダムを見て、そう思った。

マルタが部屋を模様替えしちゃうところが好き。

la dolce vita

2005-05-10 16:56:43 | cinema
「甘い人生」
[監][脚]キム・ジウン 
[製]オ・ジョンワン イ・ユジン 
[出]イ・ビョンホン シン・ミナ  キム・ヨンチョル ファン・ジョンミン 
  チン・グ エリック 
[制作データ] 2005韓/ヘラルド
[上映時間] 120分・R-15

裏社会のボス、カンが経営するホテルの総支配人ソヌ。
カンの愛人ヒスの素行調査を命じられた彼は、彼女の浮気現場へ。
だがそれをカンに報告せず、ヒスの命を助けたことから破滅の道をたどることに。

話だけだとヤクザ映画みたい。
でも、どうなんだろう。
色眼鏡抜きでもこの役どころは難しいし、彼は成功してると思う。
代表作になるという自信もうなづける。
怖かったけど。
ザ・ヴァイオレンスだったけど。
またしても足技多し。
回し蹴りはやあい。
でもかわいい。
彼自身もなんで?と思うほど、色恋沙汰はないのがあれと思うけど。
オッパだったのに、アジョシだもんね。
最後まで素敵なスーツ姿が観れたのもファンには嬉しい。
しかし、ほんとスーツ似合うな。
シンファのエリックはフォーティンブラスみたいな役でしたね。
出番がほとんどないとことかラストでオイシイとことか。
こちらも無声の演技が買われてとのこと。
いい。
歌もいいけど、演技もっと観てみたい。

shout of Asia

2005-05-10 16:55:27 | cinema
「シャウト・オブ・アジア」
[監]玄真行 
[プ]中村芙美子ほか 
[撮]大高明毅 照屋勉 
[出]カン・サネ 忌野清志郎  Marie ジョーイ・アヤラ 
  グレース・ノノ  ユン・ドヒョン・バンド 
[制作データ] 2005韓.日/東京ビデオセンター
[上映時間] 127分
アジアってなんだろう! 歌ってなんだろう!
そんな思いで韓国のトップ・シンガーソングライター、カン・サネが、韓国・日本・フィリピン・インドネシア・中国で活躍するミュージシャンを訪ねて旅に出た。
アジアの人々は、民族の統一、内戦、テロ、そして大国の支配などの問題とともに生きている。
この映画に出演する彼らは、異なる人生のドラマの中で、各々の国の運命と向かい合い、今を生きる者の希望を“うた”に託す。
国境を越えたロック・スピリッツで語りあう彼らのうたが、観るものの心に響いてくる。
『アジアのロックシンガーたちの“うた”を通じて世界にアジア発のメッセージを届けたい』
そんな想いからこの映画は作られた。

とのことですが、

映画のためのオリジナルの作品ではなくて、
2003年に日韓共同制作され、日本ではBSフジで放送された「アジアの歌」というドキュメンタリー・シリーズで、
55分×6本構成だった「アジアの歌」を再編集し、2時間7分にまとめた映画だそうです。

そっか。
映画にしては変わった作りだと思っていたら。
いや、でも面白かった。
とりとめなくて、あやふやなところもあるけど、
そんな漂流っぽさも旅らしい。
私も一緒に旅した気分になった。
それよりも、音楽の持つ力や音楽に込めた想いの強さに驚く。
音楽ってこういうものだよなあ。

chichibu farmer riot

2005-04-28 14:48:45 | cinema
先週実家に帰ったのは、
「草の乱」を観るため。
この映画は秩父事件を後世に伝えようという趣旨で作られている。
なので、一般の映画のように知られてはいない。
私が観たのも市民文化会館での上映。
予算もそのほとんどが市民出資で、本当に強い想いで作られた映画だと感じた。
かといって、予算不足で安っぽい映画かというとそんなところは微塵もなく、
キャストも作りも実にしっかりとできている。
秩父事件についてどれだけ皆知っているだろうか。
秩父出身の私の母親でさえ、よくわかっていなかったと言っていた。
教科書に出てくる記述はほんの2,3行程で、
自由民権運動にのっかった農民一揆くらいの認識があればいい方だ。
観たら、きっと、私たちに足りないものが見えてくると思う。
国の見方も変わってくるんじゃないかな。
秩父事件を知るためだけでなく、
今の私達にとって必要な映画。
特に若い人は是非。

なんて、ちょっと真面目な感じで。
実際は映画を見慣れてないお年よりが多くて、
観ながらおしゃべりするのだもの。
そのくせ寝るのだもの。
あーもー。

あと方言について、
緒方直人だけ「~がんす」って言うのが気になった。
いつもじゃないんだけど、吉田町ってそうなの?
秩父弁って上州弁とは違うんだけど、皆どっちかというと上州言葉でしたね。
そこはいいんかさ?

http://www.kusanoran.com/top.html

please teach me English

2005-04-21 13:38:09 | cinema
「英語完全征服」
[監]キム・ソンス 
[総]チョ・ミンファン 
[撮]キム・ヒョング 
[音]チョ・ソンウ 
[出]チャン・ヒョク  イ・ナヨン アンジェラ・ケリー 
  ナ・ムニ キム・イムン 
[制作データ] 2003韓/アートポート
[上映時間] 113分

ishさん、観に行ってきましたよ。
予想通り、終始笑いの絶えないカワイイラブコメでした。
何でもないシーンでもずーーーーっと笑い続けているおじさん、いました。
ははははーはははーははははははー。
ツボはどこだ?
韓国っぽい強引さとアメコミっぽい笑いの融合というか。
ストーリーはいかにもいかにもですが、
要所を押さえてきちんと作られてます。
言語の壁はどこも一緒なんですね。
japanese englishとの違いも面白いです。
日本人の発音もヘンなのーって思われてるんだろうなあ。
エンディングにちょっと意外なラストもあって、
楽しい映画。
かわいいブタも観れますよ。
ただ、あんなにいきなり英語うまくならないでしょ。
こちとら苦労してんだー。


それとね。
平凡って「normal」でいいの?
she is normal.っていうと
彼女はまともだっていうイメージなんだけど。

eros

2005-04-18 12:02:55 | cinema
「Bad education」
[監][脚]ペドロ・アルモドバル 
[出]ガエル・ガルシア・ベルナル フェレ・マルチネス 
  ハビエル・カマラ レオノール・ワトリング 
[制作データ] 2004スペイン/ギャガ
[上映時間] 105分・R-15

Gaelなんだけど、アルモドバルなんだけど、
ボーイズ・ラブ映画みたい。
視点がはじめからホモセクシャルなもので、
ヘテロの視点から観るとその世界観に圧倒される。
オープニングの映像が恐ろしく格好よくて、
映像も見せ方も素晴らしいし、
面白かったけど...
ホモの妄想映画の感は否めない。
Gaelをそういう対象として映されていると、
こちらはどうしていいのかわからなくなる。
色んなGaelが観れて楽しかったけど、
一番喜んでいるのは監督だろうな。
見せる為じゃなくて作りたくて作った感じ。

「愛の神、エロス」
[監][製][脚]ウォン・カーウァイ 
[監][脚][撮]スティーブン・ソダーバーグ 
[監][脚]ミケランジェロ・アントニオーニ 
[出]コン・リー  チャン・チェン  ロバート・ダウニー・ジュニア 
[制作データ] 2004仏.伊.ルクセンブルグ.米.中/東芝エンタテインメント
[上映時間] 104分・R-15

それを言ったら「愛の神、エロス」もそうね。
観せることを忘れてないか。
巨匠である前に男。

ついでにエロス・ネタをもう一丁。
小野塚カホリの「美少年」を読んでびっくり。
団鬼六原作じゃん。
タイトル同じだと思ったら。
それもすごい出来。
誰にでもできることじゃない。
小野塚さんにもっと文学をマンガ化してほしい。
エロいやつね。
あ、描写がすごいので中身見ないで迂闊に買うと大変ですよ。
立ち読みも憚られます。

"crazy fruits" is roman porno?

2005-04-17 23:32:52 | cinema
一度観てみたいとは思うのだけれど。
ロマン・ポルノの定義とは何でしょう?

<日活ロマンポルノ・アラベスク2005 甦る裸身 萌えるエロス>
■4月16日(土)~5月27日(金)
場所:銀座シネパトス
時間:各日21:00開映
料金:1200円均一
上映作品:
「狂った果実」('81)
「さすらいの恋人 眩暈」('78)
「セックスハンター 性狩人」('80)
「人妻集団暴行致死事件」('78)
「嗚呼!おんなたち 猥歌」('81)
「悪魔の部屋」('82)
「壇の浦夜枕合戦記」('77)
「花と蛇 白衣縄奴隷」('86)
「暴行切り裂きジャック」('76)
「宇能鴻一郎の 濡れて打つ」('84)
「性的犯罪」('83)
「ルージュ」('84)

mishima continue...

2005-04-11 12:05:50 | cinema
由紀夫ちゃん関連映画。
古い映画観たい。

製作
1966.04.12 憂国
監督
1966.04.12 憂国
脚本
1966.04.12 憂国
原作
1951.08.29 純白の夜  松竹大船
1953.01.14 夏子の冒険  松竹大船
1953.12.08 にっぽん製  大映東京
1954.10.20 潮騒  東宝
1957.05.28 永すぎた春  大映東京
1957.10.29 美徳のよろめき  日活
1958.08.19 炎上  大映京都
1959.01.09 不道徳教育講座  日活
1959.02.24 燈台  東宝
1961.02.15 お嬢さん  大映東京
1962.03.14 黒蜥蝪  大映東京  ... 劇化
1964.03.14 剣  大映京都
1964.04.29 潮騒  日活
1964.05.23 獣の戯れ  大映東京
1965.02.14 肉体の学校  東宝
1966.04.12 憂国
1966.06.22 複雑な彼  大映東京
1967.02.18 愛の渇き  日活
1968.08.14 黒蜥蝪  松竹大船  ... 劇曲
1971.09.24 潮騒  東宝
1972.11.11 音楽  行動社=ATG
1975.04.26 潮騒  東宝=ホリ企画制作
1976.07.17 金閣寺  たかばやしよういちプロ=映像京都=ATG
1976.08.28 午後の曳航 The Sailor Who Fell From Grace With The Sce  マーティン・ポール=ルイス・ジョン・カル...
1980.11.15 幸福号出帆  悶文グループ=三宝プロ
1985.10.10 潮騒  ホリ企画
1986.09.20 鹿鳴館  MARUGEN-FILM
音楽
1960.03.23 からっ風野郎  大映東京  ... 作詞、唄
1962.03.14 黒蜥蝪  大映東京  ... 作詞
美術
1966.04.12 憂国
出演
1951.08.29 純白の夜  松竹大船  ... 特別出演
1959.01.09 不道徳教育講座  日活  ... 特別出演
1960.03.23 からっ風野郎  大映東京  ... 朝比奈武夫
1966.04.12 憂国  ... 武山信二中尉
1968.08.14 黒蜥蝪  松竹大船  ... 日本青年の生人形
1969.08.09 人斬り  フジテレビ=勝プロ  ... 田中新兵衛

yajikita

2005-04-06 11:46:37 | cinema
「真夜中の弥次さん喜多さん」
[監][脚]宮藤官九郎 
[原][出]しりあがり寿 
[音][出]ZAZEN BOYS 
[歌][出]長瀬智也  中村七之助 
[出]小池栄子  阿部サダヲ  板尾創路 山口智充 中村勘九郎  竹内力 
[制作データ] 2005アスミック・エース
[上映時間] 124分

わーい、クドカン。
私はもうそれだけで観にいきますよー。
そして、面白かったですよー。
好きなモノ全部ぶつけたみたいなね。
ああ、楽しかった。
私もまたお伊勢参りに行きたくなった。

最近の日本映画はマンガチックでちょっとねえ、
と知り合いに言われてしまったのだけれど、
それって勿体ないなあ。
リアルはシリアスの中だけにあるんじゃないって。
この面白さがわからないなんてね。
ああ、でもホント漫画読んだ後みたい。
そう考えると若いクリエイター世代のバックグラウンドにはマンガが当たり前のように介在するのね。
今それが色々なところに現れているのを否定するのって、
マンガはまだまだサブカルなのかな。
日本の漫画は世界に誇れる文化なのにな。
「マンガマスター」を是非読んでみてほしい。
見る目が変わるかも。

しかし、本当すごいキャスト!
誰が出てるかチェックするだけでも面白い。
たわぁ麗溝堂かあ。
ひげのおいらんも欲しいかも。